「 インバウンド 好調な京都の宿泊 」
巷では、 バブル期を超えて、 戦後3番目の回復を続けている、 といわれています。 京都の旅館 ・ ホテルも、 バブル超えとは言いませんが、 景気は良い方です。
特にインバウンド( 外国からの宿泊客 )が堅調 。 2, 3年前に比べると減ってきましたが、 まだまだ、 良い状況に置かれています。
これに目を付けたのが、 京都市。 インバウンド客の増加を当て込んで、京都市 宿泊税 の導入を決めました。
実際、 京都の旅館 ・ ホテルはドンドン建設されつつあります。 今は、 まとまった敷地があれば、 ホテルか旅館になる、 という感じ。 私の住んでいる辺りでも、 ホテルが何件も建設中ですし、 建設予定地も多々あります。
おそらく、 東京オリンピックまではこの流れが続く可能性大。
ところで、インバウンドで潤う京都の宿泊施設は、 どのように集客?
今は、ネットが主流。
京都の旅館 ・ ホテルとの取引がありますので、 今回は、京都の宿泊施設の集客についてお話しします。
1995以前は、 JTBなどの旅行会社がメインでした。 1995年辺りからインターネットが普及し始めて、 2000年以降は、 ネット販売が主流になっています。
京都の旅館 ・ ホテルは、 願ったりかなったりでした。
というのも、 旅行会社から送客してもらうと、 だいたい15%の送客手数料を払う必要があったから。
大人2人で3万円だと4,500円が送客手数料。 それが、 ネット予約サイト経由だと6~8%で済むんです。 同条件で、 1,800 ~ 2,400円。 年間で考えると、 数百万 ~ 数千万円が削減可能。 かなり大きな違いになってきます。
インバウンドは、 ” 2つ ” ありがたい。
京都の旅館・ホテルはインバウンドが好調と書きましたが、 海外の予約サイトの手数料は、 だいたい 12 ~ 15% 位。
「 えー、 じゃあ旅行会社と同じやん。 」ってことですが、 旅行会社と違うことがあります。
それは ・ ・ ・ ・ 、
平日に泊まってくれるということ、
そして、連泊をしてくれるということ。
この2つは、 京都の旅館 ・ ホテルにとって、 かなり、 ありがたいことなんです。
日本人の予約は、 今も昔も休日前に集中します。 ネット予約サイト、 旅行会社、 その他も同様。 どんなに流行っている京都の旅館・ホテルでも平日も満室にすることは難しいのが現実。
そして、日本を旅行する外国人にとっても、 平日に連泊する方がお得なんです。
通常、 京都の旅館 ・ ホテルは休前日の料金を値上げしています。 逆に、 宿泊客の少ない平日は安くしています。 宿泊施設によっては、 連泊割引をしている施設もあります。 平日に連泊をした方がお得なんです。 旅行中の外国人に休前日とか関係ないですから。
その平日に泊まってくれて、 なおかつ連泊してくれるインバウンドは、京都 旅館 ホテルにとって、” 2つ ” ありがたいんです。
次なる問題は・・・・、
ただし、インバウンドでお客さんが泊れば泊るほど、 「12~15%の手数料は痛いなあ」 ってことになります。 現在の京都 旅館 ホテルはそんな悩みを持っています。
ホームページの予約がお得 !?
インバウンドを含めたネット予約に支払う送客手数料の問題を解決するのが、ホームページでの予約。
一歩先んじている京都の旅館・ホテルはホームページ( 以下、HP )での予約を増やすことに、これまで以上に注力しています。
HPで旅館 ・ ホテルの予約をされたことがある方はわかると思いますが、 HPで予約ボタンをクリックすると、 予約フォーム( 予約システム )へ行きます。 その予約フォームは京都の旅館 ・ ホテルが作っているわけではありません。( ※大手チェーンホテルでは、自前で持っている施設もあり )
HP自体は京都の旅館 ・ ホテルが作っていますが、 24時間対応の自動予約フォームは制作するのに何百万円もかかるので、 ほとんどの京都の旅館 ・ ホテルは、 月額 1 ~ 3万円位を払って、 システム会社の提供する予約システムを使用しています。
ということは、 月額 1~3万円位 の元を取れば、 それ以後の予約獲得においては、 送客手数料を払うこともなく、 丸々自分たちの儲けになります。
これが、 HPでの予約獲得に注力している理由です。
HP予約に一層注力している京都の旅館 ・ ホテルは、消費者にHPで予約してもらうようにアピールしています。
例えば ・ ・ ・ ・ 、
ネット予約サイトより安く販売、
HP予約で、特典を付けて販売、
HP限定プランを販売、などなど。
楽天トラベルやじゃらんなどで、 ポイントを稼ぎたい & 使いたい場合は別ですが、 上記のように、 HPの予約がお得な場合があります。
なので、 旅行で宿泊施設の予約をするときは、 HPをチェックすることをオススメします。
ホームページでの予約が、一番お得に宿泊できる場合があります。
※宿泊施設単体の宿泊料金の場合。航空券や新幹線代を含む場合は考慮していません。
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