「 小川通 」
京都へ来たら、一度は訪れてみたい場所が「花見小路通」。
道の両側に京町屋が軒を連ね、運が良ければ本物の舞妓さんを目にする機会があるかも。
京都らしい雰囲気を味わえるとあって観光客に大人気。
その反面、たくさんの人が訪れてしまうから、最近は人で溢れて歩行者天国状態に。
京の風情を感じる前に、人混みに嫌気がさしてしまうことも周知の事実。
人混みを避けて、ゆったりと京都らしい雰囲気に浸ってみたいときに訪れてもらいたいのが「小川通」。
京都市上京区にあります。
小川通 茶の湯の香りを感じる
「小川通」は北は紫明通から南は錦小路通までの南北の通り。
その間で、小川通寺之内上ル辺り (京都市上京区) が京都らしい特別な雰囲気を感じることができます。
表千家の「不審菴 (ふしんあん)」
裏千家の「今日庵 (こんにちあん)」
石畳調に整備された道路の東側には茶の湯の風情を感じることができる表千家の「不審菴」、裏千家の「今日庵」が並びます。
西側には茶室が目の前にあることから、茶器を売るお店が。
茶器を売るお店
※ 表千家:茶道流派の一つ、千利休を祖とする千家の家督を継いだ千家流茶道の本家。(Wikipedia)
※ 裏千家:表千家に対し、今日庵が通りからみて裏にあるので。 (Wikipedia)
小川通 別世界の趣
南から小川通を北上してきて、寺之内通を過ぎる辺りから別世界の趣が漂っています。
京町屋が連なる街並みとはまた別の”茶の湯”の風情というか、”伝統”というか、静かにゆったり歩くことが自然であるかのような、凛とした威厳ある空気を感じ取れます。
神社仏閣で感じるような雰囲気にも似ています。
道を歩いていて、こんな気持ちになるのはここだけ。
小川通でしか体感することができません。
そして、小川通の良いところはその京都らしい雰囲気の良さもさることながら、人の少なさ。
観光客は, ほぼ見当たらず。
通るとしても、地元の人間。
近くの 「本法寺」と「水火天満宮」 が桜がきれいだから、桜の時期は人が増えるけど。
それ以外のときはmゆったり落ち着いてm京都らしい風情を味わうことができます。
小川通 アクセス
京都市バス「堀川寺之内」南行き (堀川通東側) バス停から徒歩約2分
近くの観光スポット
本法寺
小川通に面していて、裏千家の「今日庵」 の前にあります。本阿弥家の菩提寺で、一門のお墓があるだけではなく、本阿弥光悦の書画・什器 (日常生活用の器具) も多数所蔵しています。
桜の時期には、派手さはないけど心に残る風景を見ることができます。
水火天満宮 (すいかてんまんぐう)
小川通の一つ西の大きな通り、堀川通りに面しています、雰囲気のいい小川通からも徒歩約3分。
神社の伝えるところによると、日本で初めて「天満宮」を称した神社、菅原道真を祀っているから合格祈願や学業成就にもご利益あり。
桜の時期には境内にどっしりと垂れ桜が存在感を誇っています。
妙顕寺
門前の2本の紅枝垂桜がめっちゃ元気で印象的なお寺。この2本の紅枝垂桜を見るだけでも妙顕寺は値打ちあり ! ! なんか元気も貰えます(^^) ここ以外にも綺麗な桜の風景が見られるから妙顕寺はめっちゃオススメ !
妙顕寺 (小川寺之内から徒歩約1分)
妙蓮寺
御会式 (おえしき) 桜 (10月桜) を初めて見ました。 言い伝えも合わせて不思議な桜。庫裡の前の枝垂桜も美しく一見の価値あり。 また、墓地には赤穂義士遺髪の墓もあります。
妙蓮寺 (小川寺之内から徒歩約3分)
応仁の乱関係の史跡
応仁の乱激戦地 百々橋の合戦跡
小川通寺之内上ル西側にあります、当時は、ここに小川が流れて東軍西軍が戦った激戦の地だったよう。
東軍総大将 細川勝元邸
小川寺之内の百々橋の合戦跡から東へ徒歩すぐのところにあったのが「東軍総大将 細川勝元邸」。忘れ去られた”東陣”にありました。
西軍の総大将 山名宗全の邸宅跡
小川通の西にある堀川通りを渡ると、西軍の総大将 山名宗全の邸宅跡などがあります。
小川通 まとめ
“茶の湯の風情”を今に伝える, 京都でもここでしか感じることのできない貴重な通り。
たくさんの観光客で疲れた時には、是非訪れてみてください。
近くには本法寺や水火天満宮、応仁の乱の史跡などがあるから、合わせてめぐるのもオススメです。
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