虚空蔵 法輪寺
「 虚空蔵 法輪寺 」
京都の代表的な観光エリアのひとつ, 嵐山。 平安の昔から続く景勝地です。
その嵐山のシンボルともいえる橋が渡月橋。 その渡月橋の東詰から南へ徒歩約6分行くと「虚空蔵 法輪寺」があります。
十三まいりと嵯峨野の清々しい景色が見られることで知られています。
虚空蔵 法輪寺 十三まいり
法輪寺の本尊である虚空蔵菩薩は, 知恵を授ける菩薩として知られています。
十三まいりとは, 数え年で十三歳になったときに, 虚空蔵菩薩にお参りして, 知恵を授けてもらい, これからの人生を賢く幸福に送るための儀式。
数え年とは
年齢の数え方には2種類あって, 満年齢と数え年。 現在の私たちの年齢の数え方は, 満年齢。 生まれた日を基準にして0歳とカウントします。
対して数え年とは, 生まれた日を「 1歳 」と数え, 正月 ( 1月1日 ) が来ると年を取るという年齢の数え方。 新しい命が誕生してからお母さんのお腹の中で, 一般的に10月10日 ( とつきとうか ) の期間育まれて産まれてくるため, お母さんのお腹にいる期間も年齢に数えるという考え方。 その後は, 正月 ( 1月1日 ) で加齢していきます。
十三まいり参詣期間
春 : 3月13日~5月13日 ( 4月13日を中日とした一月間 )
秋 : 10月~11月
法輪寺 境内
本堂

狛虎と狛牛

虚空蔵菩薩は, 丑年 ・ 寅年生まれの守り本尊として信仰されています。 そのため, 本堂の前にも虎と牛が鎮座。

ひつじ

虚空蔵菩薩のお使いが「 ひつじ 」ということで, 参道の階段を登り終わった右側に羊が鎮座しています。
多宝塔

嵐山の対岸から見える法輪寺のシンボル。 嵐山の景色の一部になっていますね (^^)
中央に見えるのが, 法輪寺の多宝塔。
虚空蔵 法輪寺 舞台
法輪寺は嵐山を少し登ったところに境内があり, その東端に清水の舞台のような広い展望エリアがあります。
法輪寺の舞台からの眺め (YouTube)
ここからは嵯峨野の風景を楽しむことが可能。 それどころか京都市内も一望することができます。 遠くに京都タワーも見えてます (^^)
虚空蔵 法輪寺へお参りに行った際には, 是非清々しい景色を体感してみてください。 オススメです ! !
法輪寺について
平安京遷都より古い和銅 ( わどう ) 六年 ( 713 ) , 元明天皇 ( げんめいてんのう ) の命令によって行基 ( ぎょうき ) が創建。
天長六年 ( 829 ) に, 空海の弟子・道昌 ( どうしょう ) が中興して, 虚空蔵菩薩を安置し, 貞観 ( じょうがん ) 十六年 ( 874 ) には伽藍が整えられ, 寺号を「葛井寺 ( かすのいでら ) 」から『法輪寺』へ改められました。
平安時代には, 清少納言の枕草子の “寺の段” において, 代表的なお寺として挙げられるなど, たくさんの人々の参詣で賑わいました。
その後は, 応仁の乱や蛤御門の変で兵火を受けましたが, その都度復興しました。
電電宮

参道階段の途中にある神社。 法輪寺の鎮守社のひとつ。 今日でいう電気電波の祖神が祭祀されています。
蛤御門の変で焼失してしまいましたが, 昭和四十四年, 電気電波関連業界の発展と繁栄を新たに祈願する趣旨で, 新社殿の再興がなされました。
虚空蔵法輪寺 アクセス
阪急「嵐山駅」から徒歩約6分
嵐電「嵐山駅」から徒歩約8分
JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約18分
詳しいアクセスをみる
大阪方面から
JR
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR嵯峨野線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒「嵯峨嵐山駅」下車、南口から徒歩約18分
阪急
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「桂駅」で嵐山線に乗換、「嵐山駅」下車、徒歩約6分
京阪+阪急+嵐電
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒京阪「祇園四条駅」下車後、3,4番出入口から徒歩約2分の阪急「京都河原町駅」へ
⇒[大阪梅田 行き]の各駅停車か準急に乗車、「大宮駅」下車
⇒2B出入口から徒歩約1分の嵐電「四条大宮駅」へ
⇒[嵐山 行き] に乗車、終点の「嵐山駅」下車徒歩約8分
京阪+阪急
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒京阪「祇園四条駅」下車後、3,4番出入口から徒歩約2分の阪急「京都河原町駅」へ
⇒特急[大阪梅田 行き] に乗車、「桂駅」で嵐山線に乗換、「嵐山駅」下車、徒歩約6分
京都駅から
JR
JR京都駅で嵯峨野線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒「嵯峨嵐山駅」下車、南口から徒歩約18分
四条河原町から
阪急
阪急「京都河原町駅」で特急[大阪梅田 行き] に乗車
⇒「桂駅」で嵐山線に乗換、「嵐山駅」下車、徒歩約6分
阪急+嵐電
阪急「京都河原町駅」で[大阪梅田 行き]の各駅停車か準急に乗車、「大宮駅」下車
⇒2B出入口から徒歩約1分の嵐電「四条大宮駅」へ
⇒[嵐山 行き] に乗車、終点の「嵐山駅」下車徒歩約8分
虚空蔵法輪寺 近くの観光スポット
近くの観光スポットを見る
嵐山
虚空蔵法輪寺のあるのが嵐山の中腹。 平安の昔から美しい景勝地として知られています。
桜の時期と秋には多くの観光客で賑わいます。
渡月橋
嵐山といえば「渡月橋」。 緩やかなカーブを描き、木製の欄干が美しい嵐山のシンボル的な橋。
承和三年(836)に弘法大師の弟子の道昌(どうしょう)によって大堰川の修築が行われたときに、橋が架けられたのが始まり。
千年以上の歴史を持ち、橋の南に法輪寺があったため、当時は「法輪寺橋」と呼ばれていました。後に、亀山上皇が橋の上を月が渡る様子を見て「渡月橋」と名付けることに。
現在の場所より、100mほど上流にあったけど、保津川(ほづがわ)の開削工事の際に、木屋町通の横を流れる高瀬川も開削した角倉了以によって、現在の場所に架け替えられました。
嵯峨野 竹林の小径(こみち)
「竹林の小径」 があるのが嵯峨野と呼ばれるエリア。法輪寺から徒歩約12分です。平安時代初期、嵯峨天皇が離宮 嵯峨院を造ったことでも知られていいます。
真っ直ぐに伸びてゆく竹の先に青空がわずかに覗く様は爽やかで清々しいの一言。
小径の両側にある茶色の竹の枝を束ねた「竹穂垣」が、ずーと続いていく景色も雰囲気がいい。竹の緑をさらに引き立てています。 これがあるのと無いのとでは、雰囲気がガラッと変わるでしょうね。
野宮神社
法輪寺から徒歩約14分にあるのが「野宮神社」。縁結びや子宝安産にご利益があります。
訪れるまでに、竹林に囲まれた小径を歩いていくから雰囲気の良さもオススメ。その分、多くの観光客が訪れるスポットだから混雑を避けたいのなら午前中の訪問が必須!!
虚空蔵 法輪寺 まとめ
渡月橋の東詰から嵐山を眺めると南の方に見える多宝塔のあるところが, 虚空蔵 法輪寺。
渡月橋と共に嵐山の風景の1ページになっています。 「 十三まいり 」 がとても有名な虚空蔵 法輪寺だけど, 境内の東にある舞台からの眺めは, めっちゃオススメ ! !
嵯峨野の風景だけでなく, 遠く京都タワーまで見渡せる京都市内の景色は, 一見の価値あり。
嵐山に訪れたら一度は訪れておきたいお寺です。
京都 神社仏閣 関連リンク
| 所在地 | 京都市西京区嵐山虚空蔵山町 |
|---|---|
| 電話 | 075-862-0013 虚空蔵 法輪寺ホームページ |
※拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、寺院にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。





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