京都のシンボルといえばまず思い浮かぶのが東寺の五重塔。
その東寺で五重塔の初層が特別公開されます。
東寺 五重塔初層特別公開
五重塔(国宝)は寛永ニ十一年(1644)、徳川家光による再建で総高約五十五メートル。
現存するものでは、日本で最も高い木造の塔。
時 | 2025年年4月26日~5月25日 金堂・講堂別拝観 2025年4月26日〜5月6日は東寺の新緑ライトアップもあり |
時間 | 8:00~17:00(16:30受付終了) |
拝観料 | 大人1200円、高校生700円、中学生以下500円 五重塔初層、金堂・講堂 |
連絡先 | 075-691-3325 |
五重塔の初層内に広がるのは極彩色で彩られた密教空間。中央に大日如来。そして四尊の如来、八尊の菩薩が大日如来をお守りしています。さらに四方の柱には、金剛界曼荼羅が描かれている。 |


東寺 真言宗の総本山
平安京遷都とともに延暦十五年(796)、羅城門の東に東国(左京)の鎮護のために建てられたのが東寺の起こり。
弘仁十四年(823)、空海(弘法大師)に与えられ、名を教王護国寺と改めて真言密教の根本道場となりました。
学僧名僧も多く居住し、朝廷・公家・武家の信仰が厚く、事あるごとに祈祷法会が行われ、中世には多くの寺領も寄せられました。
創建後、度々戦火に巻き込まれましたが、そのつど再建されました。
講堂 (重要文化財)

内部には大日如来を中心に数多くの仏像が安置され、平安初期密教美術の宝庫となっています。

私も見たことがあるけど、真近で見ると迫力に圧倒されます。
金堂


薬師如来の他、数多くの仏像が安置されています。
東寺の弘法さん


弘法大師に対する庶民信仰も深く、毎月ニ十一日の弘法大師の命日(御縁日)には「弘法さん」と親しまれる市が開かれ、数万人の参詣者でに賑わいます。
特に十ニ月の終い弘法には、ひときわ多くの人が訪れます。
毎月菅原道真の命日25日に開催される北野天満宮の「天神さん」と並び京都を代表する縁日。
弘法さんの起源
空海の命日が3月21日であることから、毎月21日に供養の法会が行われるようになったそう。
多くの参拝客を目当てにしたお店が出るようになったのが「弘法さん」の起源といわれています。
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