今年は、2017年より
紅葉最盛期に行くことができました。
常寂光寺 紅葉ポイント
仁王門辺りの紅葉
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2018年11月27日撮影
ここです、常寂光寺の紅葉は。
山門をくぐって拝観料を払い山内に入るやいなや最大の見せ場。
仁王門に覆いかぶさるような紅葉。立派な楓が真赤に色づいています。
仁王門の右側、斜面にかけてこれでもか!!っていうくらい綺麗な紅葉が。
まさに、常寂光土。
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仁王門をくぐると本堂へと続く階段。
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階段の上からの眺めも美しい。
本堂裏の庭
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階段を登るとあるのが本堂。
その裏手にある庭も撮影ポイント。
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小さな池があり、その周りに楓があります。
わかりにくいので去年の写真を。
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鐘楼辺りの紅葉
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本堂の左手にあるのが鐘楼。
この辺りから眺める紅葉も綺麗。
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鐘楼の下からの景色も絵になります。
多宝塔
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本堂から少し山道を登ると多宝塔。
遠く京都市内が見渡せます。
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常寂光寺について
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常寂光寺は※日蓮宗のお寺。
慶長元年(1596)に、本圀寺の十六世住職の日禛(にっしん)上人が創建。
※鎌倉時代中期に日蓮によって興された宗派
常寂光寺の創建は秀吉の影響
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文禄4年(1595年)に、豊臣秀吉が祖父母の供養のため方広寺で※千僧供養を執り行うとして京都のほとんどの宗教に出仕が要請されました。
※千人の僧を招いて、食事を供し法要を行うこと。大きな功徳があるといわれています。
ただ、日蓮宗では千僧供養に出仕するのかしないのかで意見が割れてしまうことに。
日蓮宗を信仰しない者から施しを受けたり、逆に他の宗教の者に仏法を伝えたりしない不受不施(ふじゅふせ)の教義のため。
時の権力者の求めに応じて、出仕するべきだとする者と、権力者からの求めとはいえ、教義を曲げてはならないという者、意見は真っ二つにに分かれました。
常寂光寺を創建した日禛上人は、後者の「教義を曲げない」派。
あくまでも、開祖日蓮の教義を守るべきであるとの立場を貫き、隠棲してしまうことに。
そして、その地に選んだのが小倉山。現在の常寂光寺の地でした。
常寂光寺 名前の由来
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日禛上人は、隠棲した小倉山の地が、
上品で奥ゆかしく、もの静かで趣があり、ひっそりと落ち着いている。
そして、あたかも仏が住むような清らかな場所。ということから
「常寂光土」と感じたようです。
そのことから、「常寂光寺」と名付けられました。
まとめ
嵯峨野では「宝筐院」と共に絶対外せない紅葉スポット。
趣のある仁王門と華やかな紅葉との取り合わせが非常に魅力的です。
平日の開門と同時に入っても観光客の多さは覚悟ですが、その人混みを忘れるくらいの感動が存在します。
常寂光土の美しさをどうど。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都市 右京区 嵯峨小倉山 小倉町3 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 075 – 861 – 0435 |
拝観時間 | 9:00 ~ 17:00( 16:30最終受付 ) |
拝観料 | 500円 常寂光寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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