数ある京都の紅葉スポットの中でも
人気の高いのが実相院です。
京都中心部から離れている上、
電車でのアクセスも良くありませんし、
周りにあまり観光施設もありません。
それでも、毎年多くの観光客が
実相院だけのために
京都の洛北まで出かけていきます。
それだけ魅力のある紅葉を
体感することができます。
3つの紅葉を楽しむ
実相院で楽しめる紅葉は3つ。
床もみじ
障子の外の紅葉が
最盛期の時は本当に、
”美しい”という表現が
一番当てはまる光景です。
建物の中は撮影禁止なので
ホームページの画像を見てください。
実際に見ると本当に綺麗な絵です。
石庭
「こころのお庭」と呼ばれ
石組みと苔で日本の国を表現しています。
島を囲む海に立つ三つの木製のオブジェは
波を現わしていて、表面は杉皮が施され、
後ろ側に盛り土をして、その表面を
白砂で覆っています。
江戸時代から続く「造園植治」の
小川勝章氏監修のもと、
2013年春~2014年秋にかけて
市民参加による作庭が行われました。
今年は訪れるのが少し早かったようです。
石庭にあるカエデは、
それぞれが大きく、
色づき時期も違うので、
紅葉のグラデーションを
楽しむことができます。
遠くに比叡山を借景として、
石庭の枯山水と共に
スケールの大きな絵になる紅葉で、
京都の他のどの紅葉スポットでも
見ることのできない風景です。
この景色を見るために
多くの観光客が、
実相院を訪れるのでしょう。
山水庭園
書院の裏手にあります。
石庭とは対照的で、
裏山を借景として
落ち着いた趣のある庭です。
石庭の見頃に行くと
山水庭園の紅葉が、
ほとんど散ってしまっている
という状態だったので、
今回、石庭は
見頃ではありませんでしたが
山水庭園では、
綺麗な紅葉を見ることができました。
ほんとに
この庭を見ていると
心が落ち着きます。
実相院は、
もと※天台宗寺門派の門跡寺院。
寛喜元年(1229)、
静基(じょうき)によって開かれました。
※最澄によって開かれた宗派
寛永年間、
足利義昭の孫にあたる
義尊が住職になり、
その後、
後西天皇の皇子(息子)である
義延親王が住職になりました。
それ以来、
皇室・公家が住職を務めていきました。
もう一つのオススメ紅葉
石庭から縁側を通り、
書院に入るところから見る紅葉です。
ここは、
青空の時に訪れると、
赤い紅葉と、青い空の
美しい写真を撮ることができます。
実相院へ行くときは、
ありがたいことに
晴天の日が多く、
いつも綺麗な写真を
撮ることができています。
真如堂と共に毎年必ず
訪れるのが、実相院です。
初めて
実相院の紅葉を見たときに、
めちゃくちゃ感動したのを
今でも覚えています。
今年は、京都も
寒くなるのが早かったので、
例年より早めに行きましたが、
石庭の紅葉は少し早かったようです。
奥の山水庭園は見頃でした。
毎年、石庭の紅葉が綺麗な時は、
山水庭園の紅葉は、
散ってしまっていることが多く、
なかなか2つ同時に
綺麗な紅葉を見ることは
難しいですね。
ともあれ、
今年は山水庭園の綺麗な紅葉を
見ることができたので良かったです。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都府京都市左京区岩倉上蔵町121 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 075-781-5464 実相院ホームページ |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料 | 大人500円、小中学生250円 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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