「 清凉寺 2018 」
宝筐院と目と鼻の先にあるのが清凉寺(嵯峨釈迦堂)。
清凉寺 紅葉ポイント
多宝塔辺りの紅葉
2018年11月27日撮影
広大な境内の左に目を向けると目に入るのが多宝塔と真赤な楓。
多宝塔を引き立てるようにカエデが脇役を務めています。
聖徳太子殿
ここの紅葉も綺麗。
多宝塔の左側にあり、アーチで囲むように人々を迎え入れてくれます。
聖徳太子殿
弁天堂
柵の外から撮影。弁天堂を近くで見るためには別途拝観料が必要。
本堂の北側にある池に囲まれた島にあるのが弁天堂。私は拝観しませんでしたが柵の外側から見ても綺麗です。
光源氏の山荘跡
清凉寺は、浄土宗のお寺で、嵯峨釈迦堂の名前でも知られています。
ここには、一説では「源氏物語」の主人公である光源氏のモデルであったといわれる源融(みなもとのとおる)の山荘 棲霞観(せいかかん)があり、融の没後、この地を棲霞寺としたのが始まりとのこと。
「源氏物語」の『松風』に、光源氏が造営した「嵯峨の御堂」は「大覚寺の南に所在した」とあり、棲霞観の場所と一致しています。
※河原院(かわらのいん)が六条院のモデルということと共に、源融が光源氏のモデルとされる所以。
※河原院は京都六条にあった源融の邸宅。
清凉寺(嵯峨釈迦堂)について
仁王門
天慶(てんぎょう)八年(945)に等身大の釈迦像が安置され、これが嵯峨釈迦堂の名前の由来といわれています。
その後、奝然(ちょうねん)上人が、インド、中国、日本の三国伝来の釈迦如来立像を持って、宋(中国)から帰国後に、その像を安置するため、愛宕山を中国の五台山に見立てた「大清凉寺」の建立を計画。
志半ばで没したため、弟子の盛算(じょうさん)が清凉寺を建立して、その像を安置しました。
生身のお釈迦様
昭和二十八年(1953)に、その像の背中に蓋が発見され、中に内臓を模した絹製の五臓六腑などが納められていたことから、
生身のお釈迦様とも呼ばれています。
本堂
遠くに見えるのは、嵐山。
元六十四年(1701)に、徳川五代将軍綱吉、その母桂昌院(けいしょういん)らによって再建されたもので、本尊の釈迦如来立像(国宝)を安置していて、霊宝館には、阿弥陀三尊像(国宝)、文殊菩薩騎獅(きし)像(重要文化財)等、多数の文化財が祀られています。
まとめ
去年から宝筐院とセットで訪問するようになりました。隣同士に紅葉の綺麗なお寺があるのでとても得した気分。
清凉寺の広い境内が、名前の通り清々しい気持ちにしてくれます。
紅葉は、多宝塔と聖徳太子殿辺りに集中し、一度に美しい紅葉を楽しむことが可能。
拝観料を払って、本堂北側の池に浮かぶ弁天堂を見ることもできます。
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都府 京都市 右京区 嵯峨釈迦堂 藤ノ木町 46 |
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電話 | 075 – 861 – 0343 清凉寺(嵯峨釈迦堂)ホームページ |
拝観時間 | 9:00 ~ 16:00, 4月 ・ 5月、 10月 ・ 11月は, 9:00 ~ 17:00 霊宝館特別公開 : 4月 ・ 5月、 10月 ・ 11月 |
拝観料 | 一般:400円, 中学生・高校生:300円、小学生:200円 本堂霊宝館共通券 : 一般:700円 、 中学生 ・ 高校生:500円, 小学生:300円 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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