銀閣寺 秋の特別公開 2025 開催期間・見どころ・アクセス徹底ガイド
京都・東山に佇む世界遺産「銀閣寺」では、秋の紅葉シーズンを含んだ特別公開が行われます。
普段は立ち入れない非公開エリアや、美しい紅葉に包まれた庭園を楽しめる貴重な機会として、多くの参拝者が訪れる人気イベント。

2025年秋は、東求堂(国宝)などが特別公開されます。
本記事では、2025年の銀閣寺秋の特別公開について、開催期間や拝観料、見どころ、混雑を避けるポイントまで徹底ガイドします。


銀閣寺の秋の特別公開とは?
正式には東山慈照禪寺(ひがしやまじしょうぜんじ) 。
室町幕府 八代将軍 足利義政が自分の隠居するところとして、東山殿という山荘を造ったことが始まり。
義政の死後、遺言により臨済宗 相国寺派のお寺に改められました。
銀閣寺 秋の特別公開では、通常は非公開となっている建物などが期間限定で公開。
紅葉の見頃と重なるため、秋の京都観光に欠かせない人気イベントとなっています。
※相国寺は義政の祖父 室町幕府三代将軍 足利義満が建てたお寺。
※銀閣寺・金閣寺は相国寺の境外塔頭(けいがいたっちゅう 本山の寺の外にある同派のお寺)
普段は見られない場所が公開される
特別公開では、通常非公開エリアが拝観できます。
建物内部の襖絵や、歴史的価値のある文化財を間近で鑑賞できる点が魅力。
秋の京都で人気の特別拝観スポット
銀閣寺の秋の特別公開は、永観堂や南禅寺と並び、京都の紅葉時期に特に注目を集める拝観行事。
京都の紅葉観光とあわせて訪れる人も多く、例年混雑するほどの人気があります。
2025年・銀閣寺 秋の特別公開の開催期間と時間・予約方法
期間 | 2025年10月1日(水)~12月7日 |
時間 | 【秋の特別公開】ガイドが案内 (自由散策不可) 10:00、11:00、12:00、13:30、14:30、15:30 所要時間:約30分 【拝観時間】 夏季(3月1日~11月30日) 午前8:30~午後5:00 / 冬季(12月1日~2月末日) 午前9:00~午後4:30 |
定員 | 各回約20名 (当日申込順) |
場所 | 銀閣寺 |
拝観料 | 特別拝観料 小学生以上2,000円/人 (希望者のみ本堂前にて申込が必要) ※銀閣寺入山のための拝観料が別途必要⇒高校生以上 500円、小・中学生 300円 |
電話 | 075-771-5725 |
【注意事項】 拝観希望者は本堂前に設置する「申込表」に名前を記入 ※申込表は各回約1時間前に設置 ※拝観開始時間の10分前に本堂前に集合 ※団体予約はなし ※建物保全のため、特別拝観の参拝人数と回数を制限 ※行事等により特別拝観を実施できない場合あり ※案内中の写真撮影・録音録画は禁止 |
公開される場所と見どころ
銀閣寺は「わび・さび」を象徴する東山文化の代表建築。
そして室町幕府 八代将軍 足利義政が自身の隠居所として、お茶や花を活けたり、お香を楽しみました。



銀閣寺は東山文化の原点なんです。
国宝・東求堂 (とうぐどう)


2025年秋の特別公開では、通常非公開の国宝 東求堂が特別公開。
・持仏堂として阿弥陀如来像を安置
・足利義政公法体(像)を安置
・四畳半書院「同仁斎」
西方浄土(仏教の西に極楽がある考え)を東から求める。 ということから「東求堂」と命名。
東求堂は1486年に建てられ、実際に足利義政が居住していました。
その中にある部屋が「同仁斎(どうじんさい)」。
一視同仁(いっしどうじん)、つまり、みんな平等という意味。
同仁斎は書院造の原型で日本最初の四畳半の和室といわれています。
それまでは、身分の高い人が座る場所にだけ畳が敷かれ、それ以外は板の間。義政は部屋全体に畳を敷いたんです。
義政はこの部屋で、身分の上下関係なく、才能のある人々とお茶や花を活けたり、お香を楽しんだそう。
本堂


・本尊の釈迦牟尼仏を安置
・与謝蕪村・池大雅の襖絵(複製)
弄清亭 (ろうせいてい)
・御香座敷(香座敷の本歌)
・奥田元宋の襖絵
銀閣寺について
正式には東山慈照禪寺(ひがしやまじしょうぜんじ) 。
室町幕府 八代将軍 足利義政が自分の隠居するところとして、東山殿という山荘を造ったことが始まり。
義政の死後、遺言により臨済宗 相国寺派のお寺に改められました。


銀閣寺アクセス
最寄りバス停からの行き方
・市バス「銀閣寺前」バス停下車徒歩約4分
・市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分
駐車場情報
銀閣寺駐車場はありません。
京都市銀閣寺観光駐車場かコインパーキングを利用しましょう。
【京都市銀閣寺観光駐車場】
利用時間:午前8:40~午後5:10
収容台数:バス12台・普通車40台
問合:京都市銀閣寺観光駐車場 075-771-0783
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
JR+市バス
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR京都駅の中央口(京都タワー側)の前にある京都駅前バスターミナルへ
A1乗場 | 5号系統 四条烏丸・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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下車 | 市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分 |
京阪+市バス
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒「祇園四条駅」下車後、四条京阪バス停へ
A乗場 | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
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下車 | 市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分 |
阪急+市バス
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒終点の「京都河原町駅」下車後、四条河原町バス停へ
乗場は四条河原町バス停(GoogleMAP)を参照してください。
E乗場 | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
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H乗場 | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
下車 | 市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分 |
H乗場 | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き |
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下車 | 市バス「銀閣寺前」バス停下車徒歩約4分 |
京都駅から
市バス
A1乗場 | 5号系統 四条烏丸・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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下車 | 市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分 |
四条河原町から
市バス
乗場は四条河原町バス停(GoogleMAP)を参照してください。
E乗場 | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
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H乗場 | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
下車 | 市バス「銀閣寺道」バス停下車徒歩約8分 |
H乗場 | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き |
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下車 | 市バス「銀閣寺前」バス停下車徒歩約4分 |
※京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
混雑状況とおすすめの時間帯
平日・休日の人出の違い
休日は終日混雑し、入場まで行列ができることもあり。平日は比較的スムーズに拝観可能です。
朝・夕方の穴場時間
朝一番の8:30〜10:00頃、または閉門前の16:00〜17:00頃が比較的空いていて、ゆったり落ち着いて拝観できます。
銀閣寺 秋の特別公開をより楽しむポイント
写真撮影のベストスポット


・白砂の造形が美しい「銀沙灘(ぎんしゃだん)」
・銀沙灘から望む観音殿(銀閣)・向月台(こうげつだい)
・庭園を入れた観音殿(銀閣)や東求堂
・観音殿(銀閣)と紅葉をセットで撮影できる庭園内の高台
・手入れの行き届いた美しい庭園
紅葉の見頃との重なり時期
例年11月中旬〜下旬が紅葉のピーク。特別公開と見頃が重なる日を狙うと、最高の景観を楽しめます。
銀閣寺合わせて巡りたい観光スポット&グルメ
おすすめ観光スポット&グルメ
哲学の道
銀閣寺から徒歩約2分にあるのが「哲学の道」。
若王子橋から銀閣寺橋の2km以上にわたり, 琵琶湖疎水の分線沿いに遊歩道が整備され沢山の桜が植えられています。 大正時代, 哲学者の西田幾多郎 ( きたろう ) が好んで散策したことから, 「 哲学の道 」と呼ばれるように。
実は, 哲学の道にたくさんの桜が植えられているのには, 理由があります。
法然院
銀閣寺から徒歩約6分にあるのが「法然院」。
特に庭園があるわけじゃないけど、法然院の境内が庭のような趣がある。苔むした茅葺の屋根, 数寄屋造りの古びた佇まい。この山門の存在している空間の侘び寂び感はここでしかできない体験。
永観堂
銀閣寺から徒歩約23分、京都でも指折りの紅葉スポットが「永観堂」。
放生池と茶店の周辺に圧倒的な紅葉が広がります。 さすが京都で指折りの紅葉スポット「もみじの永観堂」。境内の外からも溢れんばかりの紅葉が楽しめます!
南禅寺
銀閣寺から徒歩約27分、日本の禅寺で最も高い格式を誇るお寺が「南禅寺」。
国宝に指定されている大方丈(おおほうじょう)と小方丈(こほうじょう)や大方丈庭園(虎の子渡しの庭)などの庭も素晴らしい。安土桃山時代前期に活躍した狩野派の絵師たちの障壁画も見逃せない。


中華そば ますたに
銀閣寺から徒歩約8分にあるのが, 「 中華そば ますたに 」。
創業が昭和23年( 1948 )
背油ちゃっちゃの京都ラーメンといえば「 中華そば ますたに 」。 昔から変わらず美味しい京都ラーメン ( 中華そば ) を提供してくれています。
銀閣寺 秋の特別公開 まとめ
どうでしたか。銀閣寺 秋の特別公開。
普段は見られない非公開エリアの東求堂や本堂を拝観できる貴重な機会。



紅葉とともに楽しめる景観は秋でしか体感できません。
開催期間や拝観料を事前にチェックし、混雑を避ける時間帯を狙って訪れることで、より充実した参拝体験ができるでしょう。
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