妙心寺塔頭 大法院 秋季特別拝観
妙心寺はJR花園駅から徒歩約5分にあり、甲子園球場8個分(約十万坪)の広大な境内には45以上の妙心寺派の寺院があります。大法院も妙心寺の塔頭。
その大法院は通常は非公開。秋の期間限定で書院造りの本堂や紅葉の美しい庭園を拝観できます。
| 時 | 2025年11月1日~30日 |
| 時間 | 9:00~16:00 |
| 拝観料 | 中学生以上1,000円、小学生500円 |
| 連絡先 | 075-461-5162 |
妙心寺 について
妙心寺は、※1臨済宗妙心寺派の総本山で、末寺3,400余りを持つ臨済宗最大の宗派。
妙心寺を創建したのは、第九十五代※2花園天皇。鎌倉時代末期の1308年、12歳で即位しました。
花園天皇の後を継いだ後醍醐天皇が鎌倉幕府滅亡後に行った朝廷を中心とした「建武の新政」が武士の不満と反発を生み、武士の頭領 足利尊氏が室町幕府を開き、光明天皇を擁立 (北朝) 。これを認めない後醍醐天皇は吉野に逃れ朝廷を開きます (南朝) 。
ここに50年以上続く南北朝時代が始まることになってしまいます。
朝廷が北朝と南朝に別れてしまったことに、自分にも責任の一端があるかもしれないと心を痛めた花園天皇は、禅の修行に打ち込みました。
深く禅に帰依した花園天皇が花園御所を改め、妙心寺を創立。初代住職は※3 関山慧玄 (かんざんえげん無相大師) 。
※1 禅宗の1つで、他に曹洞宗・日本達磨宗・黄檗宗・普化宗がある。
※2 1297 ~ 1348、第95代天皇。
※3 127 7~ 1361、鎌倉時代末期から南北朝時代の臨済宗の僧。
妙心寺の厳格な禅の教えは、武士の間に拡がり、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など多くの武将の心の拠りどころとなりました。
また、江戸時代には諸大名が競って禅の寺院を建立し、最盛期には100もの寺院が存在。現在も寺の中に45以上の塔頭寺院があります。
外にも塔頭を持ち、石庭で有名な「龍安寺」も妙心寺の塔頭。

大法院 アクセス
・市バス「妙心寺北門前」バス停下車徒歩約6分
・市バス「妙心寺前」バス停下車徒歩約9分
・JR花園駅から徒歩約11分
詳しいアクセスをみる
大阪方面から
JR
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR嵯峨野線に乗換、各駅停車に乗車(JR京都駅が始発)
⇒「花園駅」下車、徒歩約11分
JR+市バス
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、京都駅前バスターミナル(京都タワー側)へ
| D3乗場 | 26号系統 北野白梅町 御室仁和寺・山越 行き |
|---|---|
| 下車 | 「妙心寺北門前」下車徒歩約6分 |
阪急+市バス
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「烏丸駅」下車後、四条烏丸バス停へ
乗場は四条烏丸バス停(GoogleMAP)を参照してください。
| E乗場(橙) | 91号系統 太秦映画村 大覚寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 「妙心寺前」バス停下車徒歩約9分 |
京阪+市バス
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒「三条駅」下車後、三条京阪前バス停へ
乗場は三条京阪前バス停(GoogleMAP)を参照してください。
| A1乗場(青) | 10号系統 北野天満宮・御室・仁和寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 「妙心寺北門前」下車徒歩約6分 |
京都駅から
JR
JR京都駅の嵯峨野線で各駅停車に乗車(JR京都駅が始発)
⇒「花園駅」下車、徒歩約11分
市バス
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが京都駅前バスターミナル
| D3乗場 | 26号系統 北野白梅町 御室仁和寺・山越 行き |
|---|---|
| 下車 | 「妙心寺北門前」下車徒歩約6分 |
四条河原町から
四条河原町から妙心寺へ直接行く市バスはありません。
阪急「京都河原町駅」で[大阪梅田 行き] に乗車「烏丸駅」下車後、四条烏丸バス停へ
乗場は四条烏丸バス停(GoogleMAP)を参照してください。
| E乗場(橙) | 91号系統 太秦映画村 大覚寺 行き |
|---|---|
| 下車 | 「妙心寺前」バス停下車徒歩約9分 |
※京都市バスの掲載内容は経年と共に変更される可能性もあるので、京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
大法院 近くの観光スポット
近くの観光スポットを見る
妙心寺
妙心寺は大好きなお寺の中の一つ。禅寺らしく必要最小限で無駄なものがなく、簡素な中に完成された美しさがあります。
甲子園球場8個分 (約十万坪) の広大な寺域で、妙心寺の境内には40近くの妙心寺派の寺院があります。境外にも多くの塔頭を持ち、石庭で有名な「龍安寺」も妙心寺の塔頭。厳かな雰囲気が漂う妙心寺は,時代劇の撮影にも度々利用されます。
妙心寺 (大法院は妙心寺の境内にあります)
大心院
阿吽 (あうん) 庭、正式には方丈東庭。十七の石が配置され,これらの石は仏・菩薩を表し、「そっと」手を合わせる第二の本堂としての意味が込められています。白砂と苔とで描く緩やかで優しい曲線が見るものに「安らぎ」と「平安」を与えてくれます。
そして、樹齢360年を超える霧島ツツジも春には真っ赤な色づきを見せてくれる。
大心院 (大法院から徒歩約5分)
退蔵院
対照的な意味が込められた2つの庭園。 庭好きにはオススメ ! !
「 元信の庭」は, 常緑樹が植えられ, いつ来ても変わらぬ美しさが見ることができる「 不変の庭 」。 「 余香苑 」は, 四季折々に楽しめる雄大な庭園で, 変わりゆく美しさを感じる『 可変の庭 』。
桜のシーズンは特にオススメ ! ! 美しい紅枝垂桜が迎えてくれます。
退蔵院 (大法院から徒歩約5分)
桂春院
苔好き&緑好きは訪れるべきお寺。
そして、桂春院の良さがあまり伝わってないのか、集客に積極的ではないのかはわからないけど、本当に観光客が少ない!!
桂春院 (大法院から徒歩約8分)
法金剛院
大法院から徒歩約13分にあるのが「法金剛院」。
京都では数少ない律宗寺院で、五位山といいます。平安末期の姿をとどめた庭園は極楽浄土に見立てられ、極楽浄土を象徴する蓮の花の名所として特に有名で「花の寺」として知られています。




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