神光院 ( じんこういん ) 西賀茂の穴場紅葉スポットと時代劇
「 神光院 ( じんこういん ) 」
北から流れてくる賀茂川と高野川が合流し京都市民の憩いの場のひとつになっているのが鴨川デルタ。 水辺で遊ぶ子供たちの歓声が響きわたります。
その鴨川デルタから賀茂川をさかのぼっていくと辿り着くのが西賀茂の地。 「神光院」が静かに佇んでいます。
神光院 紅葉 案内
参道

2022年11月28日 撮影
神光院の参道。 楓が迎えてくれます。

桜もあるから, 春は華やかになるでしょうね (^^)
山門


門の周辺に出迎えてくれているような紅葉。



青空の元で美しさが引き立ちます。


山門をくぐった辺り。
綺麗に刈り込まれた生垣がめっちゃ印象的。



和尚さんの性格がわかりますね (^^)



絶対, 几帳面。
本堂前の池


四角の刈り込みの左にある池の景色。


この池のほとりに咲いている白い八重のサザンカは神光院のみ存在する珍しい品種なんだそう。



紅葉よりも目立っていました。
中興堂 横の庭


本堂の奥にある中興堂の横の庭にも楓があります。
ただ, 11月28日時点ではだいぶ散ってしまった後。 見頃が過ぎてしまっていた。
時代劇撮影の舞台


中興堂
後になって知ったことだけれど, 神光院は時代劇の撮影がたびたび行われてきたんだそう。



なんか自分の訪れたことがあるお寺がTVに出ていたら嬉しくなってくる (^^)
神光院を舞台に撮影された時代劇はそうそうたる番組ばかり。
「暴れん坊将軍」, 「銭形平次」, 「必殺仕掛人」, 「江戸を斬る」などなど。



全て見たことがある番組ばかり。
神光院について


正式には, 放光山神光院 ( ほうこうざんじんこういん ) という真言宗のお寺。
地元では「 西賀茂の弘法さん 」の愛称で親しまれています。
健保五年 ( 1217 ) に上賀茂神社の神主 賀茂能久 ( よしひさ ) が「霊光の照らした地に一宇を建立せよ。」との神のお告げを受けて創建。
神光院の名前もこの時の神託が由来となっています。
天保年間 ( 1830~43 ) に堂宇を焼失してしまいましたが, 明治十一年 ( 1878 ) に和田月心により再興され, 現在に至っています。
本堂に安置されている弘法大師像は空海が自ら刻んだものと伝えられ, 「 厄除大師 」の名で知られています。
毎年7月下旬には, 空海がキュウリに疫病を封じて病気平癒を祈願したことにちなんで, 厄病除けの祈祷「 きゅうり封 じ」 ( きうり加持 ) が行われます。
神光院 アクセス
市バス「神光院前」バス停下車すぐ。
詳しいアクセスを見る
市バス「神光院前」バス停へ
京都駅前バスターミナル(JR中央口前)から
JR京都駅の中央口(京都タワー側)の前にあるのが京都駅前バスターミナル
B1乗場 | 9号系統 二条城・西賀茂車庫 行き |
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下車 | 「神光院前」バス停下車, 徒歩約30秒で「神光院」 |
四条河原町から
四条河原町バス停は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 | 37号系統 北大路バスターミナル・西賀茂車庫 行き |
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下車 | 「神光院前」バス停下車, 徒歩約30秒で「神光院」 |
地下鉄烏丸線「北大路駅」(北大路バスターミナル)から
F乗場 | 1号系統 佛教大学・西賀茂車庫 行き 37号系統 上賀茂御薗橋・西賀茂車庫 行き 特37号系統 大宮交通公園・西賀茂車庫・柊野 行き |
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下車 | 「神光院前」バス停下車, 徒歩約30秒で「神光院」 |
※京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
神光院 まとめ
バス停の名前にもなっているけど地元以外ではあまり知られていないお寺。
それほど大きいお寺ではないけれど, 境内のあちこちに紅葉があって, 静かに秋を楽しむことができる穴場の紅葉スポットです。
本堂前の池のほとりに咲いているサザンカは一見の価値あり。



紅葉終盤に見られます。
神光院は京都市の中心部からも離れていて, 市バス以外のアクセスに恵まれていないけれど, 知る人ぞ知る時代劇の撮影スポット。
最近では時代劇の放送が減ってきたけれど, 神光院で行われた撮影は, 40歳以上の人なら一度は聞いたことのある番組ばかり。
興味のある人はロケ地訪問としても魅力的なんじゃないでしょうか。
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都府京都市北区西賀茂神光院町120 |
電話 | 075-491-4375 開門していれば, 拝観自由。 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
参考 : Wikipedia
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