実相院 紅葉 2022 ３つの紅葉全てで満足できたのは初めての経験

「 実相院 紅葉 2022 」

京都の洛北 岩倉の山の麓に佇んでいるのが,「実相院門跡」｡

石庭「心のお庭」・山水庭園・床もみじの3つの美しい紅葉が観られることで知られています｡

足利義昭の孫が住職になって以来,皇室・公家が住職を務めてきました｡

実相院 紅葉 2022 案内

1．山水庭園

2022年11月22日 撮影

本堂の西側に位置するのが, 「 山水庭園 」。

中央に池があり, やや雑然と木々が植えられています。

ただ, この庭の良いところは, 借景。

西側の山と北側の紅葉が山水庭園に奥行きを与え, 自然の中に取り込まれた空間のように感じます。

山水庭園は3つある実相院の紅葉で一番初めに見頃を迎えます。

2．石庭「こころのお庭」

2022年11月22日 撮影

比叡山を借景とした雄大な枯山水の庭園の北側を紅葉の壁が取り囲んでいる。

圧倒されるぐらい大きなカエデが横に連なり, 見頃の時期が違う楓が織り成す赤とオレンジのグラデーションが本当に美しい。

この石庭は, 「 こころのお庭 」 と呼ばれ, 石組みと苔で日本の国を表現しています｡

島を囲む海に立つ三つの木製オブジェは波を現わし, 表面は杉皮が施され, 後ろ側に盛り土をして, その表面を白砂で覆っています。

江戸時代から続く 「 造園植治 」 の小川勝章氏監修のもと, 2013年春 ～ 2014年秋にかけて, 市民参加による作庭が行われました｡

床もみじ

室内の撮影は禁止されているから, ホームページで「 床もみじ 」をどうぞ｡

「 山水庭園 」と石庭「こころのお庭」の見頃には訪れたことはあるけど, 実際, 床紅葉が一部でも真っ赤に色づいたところをこの目で見たのは2022年が初めて｡

Webのように映りこむ楓が全て色づいていたわけじゃないけれど, 一部だけでもかなりの美しさだった。

私も含め, みんな座ってずーっと眺めていた。

実相院でも一番陽当たりの悪いところにあるため, 例年なら床に映る楓は一番色づくのが遅い。

石庭「こころのお庭」が見頃の時には, まだ青もみじの状態が多いんだけれど, 今年は一部だけだけど紅く色づいていた。

めちゃめちゃ, ラッキーだった (^^)

実相院について

2022年11月22日 撮影

実相院は, もと ※天台宗寺門派の門跡寺院。

寛喜元年 ( 1229 ) , 静基 ( じょうき ) によって開かれました。

※ 最澄によって開かれた宗派

寛永年間, 足利義昭の孫にあたる義尊が住職になり, その後, 後西天皇の皇子 ( 息子 ) である義延親王が住職になりました｡

それ以来, 皇室 ・ 公家が住職を務めていきました。

実相院 アクセス

・ 地下鉄 「 国際会館駅 」 下車, 京都バス24系統 岩倉実相院ゆき 「 岩倉実相院 」 下車すぐ｡
・ 京都バス 「 四条河原町 」 河原町通東側のりば ( H & M 前 ) から, 岩倉実相院ゆき 「 岩倉実相院 」 下車 ( 約45分 )
・ 叡山電鉄鞍馬線 「 岩倉駅 」 下車, 徒歩約16分｡