「 田中神社 」
日本の苗字は、10万種とも20万種ともいわれているけど正確な推定は難しいらしい。
斎藤さんの「サイ」だけでも何種類もあるし、同じ漢字の中島さんは「なかしま」と濁らない読み方と「なかじま」と濁る読み方もありますね。
その中で多い苗字の全国BEST5といえば1位 佐藤、2位 鈴木、3位 高橋、4位 田中、5位 渡辺。
今回の主役 京都市左京区にある田中神社の「田中」は全国第4位。
ただし、西日本だけでみると第1位は田中さん!!
この西日本の結果は、京都のこの地にある田中神社が関係しているのかも。
明治安田生命 2018年全国同姓調査より
田中神社 そんな歴史があったん ? !
東大路御蔭 ( みかげ ) からラーメン屋の「慈永」へ向かう途中。
なにげなく自転車で住宅街をうろうろしていると、先の方に神社らしき境内が見えたので行ってみると、そこが「田中神社」でした。
京都には歴史的なエピソードのある神社仏閣が、何気なくあるのが凄いところ。
「田中神社」もそうなんです。
というのは、田中神社を囲むこの辺りは、田中樋ノ口町とか田中里ノ内とか、田中○□町という町名がいっぱい。
実は、田中神社を囲む地域を昔から「田中」といっていて、『田中氏の祖』といわれているんです。
前述の西日本では、苗字の数の第1位は田中さんというのは、京都のこの辺りから西日本一帯へ広がっていったのかもしれませんね。
全国の田中さんは、一度はお詣りしておいては(^^)
最寄り駅 叡電「元田中駅」
前から「元田中駅」って 「変わった名前やなー。」 と思っていました。
「田中駅でええやん。なんで、”元”って付いてんねやろ?」って。
今日で、なぜかがわかった(^^)
田中神社を中心にしたこの辺りが、田中氏の祖といわれているから田中の”元”。
だから「元田中」。
田中神社について
旧山城国愛宕 (おたぎ) 郡 (現在の京都市北区・左京区・東山区の辺り) 田中村の鎮守。
田中神社の創建については明らかでありませんが、平安時代の歴史書「日本三大実録」の「貞観 (しょうがん) 五年 (863) 五月二十二日条」にある田中神 (たなかしん) とは、田中神社のことだといわれています。
田中神社の主祭神は、縁結びと厄除けの神として知られる「大国主大神 (おおくにぬしのおおかみ)」。
田中神社の本殿及び拝殿は、下鴨神社の式年遷宮の折々に譲り受けてきたものと伝えられています。
田中神社 アクセス
田中神社は御蔭通東大路東入ル北側にあります。
・叡山電鉄「元田中駅」から徒歩約3分
・市バス「飛鳥井町」バス停から徒歩約3分
詳しいアクセスを見る
電車
叡山電鉄の始発「出町柳駅」から一駅の「元田中駅」下車、徒歩約3分。
市バス「飛鳥井町」バス停 ( 緑マーク ) へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが、京都駅前バスターミナル
D2乗場:206号系統 三十三間堂・清水寺・祇園・百万遍 行き
下車飛鳥井町バス停下車、徒歩約3分で「田中神社」
四条河原町から
四条河原町バス停はA~Hの合計8か所あります。行先によって乗車する停留所は違います。
E乗場:31号系統 高野・国際会館駅・岩倉 行き
G乗場:3号系統 出町柳駅・百万遍・北白川仕伏町 行き
飛鳥井町バス停下車、徒歩約3分で「田中神社」
※ 京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表でご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
田中神社 まとめ
「田中氏の祖」といわれる田中神社だけれど、いたってひっそりと、控え目に田中の地に佇んでいます。
田中神社は、周りは住宅に囲まれ、地域の静かな憩いの場としても愛されているのを感じます。
まー、田中さんは、とりあえず田中神社へお詣りに行っとこ (^^)
所在地:京都市 左京区 御蔭通東大路東入ル 田中樋ノ口町1
電話:075-781-9274
※ 参拝時間・受付時間等は変更されることがありますので、神社にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
コメント