桜の季節が終わると、山吹の見頃がやって来ます。
桜がそうだったように山吹も例年より早い開花だったようです。
境内に咲き誇る黄色の花びら。
阪急嵐山線「 松尾大社 」駅下車、すぐに松尾大社の鳥居が見えます。
参道を歩いていると早速、向かって左側に山吹が出迎えてくれます。
そして、 楼門の左側。山吹の群落があります。
一休みできる東屋辺りから山吹の見事な景色を眺めることができます。
しばし咲き誇る山吹に見とれた後は、楼門をくぐり、本道へと向かいましょう。
小川の周りの山吹
楼門をくぐるとすぐに、 小川が流れています。
この小川に添って山吹が咲いています。
「哲学の道」のように水辺の桜も美しいですが、松尾大社の水辺の「 山吹 」も美しい情景を見せてくれます。
水、 緑の葉、そして黄色の花びらの見事なコントラストが、毎年ここへ訪れることを忘れさせません。
松尾大社について
※1大山咋神(おおやまぐいのかみ)と※2市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の二伸を祀っています。
※1 日本の神で、大きな山の所有者の神を意味し、山の地主神。
※2 日本神話に登場する女神
大宝元年( 701 )に、松尾大社の後ろにそびえる松尾山の頂上に近い大杉谷にある磐座(いわくら)に祀っていた神様を移してお祀りしたのが松尾大社の始まりとされています。同時に秦氏の氏神とされました。
参道の向こうに見えるのが松尾山。
平安京遷都後は、平安京を護る神様として、※3中世以降は、酒造りの神様として信仰を集めています。
酒造りの神様なので、たくさんの酒樽が奉納されています。
境内にある「亀の井」の水を醸造時に混ぜると酒が腐らないと伝えられています。
※3一般的に、鎌倉時代と室町時代(戦国時代まで含む)を合わせたおよそ4世紀の期間
鳥居の下の榊
参道を進み、神社前の鳥居の下に何かぶら下げられています。枯れた植物のようなんですが。
何か気になっていたので、神社の方に聞いてみると、吊るされているのは「榊」のようです。毎年12月に取り付けられ、その後の渇れ具合で、その年の作物のでき具合を占うそうです。
ただ、榊がどのように枯れたら、豊作か、凶作かというのは現在は判断できないとのことです。昔からの風習として行われています。
所在地 : 京都府 都市 西京区 嵐山宮町 3
電話 : 075 - 871 - 5016
阪急電車「松尾大社」駅下車徒歩約3分
市バス「松尾大社前」バス停下車徒歩約2分
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