「 日向大神宮 ( ひむかいだいじんぐう ) 紅葉 」
奥州平泉へ向かう源義経の決闘が由来になったとされる蹴上から, 琵琶湖疎水を越えて, さらに奥へ進んだ山間に佇むのが,「日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)」。
京都にいながらに, 伊勢神宮に遥拝できることから「京のお伊勢さん」と呼ばれています。
前回お詣りしたときに、紅葉の時期に必ず来ようと心に決めていた神社 (^^)
日向大神宮 紅葉 案内
石段辺り
駐車場の辺りから, 境内へと続く石段横にある紅葉。 これでもか ! ! っていうくらい, マグマのように湧き出る紅葉が楽しめます。
これだけ一塊にになってダイナミックに歴史的建造物とコラボしている光景は, 京都では日向大神宮くらいだと思います。
ただ, 訪問したのは, 午前中。
太陽が後ろから当たり山の陰になるから, 暗くなる部分がちょっと気になった。
更に美しく観たいのなら, 太陽が紅葉に正面方向から当たる西日の方が綺麗だと思います。
紅, オレンジ, 黄緑が混ざり合って, 紅葉のグラデーションがめっちゃ綺麗 ! ! ! 青空とのコラボもたまらない ! !
勾玉橋辺り
石段を登り, 鳥居をくぐると, 京都の他の神社では体感できない神聖な空気に包まれてきます。
境内を進んでいき, 外宮 ( げく ) の先にあるのが, 「 勾玉橋 ( まがたまばし ) 」。
内宮 ( ないく ) へお詣りする人を清めるために渡る勾玉橋辺りの紅葉が, お詣りする人を歓迎するように優しく包み込んでくる。
内宮 ( ないく ) 上ノ本宮 ( かみのほんぐう )
山に護られるように鎮座するのが, 日向大神宮の内宮。 祭神は, 天照大御神 ( あまてらすおおみかみ ) 。
そして, 宗像三女神の多紀理毘売命 ( たぎりひめのみこと ) , 市寸島比売命 ( いちきしまひめのみこと ) , 多岐都比売命 ( たぎつひめのみこと ) 。
この三女神は, 海や陸のあらゆる道の最高神としては崇められています。 そして, 芸能や財福の神様。
現在の本殿は, 神社保存の文書などから18世紀にはすでに建っていたことがわかっています。 京都市内では数少ない※神明造本殿として非常に貴重。
※日本の神社建築様式の1つで, 伊勢神宮に代表される神明造は, 出雲大社に代表される大社造や住吉大社に代表される住吉造と共に, もっとも古い神社建築様式。 ( Wikipedia )
外宮 ( げく ) 下ノ本宮 ( しものほんぐう )
祭神は, 邇邇藝命 ( ににぎのみこと ) と, 天之御中主神 ( あめのみなかぬしのかみ ) 。
天の岩戸 ぬけ参り
内宮の横から約40m登ったところに, 「 天岩戸 」があります。
入口から出口へ通り抜けることで, 穢れが清められ, 開運するといわれています。
内部には, 戸隠神社があり, 天手力男命 ( あめのたぢからおのみこと ) が祀られています。 天照大御神が天岩戸に閉じ籠ったとき, 手を取り外へ導きだして, 太陽の光を復活させた怪力の神様。 その事から, 開運 ・ 厄除にご利益があります。
日向大神宮について
日向大神宮は, 西暦480年代後半, 第23代顕宗天皇 ( けんぞうてんのう ) の時代に, 天孫降臨の筑紫の日向 ( ひむか ) 高千穂の峰から神様の印を遷して創建されたと伝えられています。
日向大神宮を囲む山は, 太陽の神様である天照大御神をお祀りしているということで, 日山 ( かみやま ) と天智天皇 ( てんちてんのう ) が名付けました。 後に, 日御山 ( ひのみやま ) , とも神明山 ( しんめいやま ) とも呼ばれています。
平安時代の貞観年間 ( 859~877 ) に疫病が流行した際, 境内に湧いている水を住民に与えたところ, 疫病が収まりました。 清和天皇は, この泉を「 朝日泉 」と名付けたそう。
日向大神宮のそばには, かつての東海道 ( 今の三条通 ) が通っていたから, 旅の安全祈願や伊勢神宮に代参として大変賑わいました。
日向大神宮 アクセス
地下鉄東西線「 蹴上駅 」1番出入口から徒歩約12分。
地下鉄東西線「 蹴上駅 」1番出入口を出てすぐに左折。 約100m行くと, 上の写真の鳥居があります。 この細い参道を進んでいくとすぐにあるのが, 蹴上のインクライン。 琵琶湖疎水に架かる大神宮橋を渡って真直ぐ登っていけば, 日向大神宮があります。
台数は多くないけど, 手水舎の前辺りに参拝者用の駐車場もあり。
日向大神宮 紅葉 まとめ
境内へと向かう石段辺りの紅葉はダイナミックで見事。 見応えあり。 駐車場の周辺も紅葉に囲まれています。 そして, 勾玉橋辺りの紅葉も !
それ程, 紅葉は多くないけれど, 目に焼き付くような印象的な紅葉が楽しめます。
紅葉狩りだけじゃなくて, 京都のどこにもない雰囲気と共に, 伊勢神宮の遥拝も可能。 秋は, 一石三鳥が可能ですね (^^)
所在地:京都市 山科区 日ノ岡 一切経谷町 29
電話:075-761-6639
社務所受付時間:10:00 ~15:00 日向大神宮ホームページ
※ 参拝時間 ・ 受付時間等は変更されることがありますので, 神社にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
コメント