「 天龍寺 朝観光 」
天龍寺の曹源池庭園が7時30分からの早朝拝観をしていることを知って行ってみることに。
天龍寺は嵐電「 嵐山駅 」からも近く、嵐山でも一番混むからしばらく拝観を敬遠していました。
早朝参拝を知らなかったら、行ってなかったやろなー。
天龍寺 朝観光 曹源池庭園
2021年11月24日 撮影
嵐電「嵐山駅」前にある南門を過ぎて、すぐにある天龍寺 放生池辺りの紅葉。
めっちゃ期待が高まる色づき。
参拝した日はめっちゃいい天気。
庫裡の上には月がはっきりと見えた。
7時23分に天龍寺 曹源池庭園の参拝入口 ( 参拝料金大人500円 ) に着いたけど、すでに9人待ち。
やっぱり早朝でも人気ですね。
参拝開始時間にはどんどん人が集まって来ていました。
ちなみに、天龍寺は曹源池庭園とお寺施設の拝観 ( 庫裡から8時30分入場開始 ) は別の入口から入場します。
曹源池庭園を参拝した人は別途300円でお寺の内部を参拝可能。
天龍寺 曹源池庭園
参拝料を払って中へ。
大方丈と白砂の枯山水庭園に挟まれた道を進みます。
大方丈に沿って右に曲がると、その先に天龍寺 曹源池庭園が出現。
ぱっと視界が開けるように、壮大な庭園が目の前に広がります。
史跡・特別名勝 天龍寺庭園「 曹源池 ( そうげんち ) 」は嵐山を借景とした※池泉回遊式庭園で夢窓疎石 ( むそうそせき ) が晩年に造った庭として随一を誇るもの。
平成六年 ( 1994 ) 世界文化遺産に登録。
※自然の中の山や川の景色を表現した庭園を, 庭に下りて歩きながら観賞する庭園。
第一印象はとにかく広々。 周りに建物もなく、抜けている。
とても心地のよい風景が目に飛び込んでくる。
そして、庭園左手が朝日に照らされて美しい。
写真を撮った後で、しばらくこの風景を眺めていました。
王朝文化の優美さと武家文化の荒々しさを巧みに融合した雄大かつ簡素で迫力のある庭。
正面の枯山水の三段の石組は「龍門の瀧」いい、中国の故事に由来。
「龍門の瀧」手前の石橋は日本最古の橋石組。
曹源池の名前は作庭した夢窓疎石 ( むそうそせき ) が池の泥をあげたとき、池の中から『曹源一滴』と記した石碑が現れたことから名付けられました。
天龍寺 曹源池庭園は京都市の西の端にあるから、東から登った朝日がちょうど庭園を照らす場所に位置。
庭園がより美しく感じられる。
そして、登りゆく太陽によって、時間と共に曹源池庭園の表情を変えてゆくのも一興。
天龍寺 曹源池庭園は広いだけあって、観る場所を変えると、また違った趣に。
大方丈の前から庭園を正面から眺めるのも良いんだけど、曹源池の東側から眺めると、ちょうど色づいた嵐山が正面に借景として取り込まれる。
朝日が照らす紅葉と共に、色彩豊かな美しい光景を我が物にすることができます。
また、曹源池に映る紅葉が綺麗 ! !
思わず、見とれてしまいます (^^)
天龍寺 曹源池庭園は、とにかくスケールがデカくて美しい ! ! ! !
月並みだけど、感動した ! ! めっちゃオススメです ! !
今まで見た庭園の中でもダントツのNO.1。
曹源池、手前の白砂、池に突き出た半島や細やかな石の配置、そして紅葉と嵐山の借景。
大きな庭をこれだけバランスよくまとめ上げるとは。
恐るべし, 夢窓疎石。
望京の丘
まだまだ名残惜しい曹源池庭園を後にして、借景にもなっている「望京の丘」を目指します。
散策路を登っていくと展望台のように場所に辿り着きます。
曹源池庭園を眺められると良いんだけど、目の前の木々に遮られてよく見えない。
歩きながら、所々にある紅葉を楽しめます。
百花苑
多宝殿の横を通り、天龍寺の北門へ向かうところに広がるのが「百花苑」。
この辺りも紅葉が濃い。
北門の外からでも、その色づく紅葉が楽しめてしまうほど。
ここの紅葉を観て、北門から天龍寺へ入る人も多いのでは。
奥に見えるのが天龍寺 北門。
天龍寺について
大方丈
天龍寺は臨済宗 天龍寺派の大本山で、正式には「霊亀山天龍資聖禅寺」といいます。
暦応二年 ( 1339 ) 、後醍醐天皇の冥福を祈るために,、※夢窓疎石 ( むそうそせき ) を初代住職として足利尊氏によって創建されました。
この地は後醍醐天皇が幼少期から青年期を過ごしたゆかりの地でした。
室町時代には、京都五山第一位の寺格で, 応永年間には七堂伽藍をはじめ、120もの子院等があり、4km四方にわたる威容を誇っていました。
※鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧。後醍醐天皇・足利尊氏らから深く信頼され、天龍寺の初代住職。造園芸術を発展させたことでも有名。
天龍寺 アクセス
天龍寺南門までは嵐電「 嵐山駅 」から徒歩約30秒
JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分、阪急「嵐山駅」から徒歩約10分。
近くの観光スポット
近くの観光スポット
嵐山
嵐山は平安の昔から美しい景勝地として知られています。
秋と桜の時期には、特に多くの観光客で賑わいます。
渡月橋
嵐山といえば「渡月橋」。緩やかなカーブを描き、木製の欄干が美しい嵐山のシンボル的な橋。
承和三年 ( 836 ) に弘法大師の弟子の道昌 ( どうしょう ) によって大堰川の修築が行われたときに、橋が架けられたのが始まり。
嵯峨野 竹林の小径 ( こみち )
「竹林の小径」があるのが嵯峨野と呼ばれるエリア。天龍寺から徒歩約3分です。平安時代初期, 嵯峨天皇が離宮 嵯峨院を造ったことでも知られていいます。
真っ直ぐに伸びてゆく竹の先に青空がわずかに覗く様は、爽やかで清々しいの一言。
野宮神社
天龍寺から徒歩約5分にあるのが「野宮神社」。縁結びや子宝安産にご利益があります。
天龍寺 朝観光 まとめ
2日前の激しい風雨で紅葉が散ってしまったのでは ? って心配してたけど大丈夫だった。
落ちるべき古い葉が散って葉についている埃も落ちたから、ボリュームは減ったけど、ある意味綺麗な紅葉になっていた。
ただ、紅葉を楽しみにして行ったけど、曹源池庭園があまりにも素晴らしかったから、紅葉の印象は薄れてしまった (笑)
曹源池庭園は本当に雄大で美しかった ! !
人が少なく天気が良かったから、さらに良かった !
朝日に照らされる庭園、曹源池の水面に映る紅葉、そして、秋に色づいた嵐山。
この時、与えられた全てのもので、目の前にある美しい景色を堪能させてもらいました。
早朝参拝、ありがとう!!
7時30分からの早朝参拝は、めっちゃ有難い。
天龍寺 曹源池庭園を、それ程の混雑なしに参拝できるのは、めっちゃ値打ちがある。
早起きOKの人は是非試してみてください。
京都には他にも朝早くから訪問できる神社仏閣がたくさん。下記を参考にしてみてください。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町 68 |
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電話 | 0 7 5 - 8 8 1 - 1 2 3 5 天龍寺ホームページ |
参拝時間 | 曹源池庭園早朝参拝 2021年11月13日 (土) ~ 11月30日 (火) 7 : 3 0 ~ / 通常は, 8 : 3 0 ~ 1 7 : 0 0 ( 受付終了 1 6 : 5 0) / 諸堂 ( 大方丈・書院・多宝殿 ) 8 : 3 0 ~1 6 : 4 5 ( 受付終了 1 6 : 3 0) 詳しくは天龍寺参拝案内 |
参拝料金 | 曹源池庭園 高校生以上500円, 小中学生300円, 未就学児 無料 / 諸堂 曹源池庭園参拝料に300円追加 |
※ 参拝時間・参拝料等は変更されることがありますので、寺院にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
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