千本釈迦堂 阿亀桜と応仁の乱を免れた本堂

千本釈迦堂 お亀桜1 / 京都 ブログ ガイド

 

千本釈迦堂

 

「 千本釈迦堂 」は、

本堂は鎌倉時代創建で、

京都では殆どの神社仏閣が

被害を被った 応仁の乱 でも、

西軍の勢力内にありながらも、

焼け落ちることはありませんでした。

 

なぜ千本釈迦堂が助かった?

 

なぜかというと、千本釈迦堂は、

山名宗全の父親の「 氏清 」を

供養するお堂があるお寺だったから。

 

山名宗全は東軍の細川勝元にも

「 千本釈迦堂 」だけは

戦禍に巻き込まないでほしい。

とお願いしたそうです。

 

そんな都合の良い願いが

通ったのかどうかは疑問ですが、

千本釈迦堂の本堂は

実際に戦禍を免れました。

 

おかめ塚

 

千本釈迦堂5 / 京都 ブログガイド

 

千本釈迦堂が

建立されることになり、

長井飛騨守高次という一流の棟梁が

責任者に選ばれました。

 

建設は順調に進んでいましたが、

 

高次は、

信徒寄進の大事な4本の柱の1本を

寸法より短く切ってしまいました。

 

事の重大さに思い悩み、

落ち込んでいる夫を見かねた

妻の阿亀がアドバイスをします。

 

「 他の3本も

同じように短く切って、

切ったその上に桝組を

載せればよいのでは。 」

 

千本釈迦堂 桝組 / 京都 ブログガイド

桝組1例

 

その発想転換アドバイスに、

” 目から鱗 ”の高次でした。

 

見事にその難局を乗り越え、

千本釈迦堂は無事に完成しました。

 

しかし、 その完成を阿亀が

見ることはありませんでした。

 

素人の自分のアドバイスで、

総棟梁の高次が仕事をこなした

ということが世間に

知れ渡ることを危惧し、

 

完成前に、

「 この身は夫の名声のために

捧げましょう。 」との決心で、

自刃してしまいました。

 

高次は上棟の日に、

亡き妻のお面を 御幣に飾り、

お堂の完成を祝うと共に、

妻の冥福を祈りました。

 

この話を伝え聞いた人々が、

菩提を弔うために、

境内に宝筐院塔を建て、

 

これが「 おかめ塚 」と

呼ばれるようになりました。

 

主に京都では上棟御幣に

おかめのお面がつけられています。

 

これは、 阿亀の徳にあやかり、

” 火災除け ”と” 家内安全と繁栄 ”を

願って始められたものです。

 

阿亀(おかめ)桜

 

 

そのおかめ塚の前にあるのが阿亀桜。

境内でひときわ目立つ存在です。

 

 

おかめに見守られながら

美しい姿を見せてくれています。

 

千本釈迦堂 お亀桜2 / 京都 ブログ ガイド

 

千本釈迦堂( 大報恩寺 )

 

千本釈迦堂1 / 京都 ブログガイド

 

正式には、

瑞応山という大報恩寺といいます。

 

千本釈迦堂の名前で親しまれています。

 

承久三年( 1221 )、

藤原秀衡( ひでひら )の孫の

義空( ぎくう )上人が、

この地に小堂を建てたのが

始まりといわれています。

 

応仁の乱の戦禍も免れた

本堂( 釈迦堂 )は、

京都市に現存する最古の仏堂遺構で、

国宝に指定されています。

 

千本釈迦堂4 / 京都 ブログガイド

 

堂内には、

行快作の本尊釈迦如来坐像を安置、

数多くの文化財を所蔵しています。

 

毎年、

二月には、 おかめ福節分会、

七月には、 陶器供養、

八月には、 六道まいり、

十二月には、 大根炊きと、

 

多彩な行事が営まれ、

多くの人で賑わいます。

 

北野経王堂願成就寺

 

千本釈迦堂7 / 京都 ブログガイド

 

足利三代将軍義満が、

山名宋全の父 氏清が起こした

「 明徳の乱 」を討伐した後で、

 

敵味方を弔うために、

応永八年( 1401 )、

三十三間堂より大きい大堂を建立し、

「 北野経王堂願成就寺 」

と名付けました。

 

毎年十月の十日間にわたって

「 北野経会 」と呼ばれる

京都最大の仏事で供養していました。

 

その後、

江戸時代に入ると荒廃が酷くなり、

 

寛文十一年( 1671 )に

解体縮小され小堂になり、

 

解体された木材で、

縮小復元されたのがこのお堂です。

 

千本釈迦堂8 / 京都 ブログガイド

 

お堂の前には、

山名氏清のお墓があります。

 

千本釈迦堂ホームページ

所在地 : 京都府 京都市 上京区 七本松通 今出川上ル

電話 : 075 - 461 - 5973

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