羅城門跡 今はひっそり平安京の表玄関

羅城門跡 1/ 京都 ブログ ガイド

羅城門跡

 

「 羅城門跡 」

桓武天皇によって, 奈良の平城京から長岡京を経て, 葛野 ( かどの ) の地 ( 現在の京都市 ) へ遷都されたのが延暦13年 ( 794 ) 。 以来, 千年以上の長きにわたって京都に都がおかれました。

その平安京の入口にあたる門が, 「羅城門 ( らじょうもん ) 」。 黒澤明の映画や芥川龍之介の小説の舞台にもなりました。

平安京の表玄関

羅城門跡 2/ 京都 ブログ ガイド

東寺の南大門から九条通を西へ約400M行った処にあります。

九条通の北側の歩道を行くと, 右手に鉄製の車止めの横に 「羅城門跡」 と印がついた石柱が見えてきます。

羅城門跡 3/ 京都 ブログ ガイド

小道の向こうに, 公園が見えます。

羅城門跡 4/ 京都 ブログ ガイド

小さな公園の中に, 「 羅城門遺址 」 の石柱が今はひっそりと佇んでいます。

平安京 羅城門

羅城門跡 5/ 京都 ブログ ガイド

羅城門は, 幅約50メートル, 高さ24メートル, 奥行き21メートルと推定されています。 この門を境に平安京の内外を分けました。

平安京ジオラマ / 京都 ブログガイド

上のジオラマは, 平安京創生館 ( 京都市中京区 ) に展示されています。 これを見ると 平安京 はかなり広大な都だったことが良くわかります。

羅城門を中心にして, 東に東寺、西に西寺 ( 廃寺 ) 。西寺はなくなってしまったけど, 東西両方に五重塔を従えて建つ羅城門は威厳に満ちていたでしょうね。

そして, 羅城門から北へ延びていたのが朱雀大路 ( すざくおおじ ) 。 平安京のメインストリートです。 今の千本通御池上ル辺り ( JR二条駅の北側付近 ) にあった朱雀門まで続いていました。

朱雀大路の道幅はなんと84メートル ! ! 道の両側には柳が植えられていました。 テニスコートのサイズが, 縦23.77mだから, 3面造ってもまだ余る (笑) どんだけ広いねん ! !

創建当時は威容を誇っていた羅城門も, 記録では, 弘仁七年 ( 816 ) に大風により倒壊し, その後再建されましたが, 天元三年 ( 980 ) の暴風雨で再び倒壊した後は再建されることがありませんでした。

十一世紀前半に※1 藤原道長が法成寺造営のため, 門の礎石を特ち婦った記述が「※2 小右記(しょうゆうき)」にあります。
※1 藤原 道長は, 平安時代の中期の公卿。 ※2 平安時代の公卿 藤原実資の日記。

この頃には, 門の礎石や基壇のみの姿になっていたと思われます。

付近の発掘調査では, 羅城門に関わる遺構は見つかっていませんが, 東寺の国宝 木像兜跋毘沙門天立像( もくぞうとばつびしゃもんてん )や三彩鬼瓦( 重要文化財 )は、この門にあったものと伝えられています。

蘇る羅城門

スマホで羅城門が再現/ 京都 ブログ ガイド

アプリをダウンロードすれば , スマホで羅城門が再現できるようです。

羅城門再建について

2020年10月 「 明日の京都 文化遺産プラットフォーム 」 という団体が, 羅城門の再建を目指す 「 よみがえる羅城門 」 プロジェクトの基本構想を公表しました。

新たに実行委員会を設置し, 再建する場所や建設費用 ・ 期間など具体的な事業内容を決める必要があるけど, 目標としては原寸大の木造伝統工法で再建したいとのこと。

実現までにはまだまだクリアすることがあるだろうけど, できたとしたら, さぞ壮麗な羅城門になるでしょうね。 楽しみです。

京都駅の羅城門

羅城門模型/ 京都 ブログ ガイド

羅城門の再建を目指している 「 明日の京都 文化遺産プラットフォーム 」 は, 2010年から 「 歴史的建造物の復元 」 として, 羅城門の再建を研究。 10分の1模型をJR京都駅前に展示するなどしてきました。

京都駅の烏丸口 ( 京都タワー側 ) に, 羅城門の1/10スケールの模型が設置されています。 JR京都駅中央口 ( 烏丸中央口 ) の改札を出て駅ビルの建屋を出たらすぐ右。 約80M行ったところ ( A1地下出入口辺り ) に展示されています。

羅城門跡 まとめ

今は小さな公園の中にひっそりと石柱が建っているのみ。 当時を偲ばせるものは何一つ残っていません。 ただアプリをダウンロードすれば, スマホで羅城門を見ることができます。

そして, 羅城門の再建を目指す動きもあることは喜ばしいことですね。 京都駅の南西側には 「 東寺 」 しか目立った観光スポットがないから, もしできるとすれば, 新しい観光の目玉にもなるでしょう。 まだまだ先になると思うけど再建に向けて頑張ってほしいですね。

近くの観光スポット

東寺

平安京ができた当初は, 東寺  ( 教王護国寺 ) と共に西寺も存在していました。 残念ながら西寺はなくなってしまったけど, 東寺は, 京都のシンボルのひとつ五重塔と共に歴史を紡いでいます。

羅城門跡 アクセス

・ 近鉄 「 東寺駅 」 から徒歩約10分。
改札を出て右折。 目の前の九条通 ( 東西の通 ) の北側歩道を西へ向かいます。 大宮通 ( 南北の通 ) を渡ると右手には東寺。 五重塔が出迎えてくれます。 そのまま真直ぐ東寺と壬生川通 ( 南北の通 ) を通り過ぎると, 九条御土居の交差点。 ここから約80M行くと, 右手に羅城門跡があります。

・ 京都市バス 「 羅城門 」 バス停下車すぐ。

京都府 京都市 南区 唐橋 羅城門町 54 羅城門跡

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