「 京都 清流亭 桜 2019 」
清流亭は南禅寺から程近い別荘が建ち並ぶエリアに佇んでいます。 私はたまたま運良く見つけましたが, タクシー運転手のオススメ桜スポット。
京都 清流亭 隠れ家的な桜スポット
2019年 4月16日 撮影
清流亭の桜の写真を撮っているときも, よくタクシーがお客さんを連れてこの場所を通ります。 南禅寺へ運ぶ途中でここの桜を案内しているのかも知れませんね。 車中から間近に眺められるのも便利。
清流亭の紅枝垂れ桜
清流亭の内側の紅枝垂れ桜が, 外側からも見ることができます。
2019年 4月16日 撮影
去年の台風21号の影響だと思いますが2019年は2018年に比べて , 枝垂れのボリュームが少なく感じます。
とはいえ枝垂れの内側に入ると, 美しい花びらカーテンに包まれます。
2019年 4月 16日 撮影
青空から降り注いでくるような美しい花弁のシャワー。
2019年 4月 16日 撮影
京都 清流亭について
2019年 4月 16日 撮影
この辺りは, 明治維新後, 山縣有朋が無鄰菴を築くなどして多くの別荘 ・ 別邸が誕生。 「 清流亭 」もその一つで, 東郷平八郎が「 清流亭 」と命名。
庭園は, 近代日本庭園の先駆者とされる作庭家で, 庭師 小川治兵衛の作で, 2010年, 清流亭は国の重要文化財に指定。
残念ながら, 中は非公開ですが, 外からでもその美しい枝垂れ桜は観賞することができます。
京都 清流亭 アクセス
南禅寺から哲学の道へ進む人の流れとは別の方向へ向かいます。
まず南禅寺の門をくぐって左へ。 石川五右衛門で有名な三門を右手に見ながら進みます。 約60m行くと道が二つに別れます。 境内沿いに右に折れる道と直進の細い道。
哲学の道へ行くには右に曲がりますが, 「 清流亭 」 へは, そのまま細い道を進行。 一旦左に曲がってすぐに右折。 この曲がりくねりが 「 清流亭 」 を隠しています。
このお城の天守へ向かうような 「 曲がりくねり 」 を過ぎると「 清流亭 」の枝垂れ桜が見えてきます。
近くの桜スポット
哲学の道
若王子橋から銀閣寺橋の約2kmの間の琵琶湖疎水の分線沿いに, 遊歩道が整備され沢山の桜が植えられています。 大正時代, 哲学者の西田幾多郎 ( きたろう ) が好んで散策したことから, 「 哲学の道 」 と呼ばれるように。
明治時代後半から昭和20年まで活躍した近代日本画の巨匠 橋本関雪 ( 1883 ~ 1945 ) 。 しかし, 橋本関雪が画家として大成するまで, かなり苦労をしたようで, 妻の ” よね ” が少しずつ 「 へそくり 」 をしていたそうです。
但し, 思っていたよりも早く画家として身を立てられるようになってきたので, もしもの時に貯めていた 「 へそくり 」 で, 哲学の道に桜を植えようということに。
その後も関東大震災や亡くなった ”よね” の慰霊のためなど, ことあるごとに哲学の道に桜を植えていきました。
岡崎疎水沿いの桜
琵琶湖疎水沿いに桜並木が続いています。 水辺の美しい桜が楽しめるスポット。
京都国立近代美術館 ~ 動物園西端までは疎水沿いに遊歩道もあり, 桜を見ながら散策できます。 見終わった後は , 平安神宮や, 美術館巡り, 動物園へ。 沢山選択肢があります。
近くの観光スポット
南禅寺
石川五右衛門も登ったとされる南禅寺 三門の桜
三門越しに見る紅葉
三門の南東にあるのが, 「 水道橋 」。 赤レンガのアーチが美しい橋。 上には琵琶湖疏水が流れ, 現在は上水道として利用中。 南禅寺のひっそりと静かな雰囲気に溶け込む美術品を思わせます。
もちろん, 拝観料を払ってお寺の中を見学できますが, 無料でも十分楽しめるのが南禅寺。
平安神宮
桜の時期の東神苑では, まるで一服の絵画のような光景が目の前に広がります。京都御所から移築された泰平閣 ( 橋殿 ) から眺める尚美館 ( 貴賓館 ) の眺めは, ため息が出るほど美しい。 橋の欄干に座って, いつまでも眺めていたい風景です。 神苑に入ってすぐのところでは, 紅枝垂れ桜が空から優しく降り注ぐ風景に目を奪われます。
平安神宮は, 延暦十三年 ( 794 ) 平安遷都から1100年を記念して, 明治28年 ( 1895 ) に創建されました。 10月22日の時代祭で有名。
平安神宮の神苑は, 社殿を囲むようにして四季折々の景色が眺められる4つのエリアから成り立っています。 明治の有名な造園家7代目 ※小川治兵衛 ( じへえ ) の作庭によるものです。
※ 明治時代の近代日本庭園の先駆者とされる庭師。 円山公園や無鄰菴など国の名勝に指定されたものが多い。
京都 清流亭 桜 2019 まとめ
2019年 4月 5日 撮影
清流亭の敷地内に咲いている紅枝垂れ桜やソメイヨシノが, 敷地の外側からでも楽しめます。 広範囲にある桜ではありませんが, 紅枝垂れ桜が並んで咲き誇る様はただただ美しいの一言。
南禅寺や哲学の道の桜と共に, 少し寄り道して楽しんでほしい隠れ家的な桜スポットです。
所在地 | 京都府 京都市 左京区 南禅寺 下河原町 43 上ル 下ル 西入 東入について |
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※ 清流亭は, 非公開のため見学は不可です。 |
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