【鹿王院の紅葉ライトアップ2025】予約、日程、時間、料金、見どころ、アクセスなどを案内します
嵐山の喧騒から少し離れた場所に、ひっそりと佇む禅寺の鹿王院(ろくおういん)。
普段は静寂に包まれた鹿王院が、紅葉シーズン限定で幻想的な光に包まれる「ライトアップ・夜間特別拝観」を実施。
参道や庭園、舎利殿がライトアップされ、昼間とは異なる別世界へと誘います。
禅寺の格調高い空間と、燃えるような紅葉、そして嵐山を借景とした枯山水庭園が織りなす光景は、まさに別世界。
この記事では、鹿王院のライトアップ・夜間拝観について、2025年の最新開催情報から、必ず押さえておくべき見どころ、そして事前予約の方法等まで詳しく案内します。
鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025 概要
| 日時 | 2025年11月21日~12月14日 |
| 場所 | 鹿王院 |
| 時間 | 17:00~19:30 (最終受付19:00) |
| 拝観料 | 3,500円 (抹茶・鹿王院オリジナル和菓子つき) 完全事前予約制 (各日150名限定) ※鹿王院公式サイトより要予約 抹茶:祇園辻利薄茶、速水任然宗匠お好み「東峯の白」 和菓子:菓匠おくむら薯蕷饅頭「鹿王院」 |
| 問合せ | 鹿王院夜の特別拝観 実行委員会 075-600-2865 |
✓嵐山・嵯峨野の紅葉見ごろ予想は下記を参考にしてください。

鹿王院とは
鹿王院は、康暦二年(1380)、室町幕府三代将軍・足利義満によって、宝幢寺(ほうどうじ)の開山塔として創建されました。
開山の際に、多くの野鹿の群れが集まったという逸話から「鹿王院」と名付けられたと伝えられています。
境内には、足利義満自筆の扁額が掲げられた山門や、御仏牙舎利を祀る舎利殿など、歴史的な宝物が数多く残されています。
紅葉以外にも、新緑や雪景色など、四季折々の美しい景色が楽しめる由緒ある禅寺です。
鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025 見どころ
禅寺ならではの静寂と、計算し尽くされた光の演出が、鹿王院のライトアップの最大の魅力。
訪れたら必ず見ておきたい3つの見どころを案内します。
石畳の参道と紅葉のトンネル
夜間特別拝観でまず迎えてくれるのが、山門から中門へと続く石畳の長い参道。
参道の両側には、色鮮やかな紅葉の木々が立ち並び、ライトアップによってそのコントラストが際立ちます。
竹林や青苔も光に照らされ、昼間とは全く違う深遠で幻想的な「紅葉のトンネル」が出現。
別世界への入り口を感じさせる、鹿王院ライトアップのシンボル的な光景です。
光に浮かび上がる「枯山水庭園」
鹿王院の庭園は、嵐山の山並みを借景とする日本最初の平庭式枯山水庭園として、京都市の名勝にも指定されています。
夜になると、その雄大な庭園がやわらかな光に照らされ、より幻想的で奥行きのある空間へと変貌。
紅葉が境内を染める中で、竹林の深い緑と庭石、苔のグラデーションが夜の灯りに浮かび上がり、訪れた人に「知る人ぞ知る」紅葉の穴場という印象を与えます。
禅寺の格調を映す「舎利殿」の荘厳な佇まい
足利義満が、インドから請来した「仏牙舎利(ぶつげしゃり)」を安置するために建立したのが「舎利殿」。
数年間の修復工事を経て、美しく生まれ変わった舎利殿は、ライトアップによりその荘厳な佇まいを際立たせます。
厳かで歴史を感じさせる建物を、紅葉とともに鑑賞できるのは秋のライトアップ・夜間特別拝観ならではの貴重な体験。
鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025 プレミアム拝観イベント
2025年の夜間特別拝観では、限られた日程でさらに特別な体験ができるプレミアムイベントが開催。
篠笛奏者による一夜限りの「篠笛の幻想夜」
開催日:11月25日
演奏時間:17:15~17:30、17:45~18:00、18:15~18:30
内容: 篠笛奏者・佐藤和哉氏による生演奏が行われる特別な一夜。静寂な夜の禅寺に響き渡る篠笛の音色とライトアップのコラボレーションは、まさに「幻想夜」の名にふさわしい体験となるでしょう。
京都の伝統文化に触れる「嵯峨狂言プレミアム拝観」
嵯峨大念仏狂言保存会によるショート演目を観覧できるプレミアムなプラン。
紅葉とライトアップに加え、伝統芸能による「おもてなし」も楽しめます。
詳細は鹿王院公式サイト
混雑回避のための予約・訪問目安
1日限定150名の設定があるから、直前の申し込みでは希望日が既に満席の可能性も。

早めの予約が無難。
さらに、プレミアム拝観イベント時は早めの受付が安心です。
鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025 アクセス
嵐電「鹿王院駅」から徒歩約4分
JR「嵯峨嵐山駅」南口から徒歩約7分
阪急「嵐山駅」から徒歩約18分
詳しいアクセスをみる
大阪方面から
JR
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR嵯峨野線に乗換(JR京都駅が始発)
⇒「嵯峨嵐山駅」下車、南口から徒歩約7分
阪急
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「桂駅」で嵐山線に乗換、「嵐山駅」下車、徒歩約18分
阪急+嵐電
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒「桂駅」で各駅停車か準急に乗換、「西院(さいいん)駅」下車
⇒北改札口からすぐの嵐電「西院(さい)駅」へ
⇒[嵐山 行き] に乗車、「鹿王院」下車徒歩約4分
京阪+阪急+嵐電
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒京阪「祇園四条駅」下車後、3,4番出入口から徒歩約2分の阪急「京都河原町駅」へ
⇒[大阪梅田 行き]の各駅停車か準急に乗車、「大宮駅」下車
⇒2B出入口から徒歩約1分の嵐電「四条大宮駅」へ
⇒[嵐山 行き] に乗車、「鹿王院」下車徒歩約4分
京都駅から
JR
JR京都駅で嵯峨野線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒「嵯峨嵐山駅」下車、南口から徒歩約7分
四条河原町から
阪急+嵐電
「京都河原町駅」で[大阪梅田 行き]の各駅停車か準急に乗車、「大宮駅」下車
⇒2B出入口から徒歩約1分の嵐電「四条大宮駅」へ
⇒[嵐山 行き] に乗車、「鹿王院」下車徒歩約4分
阪急
阪急「京都河原町駅」で特急[大阪梅田 行き] に乗車
⇒「桂駅」で嵐山線に乗換、「嵐山駅」下車、徒歩約18分
鹿王院 近くの観光スポット
近くの観光スポット
嵐山
嵐山は平安の昔から美しい景勝地として知られています。
秋と桜の時期には、特に多くの観光客で賑わいます。
天龍寺
暦応二年(1339) 、後醍醐天皇の冥福を祈るために、夢窓疎石(むそうそせき)を初代住職として足利尊氏によって創建されました。
天龍寺の曹源池庭園は、王朝文化の優美さと武家文化の荒々しさを巧みに融合した雄大かつ簡素で迫力のある庭です。
渡月橋
嵐山といえば「渡月橋」。緩やかなカーブを描き、木製の欄干が美しい嵐山のシンボル的な橋。
承和三年(836)に弘法大師の弟子の道昌(どうしょう)によって大堰川の修築が行われたときに、橋が架けられたのが始まり。
竹林の小径
「竹林の小径」があるのが嵯峨野と呼ばれるエリア。平安時代初期、嵯峨天皇が離宮 嵯峨院を造ったことでも知られていいます。
真っ直ぐに伸びてゆく竹の先に青空がわずかに覗く様は、爽やかで清々しいの一言。
野宮神社
鹿王院から徒歩約15分にあるのが「野宮神社」。縁結びや子宝安産にご利益があります。
✓嵐山のモデルコース


✓少し足を延ばして嵯峨野のモデルコース


嵐山のグルメ
嵐山周辺のおすすめグルメは下記を参照してください。




鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025 まとめ
どうでしたか。鹿王院 ライトアップ・夜間拝観2025。
鹿王院のライトアップ・夜間拝観2025は喧騒から離れ、ゆったりと静かに京都の紅葉を満喫したい人に最適。
紅葉・ライトアップ・茶席が織りなす京都の幻想的な禅の夜を味わってみてください。





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