圓光寺 事前予約で紅葉特別拝観
圓光寺の紅葉は魅力的で、シーズンにはたくさんの観光客が訪れる。

私も何度も行ったことがあるけど、開門前に長い列でした。
圓光寺では紅葉シーズンの混雑緩和のために事前予約制の拝観を実施しています。
圓光寺Webで事前に予約をしないと拝観することはできません。
※当日に空き枠があれば拝観可能



面倒くさいけど、嫌気がさすような混雑は避けられるということ。
| 日時 | 2025年11月10日~12月10日 |
| 時間 | 8:00 ~ 17:00 |
| 拝観料 | 大人 1,500円、高中小学生 800円 |
| 電話 | 075-781-8025 事前予約は圓光寺Webへ |


圓光寺 紅葉 見どころ
本堂の中から十牛之庭を見る


本当に絵になる風景。 ご本尊の隣の部屋から十牛之庭(YouTube)を見渡せます。
まるで美しい屏風を眺めているよう。
十牛之庭


十牛之庭の全体の眺め(YouTube)
圓光寺の境内の中心にある十牛之庭。 周りを歩きながら紅葉や敷き紅葉を楽しむことができます。
苔の上に黄色や赤の落葉が積もり美しい敷き紅葉。
✓さらに詳しく圓光寺の紅葉見どころ


瑞巌山 圓光寺について
徳川家康が京都 伏見に作った学問所が始まりの禅寺。
僧俗問わず入学を許し、文化サロンの役割もあったそう。普通のお寺とは少し違っていたようです。
一時、圓光寺は相国寺山内に移り、さらに寛文七年(1677)に現在の一乗寺小谷町に移転。
本尊は千手観音像(伝 運慶作)。日本最古の木製活字五万四千個(重要文化財) 、竹林図屏風六曲(円山応挙作 重要文化財)などを所蔵。
圓光寺 その他の見どころ
円山応挙も圓光寺に通った1人。
応挙は、江戸時代中期~後期の絵師で、写生を重視した画風が特色。伊藤若冲と共にこの時代を代表する絵師。他の絵師や様々な文化人と交流することが出来たようです。
雨竹風竹図屏風 (円山応挙作 重要文化財)
瑞雲閣 (講堂の中)に展示されています。
左隻(左の屏風)は、墨の濃淡と竹の姿だけで、竹の葉が様々な方向へ描かれており、あたかも竹林に風が吹いているかのように表現。
右隻(右の屏風)の雨竹図も絵に雨が描かれてはないけど、墨の濃淡で、さも雨が降って先が霞んでいるように表現。そして、竹の葉が雨粒の重さで下へ垂れているように描かれているので、見るものに竹が雨に濡れているように感じさせます。
応挙竹林


「雨竹風竹図屏風」に描かれた竹林が今も圓光寺に残っています。
奔龍庭


龍が雲間から顔を出しているように見えます。
紅葉の見所ではないけど、料金所からの石段を登り、境内への入口前にある見事な庭が、「奔龍庭(YouTube)」。
白砂を雲海に見立て、龍が自由に大空を飛び回る姿を現しています。


圓光寺 アクセス
・叡山電鉄「一乗寺駅」下車、徒歩約13分
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
京阪+叡山電鉄
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬 行]か[八瀬比叡山口 行]に乗車で「一乗寺駅」下車、徒歩約13分
JR+京阪+叡山電鉄
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬 行]か[八瀬比叡山口 行]に乗車で「一乗寺駅」下車、徒歩約13分
阪急+京阪+叡山電鉄
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒終点の「京都河原町駅」下車後、1A・1B出入口から徒歩約2分の京阪へ
⇒京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬 行]か[八瀬比叡山口 行]に乗車で「一乗寺駅」下車、徒歩約13分
四条河原町 (京阪「祇園四条駅」) から
京阪 + 叡山電鉄
京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬 行]か[八瀬比叡山口 行]に乗車で「一乗寺駅」下車、徒歩約13分
JR京都駅から
JR+京阪+叡山電鉄
「JR京都駅」で、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬 行]か[八瀬比叡山口 行]に乗車で「一乗寺駅」下車、徒歩約13分


圓光寺 近くの観光スポット
近くの観光スポット
詩仙堂
圓光寺から徒歩約2分にあるのが「詩仙堂」。
江戸時代の文人 石川丈山 (いしかわじょうざん) が、59~90歳まで隠栖するために建てた山荘跡。中国に強い憧れを抱いていた石川丈山は中国の山水を表現した庭園を造りました。日本の庭とは違う「唐様庭園」が楽しめます。
一乗寺下り松 (さがりまつ)


圓光寺から徒歩約4分にあるのが「一乗寺下り松」。
平安時代からこの辺りは、近江(現在の滋賀県)から比叡山を経て京の都へ通じる交通の要衝で、この松は古くから旅人の目印となっていました。植え継がれて、現在の松で四代目なんだそう。
江戸時代の初め、宮本武蔵が吉岡一門の数十人と決闘した伝説が有名。
狸谷山不動院
圓光寺から徒歩約12分にあるのが「狸谷山不動院」。
狸谷山不動院の入山口で迎えてくれるのは参拝者が奉納していった「狸の置物」。狸谷山不動院は険しい谷の斜面を切り開いて造られました。狸谷山不動院の境内には宮本武蔵が修行したと伝わる「武蔵之滝」もあり。





コメント