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上徳寺 世継地蔵 一億日分のご利益も。

上徳寺 世継地蔵/ 京都 ブログ ガイド

「 上徳寺 世継地蔵 」

正式には, 塩竈山 ( えんそうざん ) 上徳寺。 浄土宗に属し, この ” 塩竈 ” という名は, 寺のある町名にもなっています。

上徳寺の住所は, 京都市 下京区 富小路通五条下ル 本塩竈町 ( もとしおがまちょう ) 556。 源氏物語のモデル 源融 ( みなもとのとおる ) が関係しています。 それについては後程。 まずは, 世継地蔵から。

目次

世継地蔵

上徳寺 世継地蔵 / 京都 ブログ ガイド

本堂の南にある地蔵堂は, 明治四年 ( 1871 ) に再建されたもので, 高さ約2Mの石地蔵を安置しています。 この地蔵は, 「 世継地蔵 」 と呼ばれ, 古くから良い世継ぎが授かるご利益があるとして人々の信仰を集めています。

世継地蔵の由来

上徳寺 世継地蔵 / 京都 ブログ ガイド

江戸時代, 上徳寺の阿弥陀様を深く信仰している清水という人がいました。 子供を失ってしまったために, 世継ぎの子供が生まれますようにと願い続けていたところ, 夢枕にお地蔵様が現れ, 「 私の姿を石に刻んで祈りなさい。 」 とのお告げがあったそう。

言われたとおりに石にお地蔵様を刻み, 日々お祈りしていたところ, 立派な世継ぎを授かったそうです。 現在も, そのお地蔵さまは 「 世継地蔵 」 として篤い信仰を集めています。

上徳寺 世継地蔵 一億日分のご利益

世継ぎを授かるご利益があるとされる 「 世継地蔵 」 。 2月8日は一年の中でも最もご利益が得られる日なんです。 なんと, 一億日分のご利益が授かれる大功徳日 ! ! 一億日とは、約27万4千年です ! ! ! ! 子々孫々まで安心というわけ (^^)

上徳寺 世継地蔵 数とり竹

上徳寺 世継地蔵 数とり竹/ 京都 ブログ ガイド

世継地蔵のお堂のまわりを, 「 世継ぎが授かりますように。 」とお願いをしながら回るときに 「 かず 」 を数えるための竹。 吉数や歳の数の竹を持って, 祈りながらお堂を左からまわります。 釘抜地蔵でも同じことをします。 「 祈れば叶う。 」 ということですね。

上徳寺境内 その他のお地蔵様

上徳寺 ( 世継地蔵 ) / 京都 ブログ ガイド

「 世継地蔵 」 のお堂の裏にもお地蔵様がおられます。

身代り地蔵

身代り地蔵 / 京都 ブログ ガイド

はがため地蔵

はがため地蔵 / 京都 ブログ ガイド

延命地蔵

延命地蔵 / 京都 ブログ ガイド

歓喜地蔵

歓喜地蔵 / 京都 ブログ ガイド

ねがいの塔

ねがいの塔 / 京都 ブログ ガイド

心鎮めて塔の前に立って, 願いを念じながら, 時計回りに三回まわるとされています。

仏足跡

上徳寺(世継地蔵)14 / 京都 ブログ ガイド

お釈迦様の足の裏を石に刻んだもので, 古くインドでお釈迦様の代わりに拝む対象として造られたもの。

上徳寺について

上徳寺 世継地蔵 / 京都 ブログ ガイド

慶長八年 ( 1603 ) に, 徳川家康によって, ※1 上徳院 ( 阿茶の局 ) が創建し, ※2 伝誉蘇生 ( でんよそせい ) 上人が, 初代住職となりました。

※1 松平忠輝, 松平松千代の母。
※2 阿茶局の叔父

本堂は, 宝暦三年 ( 1753 ) 建立の 永観堂 の祖師堂を移築したもので, 堂内には, 今の滋賀県 江州矢橋 ( やばせ ) の鞭崎八幡宮 ( むちさきはちまんぐう ) から移したといわれる阿弥陀如来像を安置しています。 現在の本堂は, 度重なる火災などによって, 明治時代に再建されたもの。

上徳寺 世継地蔵 アクセス

・ 京阪電車 「 清水五条駅 」 1番出口から徒歩約6分。 鴨川に架かる五条大橋を渡り, そのまま五条通の南側の歩道を真直ぐ。 河原町通りを渡り, 次の富小路通を左へ ( 南へ ) 曲がるとすぐ右側に上徳寺。

・ 地下鉄烏丸線 「 五条駅 」 3番出口から徒歩約6分。 五条通の南側の歩道を東へ。 五条富小路の交差点を右へ ( 南へ ) 曲がるとすぐ右側に上徳寺。

ちょっと, 寄り道。

市比賣神社 ( いちひめじんじゃ )

商売繁盛, 子供の成育, そして女性守護にご利益があります。 女性だけの厄除けの神様を祀る神社として, 古くから京都の女人厄除祈祷所として, 全国の女性の信仰を集めています。

市比賣神社 ( 上徳寺から徒歩約2分 )

牛若丸と弁慶の決闘像

五条大橋の西詰。 河原町五条の交差点東側の中央分離帯に, かわいくデフォルメされた牛若丸と弁慶像があります。 でも実は, この五条大橋で牛若丸と弁慶の決闘があったわけではありません ! 本当の場所は 松原橋 なんです ! !

牛若丸と弁慶像 ( 上徳寺から徒歩約4分 )

源融 ( みなもとのとおる ) 河原院跡

源融は, 嵯峨天皇の皇子で, 紫式部が書いた源氏物語の主人公 光源氏の実在モデルといわれています。 河原院 ( かわらのいん ) とは源融の邸宅で, 今ある上徳寺の場所も敷地に含まれていました。 めっちゃ広い !

そこに宮城県の塩竈 ( しおがま ) の風景のような庭園を造り, 兵庫県の尼崎から大量の海水を運んできて, 塩を作って楽しんだそう。 上徳寺のある「本塩竈町 ( もとしおがまちょう ) 」の名前は, 河原院に塩竈の風景があったことに由来します。

源融 河原院跡 ( 上徳寺から徒歩約5分 )

所在地京都府 京都市 下京区 富小路通五条下ル 本塩竈町 556
上ル 下ル 西入 東入について
電話0 7 5 - 3 5 1 - 4 3 6 0

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※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。

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