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鞍馬寺 奥の院 牛若丸も修業した鞍馬山の聖地

奥の院 木の根道 / 京都ブログガイド

「 鞍馬寺 奥の院 」

ここ数年は, 秋の台風の影響で, 奥の院参道は通行禁止。

今年は幸運にも京都には大きな台風や大雨がなかったから, 久しぶりに本殿金堂へ参拝した後に, 奥の院参道から貴船神社へと歩いて行くことにしました。

目次

鞍馬寺 奥の院参道を歩く

本殿金堂 / 京都ブログガイド

上の写真の本殿金堂を右手に見ながら先へ進むと, 鞍馬寺 奥の院参道入口があります。

奥の院参道入口 2021 / 京都ブログガイド

鞍馬寺 奥の院参道入口。

鞍馬寺 奥の院は, 鞍馬山随一の聖地といわれています。

霊宝殿 ( 鞍馬山博物館 )

霊宝殿 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約2分で, 「 霊宝殿 」。

与謝野晶子 冬柏亭

冬柏亭 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約2分で, 「 与謝野晶子 冬柏亭 ( とうはくてい ) 」。

与謝野晶子の五十の祝に弟子たちから贈られた書斎が, 冬柏亭。 昭和五十一年四月に鞍馬山のこの地に移築されました。

奥の院参道 / 京都ブログガイド

ここからが本格的な奥の院の参道。 山道に設えられた石段を登っていきます。

息つぎの水

奥の院 息つぎの水 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約4分で, 「 息つぎの水 」。

牛若丸が, 毎夜奥の院 僧正が谷へ剣術の修業へ通っていた時に, ここの湧き水で喉を潤したといわれています。

屏風坂の地蔵堂

奥の院 屏風坂の地蔵堂 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約5分で, 「 屏風坂の地蔵堂 」。

お堂の前の坂道が以前は一枚岩で, 屏風を立てたような急な坂になっていたため, この名前になったそう。

背比べ石

奥の院 背比べ石 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約11分で, 「 背比べ石 」。

遮那王 ( しゃなおう ) と名乗って, 鞍馬山で修業していた牛若丸が, 鞍馬山を下りるときに, 名残を惜しんで背を比べた石といわれています。

「 背比べ石 」を過ぎると, 山道が下りになり楽になってきます。

木の根道

奥の院 木の根道 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約11分で, 「 木の根道 」。

硬い地質のために杉の根が地中に入りにくく, 地表を這うように伸びています。 めっちゃ奇怪な様子で, 天狗でも出てきそうな雰囲気 ! !

大杉権現社

奥の院 大杉権現社 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約14分で, 「 大杉権現社 」。木の根道を進んでいくと現れます。

大杉大権現は千年近い樹齢の杉の古木。 古来より崇敬されてきましたが, 昭和二十五年のジェーン台風で中ほどから折れてしまいました。

その後, 平成三十年の台風21号によって完全に倒壊。 今はその身を横たえています。

不動堂

奥の院 不動堂 / 京都ブログガイド

奥の院道入口から徒歩約25分で, 「 不動堂 」。 不動明王が安置されています。

義経堂

奥の院 義経堂 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約25分で, 「 義経堂 」。

源義経は文治五年四月に, 奥州衣川の合戦で自害した後に, その魂が鞍馬山に戻ってきて, 安らかに鎮まっているといわれています。

魔王殿

奥の院 魔王殿 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約31分で, 「 魔王殿 」。

魔王殿の辺りは, 周りを杉の木に囲まれ, 奥の院の中でも特に神聖な空気に満ちているように感じました。

奥の院 魔王殿 / 京都ブログガイド

拝殿の先にあるのが魔王殿。 ゴツゴツした岩と杉木立の中に, ひっそりと佇んでいます。

奥の院参道からの眺め / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約41分で, 上の写真の風景。

ここまで来ると, 下に流れる貴船川のせせらぎの音が聞こえてくるから, 「 あともう少しや ! ! 」って俄然元気が出てくる (笑)

鞍馬寺西門

鞍馬寺西門 / 京都ブログガイド

奥の院参道入口から徒歩約47分で, 「 鞍馬寺 西門 」 。

奥の院橋

奥の院橋 / 京都ブログガイド

貴船川に架かる「 奥の院橋 」。

右へ行けば, 徒歩約1分で, 貴船神社の鳥居前。

貴船神社

京都 開運・出世 貴船神社 2020 / 京都ブログガイド

貴船神社の創建は, 不明。 ただ, 1300年前にはすでに社殿の造り替えの記録があり, 平安京の遷都前から歴史があります。

貴船 ( きふね ) は, 古来 「 氣生根 」 と書かれ, 氣が生じる根源の地と考えられていていました。 氣が生じるところのため, 運氣が上がる 『 運氣龍昇 』 のご利益が期待でき, 開運のパワーをいただける場所。 そこにあるのが, 『 貴船神社 』 です。

また, 平安時代の歌人 和泉式部が, 夫の心が他の女性に移ったことを思い悩んでいるときに, 貴船神社に参拝し, 復縁を願ったところ叶えられたので, それ以来, 「 縁結びの神様 」 としても, 崇められるようになりました。

貴船神社は, 水神である高龗神(たかおかみのかみ)を祀っているから, 昔から雨乞いには黒馬, 雨止みには白または赤馬が献上されていました。生きた馬の代わりに 「 板立馬 」 を奉納したこともあったそう。

そして, この「 板立馬 」が, 現在の “絵馬” の原型とされています。

鞍馬寺 奥の院 アクセス

叡山電鉄「 鞍馬駅 」から鞍馬寺 奥の院参道入口までは徒歩約30分。


叡山電鉄「 鞍馬駅 」へ

JR京都駅から 所要時間 : 60~70分台 乗継時間等で変化

JR ( 150円 ) + 京阪 ( 270円 ) + 叡山電鉄 ( 430円 ) = 850円

「 JR京都駅 」で, JR奈良線に乗車 ( JR京都駅が始発 )
⇒ひと駅目の「 東福寺駅 」下車後, 京阪本線に乗換, [ 出町柳 行き ] に乗車
⇒終点の「 出町柳駅 」下車後, 叡山電鉄鞍馬線に乗換 ( 出町柳駅が始発 )
⇒「 鞍馬駅 」下車

四条河原町 ( 京阪「 祇園四条駅 」 ) から 40~50分台 乗継時間等で変化

京阪 ( 220円 ) + 叡山電鉄 ( 430円 ) = 650円

京阪「 祇園四条駅 」で, [ 出町柳 行き ] に乗車
⇒終点の「 出町柳駅 」下車後, 叡山電鉄鞍馬線に乗換 ( 出町柳駅が始発 )
⇒「 鞍馬駅 」下車

四条烏丸 ( 阪急「烏丸駅」) から 50~60分台 乗継時間等で変化

阪急 ( 160円 ) + 京阪 ( 220円 ) + 叡山電鉄 ( 430円 ) = 810円

阪急「 烏丸駅 」で, [ 京都河原町 行き ] に乗車。 ひと駅目の「 京都河原町駅 」下車
⇒1A, 1B出入口から徒歩約2分の京阪「 祇園四条駅 」で京阪線に乗換, [ 出町柳 行き ] に乗車
⇒終点の「 出町柳駅 」下車後, 叡山電鉄鞍馬線に乗換 ( 出町柳駅が始発 )
⇒「 鞍馬駅 」下車

※運賃は2021年現在

鞍馬寺 奥の院参道を実際に歩いてみて

鞍馬寺 奥の院参道入口から鞍馬寺西門まで約47分。

鞍馬寺 奥の院参道入口から貴船神社へ行く方が遥かに楽やと思います。

登りは, 「 背比べ石 」 辺りまでの10分位で, そこから鞍馬寺西門までは, だいたいが下り。

鞍馬寺 奥の院参道入口へも鞍馬駅からはずーっと登りだけど, 途中には由岐神社や義経供養塔などの見るべきスポットがあるし, 道も整備されています。

仁王門の少し上にある普明殿から途中まではケーブルで行くことも可能。

本殿金堂で一区切りつけられるし, 鞍馬寺 奥の院参道入口で実際かなり鞍馬山を登っていることになるから。

奥の院参道の階段 / 京都ブログガイド

貴船 ( 鞍馬寺西門 ) からだと, 魔王殿までは, ただひたすら, 上の写真のような木で設えられた階段を, ずーっと登り。 そして, 背比べ石辺りまでは引き続きの登り坂。

私が魔王殿を過ぎてからすれ違った貴船から登って来る人は, みんな「 はー, はー, はー。 」と, めっちゃしんどそうだった。

もし鞍馬寺 奥の院参道を歩いて, 鞍馬寺と貴船神社の2つを廻ろうと考えている人がいるのなら, 山歩きに慣れていない人は, 鞍馬寺 奥の院参道入口から行くことを強くオススメします。

鞍馬寺 奥の院 まとめ

奥の院 木の根道 / 京都ブログガイド

いつもは本殿金堂へ参拝して下山するけど, 今年は鞍馬寺 奥の院参道から貴船神社へと歩いてみました。

昔一度歩いたことがあって, その時かなりしんどかった思い出があったから, めっちゃ気合いを入れて鞍馬寺 奥の院参道へ。

ただ, 準備運動が良かったのか, 気構えが良かったのか, 今回はそれ程, しんどいとは思わなかった (^^)

奥の院にあるスポットを楽しみながら, 鞍馬寺の西門へと到着しました。

京都 神社仏閣 関連リンク

京都 紅葉スポット

所在地京都市左京区鞍馬本町1074番地
電話075-741-2003 鞍馬寺ホームページ
愛山費500円 ※ 仁王門と西門に料金所

※拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、寺院にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。

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