実相院へ行くときは、
自転車で行っています。
京都市中心部から
ぼちぼち自転車をこいで
1時間くらいです。
実相院の紅葉を見て
満足した後は、白川通か一乗寺で
ラーメンを食べて帰るのが
楽しみの一つです(笑)
いつも通り、自転車で
実相院の前の道を
東へ向かって、岩倉川沿いを
南に下って行こうと思ったんですが、
なんか、ふと、一本南の通りから
行ってみようと思いました。
実相院とセットで観光のすすめ
![岩倉具視幽棲旧宅1 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura1.jpg)
すると、
「岩倉具視幽棲旧宅」という
石碑の建った門を見つけました。
そして、写真でわかるように、
白壁の中から外にせり出している
カエデの紅葉がとても綺麗だったので、
「これは、入ってみなアカン」
ということになりました(笑)
![岩倉具視幽棲旧宅2 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura2.jpg)
入ってすぐに、
見事なカエデが迎えてくれます。
それでは、
岩倉具視が住んでいた住居へ
行ってみましょう。
主屋
![岩倉具視幽棲旧宅3 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura3.jpg)
元治元年(1864)に、
大工藤吉の家を購入して、
主屋を増築したのがこの旧宅です。
昭和三年(1928)10月の
建物の修復の際、七代目小川治兵衛が
かかわっていたことが明らかになりました。
![岩倉具視幽棲旧宅4 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura4.jpg)
岩倉具視は、幕末に、
※公武合体を進めていましたが、
幕府を倒そうとする勢力によって
失脚させられてしまいました。
※朝廷と幕府が協力していくという考えで、尊皇攘夷とは相反する。
そのため、
文久二年(1862)九月から
慶応三年(1867)までの五年間、
岩倉具視は、ここで幽棲していました。
後に、維新後に活躍し、
明治新政府の右大臣になりました。
ちなみに、
今は五百円玉が一般的ですが、
昔は五百円札があり、
岩倉具視が印刷されていました。
![岩倉具視幽棲旧宅5 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura5.jpg)
メインの庭に面した部屋です。
6畳の部屋が2つあります。
![岩倉具視幽棲旧宅6 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura6.jpg)
ゆったり部屋に座って、
庭を楽しむことができました。
![岩倉具視幽棲旧宅7 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura8.jpg)
庭を挟んで、向こう側にも
2部屋あります。
![岩倉具視幽棲旧宅8 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura7.jpg)
左側が、
紅葉の庭に面している部屋です。
右側にも2部屋ありますが、
入室することはできません。
この主屋には全部で4室あります。
![岩倉具視幽棲旧宅9 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura9.jpg)
炊事場も展示されています。
![岩倉具視幽棲旧宅14 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura14.jpg)
岩倉具視が幽棲している間、
この場所に、
坂本竜馬や中岡慎太郎、大久保利通らが
訪ねてきて、相談を重ねていたそうです。
岩倉具視遺髪碑
![岩倉具視幽棲旧宅10 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura10.jpg)
対岳文庫
![岩倉具視幽棲旧宅11 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura11.jpg)
岩倉具視や幕末・維新の歴史、岩倉地域の歴史
についての書籍があります。
実相院で
石庭は、まだ見頃ではなかったんですが、
山水庭園の紅葉は綺麗だったので、
おおかた、満足はしていたんですが、
塀の中から見える紅葉が綺麗だったので、
頭の中はラーメンになっていましたが、
少し寄ってみよう、ということになりました。
結果は・・・・、
大正解でした。
![岩倉具視幽棲旧宅12 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura12.jpg)
まず、
1.観光客が少ないということ
2.紅葉が綺麗であること
1.は、去年までの私のように
実相院へ行った後は
ほとんどの人が、
実相院の前から出ている
バスかタクシー(自転車)で
帰ってしまうからでしょう。
![岩倉具視幽棲旧宅13 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171129iwakura13.jpg)
そして、
岩倉具視幽棲旧宅が、
国指定史跡で京都市が
管理しているからかもしれません。
あんまり、
一生懸命アピールしていないような感じです。
もうちょっと頑張って、
実相院のバス停なんかにも
コマーシャルでもすれば、
人は訪れると思いますが・・・・。
ともかく、
観光客が少なく、
ゆったり紅葉を楽しめるのは、
大変ありがたいことです。
京都市左京区岩倉上蔵町100
TEL & FAX: 075-781-7984
開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
大人300円,中高生200円,小学生100円
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