龍源院 庭好きには、たまらないお寺。

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

龍源院

 

「 龍源院 ( りょうげんいん ) 」

龍源院は大徳寺の塔頭で, 総門を入って約20M行った左側にあります。

方丈 ( ほうじょう 僧侶の住むところ ) を中心として, 南, 北, 東と3つの庭園があるので, 「 ぐるぐる 」周りながら何度も納得するまで庭園を観賞できます。 ※ 書院前の庭もあり。

それぞれ違った趣の庭があるので, 観るものを何度も楽しませてくれます。

龍源院 の庭

龍源院 滹沱底 ( こだてい )

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

受付を済ませて, 方丈へ向かう廊下の左手にある書院の南側にあるのが, 「 滹沱底 ( こだてい ) 」。 昔の中国の漢字だからめっちゃ難しい !

宗祖 ・ 臨済禅師が住んだ中国を流れる滹沱河 ( こだが ) から命名。 白砂の庭で, 広さは坪庭くらい。 阿吽 ( あうん ) の石という二つの石は, 聚楽第を支えた基礎石といわれています。

滹沱底 ( こだてい ) / 京都 ブログ ガイド

小さな庭だけど, 粋な味わいが凝縮されたような庭。

縁側の先にこんな庭があったら, 毎日 「 ぼーっ 」 と眺めていられるのに ・ ・ ・ ・ 。 って思ってしまいました (^^)

龍源院 一枝坦 ( いっしだん )

方丈の南側にあるのが, 一枝坦と名付けられた庭。

龍源院の初代住職の東渓 ( とうけい ) 禅師が, その師から賜った 「 霊山一枝之軒 ( りょうぜんいっしのけん ) 」 という室号 ( 本名とは別に使用する名称 ) から名付けられました。

大海原を表している美しい白砂と緑がひときわ印象的な苔の台地。 そして, 離れたところにある2つの石組の島。 生垣と塀, 後ろの瓦屋根のお寺さえも借景として, 落ち着いた中にも主張のある見事な趣を見せてくれます。

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

丸い苔の中に岩が二つの亀島。 右奥の石組みが, 仙人の住む島として表現されている 「 蓬莱山 」。 右隅の石組が「 鶴島 」。

すべてが白砂と石で表現された枯山水が, 簡素で無駄がなく美しい ! ! と思っていたけど, 「 一枝坦 」 のように, 苔が配されることで非常に印象深い庭になるのだと改めて感心。

一枝坦 ( いっしだん ) / 京都 ブログ ガイド

私たちが住む苔の亀島から仙人の住む 「 蓬莱山 」 へは, 多くの修業を経てやっとたどり着ける ” 遠く離れた場所 ” というのを強調したかったのかな。

龍源院 龍吟庭 ( りょうぎんてい )

室町時代の枯山水で, 一面の緑の杉苔が海を表しています。 庭の中心となっているのが, 三尊岩組 ( さんぞんいわぐみ ) 。 真ん中の岩組は 「 須弥山 ( しゅみせん ) 」。

誰一人として伺い知ることができない 「 悟りの境地 」 を表しているといわれています。 石組の前にある遥拝石 ( ようはいせき ) は理想に近づこうとする信心の表れだそう。

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

庭の言わんとする難しいことはわからないけど, 一面の苔で覆われた ” 緑 ” の圧倒的な美しさが, ひしひしと伝わってきて, めっちゃ感動的。

一番美しいであろう梅雨の時期に訪れることが, 今日決定 ! ! ! !

龍吟庭 ( りょうぎんてい ) / 京都 ブログ ガイド

三千院の池泉式回遊庭園のように, 自然を表した中で苔を楽しむのはもちろん素晴らしいけど, 龍吟庭 ( りょうぎんてい ) のように, 限られたスペースの中で一面に苔を敷き詰めた庭園も, 自分の手の中に包み込んだ ” 宝物 ” のような感覚を味わうことができて, めっちゃ特別 ! !

龍源院 東滴壺 ( とうてきこ )

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

一番のお気に入り ! ! ! !

方丈と庫裡 ( くり 僧侶の居住する場所 ) の間にある日本で最も小さな石庭。 本当に小さな庭だけど, 趣があり, 無限の広がりを表現。

昭和三十五年 作庭家 ・ 重森三玲 ( みれい ) の弟子 ・ 鍋島岳生 ( がくしょう ) によって造られた現代坪庭の傑作。

平たい石は, 一滴の水を表し, まわりには波紋。 たった一滴の水が, やがて大河になって流れていき, 終には海に流れゆく様子を表しています。

東滴壺 ( とうてきこ ) / 京都 ブログ ガイド

龍吟庭 ( りょうぎんてい ) の苔庭も良いけど, この限られた狭い場所に無限の広がりさえも感じる庭を造ったことに, 本当に感動しました。

一番小さな庭だけど, 一番大きく想像力を掻き立てられる素晴らしい庭園 ! !

龍源院 について

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

大徳寺の塔頭で, 一番古いお寺。

文亀二年 ( 1502 ) に, 畠山義元 ( 能登 ) , 大友義長 ( 大友宗麟の祖父 ) が創建。 初代住職は, 東渓宗牧禅師。

明治の神仏分離によって, 大阪の住吉神社の中にあった慈恩寺と金森長近が大徳寺に創建した金竜院を合併して現在に至っています。

方丈

室町時代の禅宗の方丈建築を今に伝える遺構。

方丈の室中 ( しっちゅう ) に安置されている本尊 釈迦如来座像は鎌倉時代作で重要文化財。 優しく微笑む姿に癒されます。

公開宝物

襖絵

襖絵に描かれているのは, 「 波 」。 そして, 「 龍 」。 いずれも「 水 」を連想させることが, 火災からお寺を守りたい ! という思いが込められています。

白蔵主 ( はくぞうす ) と月にむら雲

明治から大正時代に活躍した日本画家 鈴木松年 ( しょうねん ) が, 南北朝時代の逸話をもとに描いた屏風絵。 狐の妖怪 白蔵主には, 怪しい魅力が漂っています。

種子島銃

龍源院に伝わる貴重な宝物。 日本最古の火縄銃といわれ, 肩にあてる銃床には, 「 天正十一年九月九日 」と記されています。

碁盤 ( ごばん ) と碁笥 ( ごけ )

碁笥 ( 碁石の入物 ) の一方には, 豊臣家の家紋。 もう一方には, 徳川家の家紋が。 これは, 秀吉と家康が対局したときに使ったといわれています。

どっちが勝ったんでしょうね。 ちょっと, 気になります。

龍源院 アクセス

京都市バス 「 大徳寺前 」下車徒歩約3分。大徳寺の総門を入って約20M行った左側にあります。

ちょっと, 寄り道。

大徳寺

大徳寺2 / 京都 ブログガイド

応仁の乱 で焼失した建物を「 一休さん 」 として親しまれている一休宋純 ( いっきゅうそうじゅん )が, 堺の豪商の保護を受けて復興しました。

山門に安置された利休の木造が, 豊臣秀吉の怒りを買い利休切腹のきっかけになってしまったことは有名。

大徳寺 ( 龍源院は大徳寺の境内にあります )

今宮神社

今宮神社 / 京都 ブログガイド

「 玉の輿 」の語源となった桂昌院との関係が深いのが今宮神社。 「 玉の輿 」に乗りたいのなら参拝しておくべき ? !

今宮神社の「 やすらい祭 」は, 「 太秦の牛祭 」, 「 鞍馬の火祭 」とともに, 京の三奇祭の一つとされています。 京都の春の祭りとして, この日が好天に恵まれるとその年の京の祭は, すべて晴れると言われています。

今宮神社 ( 龍源院から徒歩約3分 )

建勲神社 ( たけいさおじんじゃ )

建勲神社4 / 京都 ブログガイド

建勲神社は、 織田信長を祀る神社。 地元の人には、通称「 けんくん 」さんと呼ばれています。

十月十九日の船岡祭は、 祭神 ・ 織田信長が、 永禄十一年 ( 1568 ) に初めて京都に入洛した日を記念したもの。

建勲神社 ( 龍源院から徒歩約6分 )

近くのグルメ

一文字屋和助

一文字屋和輔 / 京都 ブログガイド

日本で ” 最古の飲食店 ” 。

「 一文字屋和輔 」は, な, な, なんと, 創業は1000年 ( 長保2年 ) 。 1000年以上の歴史があります ! !

京都の和菓子屋さんは, 歴史のある店がたくさんありますが, けた違いに凄い ! ! ! !

一文字屋和助 ( 龍源院から徒歩約4分 )

龍源院 まとめ

龍源院 / 京都 ブログ ガイド

とにかく, 庭好きの人は訪れるべき。 めちゃめちゃオススメ ! ! ! !

4つの趣の異なる庭園を観賞することができます。

まるで, 違うタイプの面白い映画を1カ所で楽しめるシネマコンプレックスのよう ! !

私も方丈の周りを何周もしました (笑)

出来れば, 曇りの日がオススメ。 方丈の影が庭に落ちてしまうので, 龍吟庭 ( りょうぎんてい ) は, 苔の緑が楽しめないかも。 晴れなら庭に影ができない正午ごろ。

そして, 苔が一番良いのは, 6~7月。 梅雨の時期に訪れるのもオススメ。

所在地 : 京都府 京都市 北区 紫野大徳寺町 82-1

電話 : 0 7 5 - 4 9 1 - 7 6 3 5

拝観時間 : 9 : 0 0 ~ 1 6 : 3 0

拝観料金 : 大人 350円, 高校生 250円, 小 ・ 中学生 200円

上ル下ル西入東入について

※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。

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