「 清流亭 桜 2020 」
紅葉だけでなく, 桜のシーズンにも多くの人が行き交う南禅寺。 ここから永観堂の前を通って「哲学の道」の桜を見に行く人も多いはず。
でも, ちょっと待って ! 美しい桜を見忘れていますよ。 実は南禅寺のすぐ近くに隠れ家的な桜スポットがあるんです ! !
清流亭の桜
2018年の台風21号の影響だと思うけど, 2019年と同じく, ちょっと花つきが良くない気がしますね。 ただ, それでも十分に綺麗で華やかな紅垂れ桜。
青空と濃いピンクのコントラストが目にも鮮やかで, めっちゃ綺麗 ! ! ! !
清流亭の場所
まず南禅寺の門をくぐって左へ。 南禅寺から哲学の道へ進む人がほとんどだと思うけど, その人波みとは違う方向へ向かいます。 石川五右衛門が「 絶景かな, 絶景かな ! 」と言った有名な三門を右手に見ながら約60m行くと道が二つに分岐。
境内沿いに右に折れる道と直進の細い道。 右へ行くと永観堂 → 哲学の道。 真っ直ぐ行くと「 清流亭の桜 」。 ただ, ほとんどが哲学の道方面へ行くので, 真っ直ぐ行く人はごく少数。
別れ道から見える先が屋敷群なので, 先に何も無いと思ってしまいます。 真っ直ぐ行くと一旦左に曲がってすぐに右折。 この曲がりくねりが 「 清流亭 」 を隠しています。
このお城の天守へ向かうような 「 曲がりくねり 」 を過ぎると「 清流亭 」の紅枝垂れ桜が見えてきます。
清流亭について
この辺りは, 明治維新後, 山縣有朋が無鄰菴を築くなどして多くの別荘 ・ 別邸が誕生。 「 清流亭 」もその一つで, 東郷平八郎が「 清流亭 」と命名。
庭園は, 近代日本庭園の先駆者とされる作庭家で, 庭師 小川治兵衛の作。 2010年, 清流亭は国の重要文化財に指定。 残念ながら, 中は非公開だけど, 外からでもその美しい紅枝垂れ桜は観賞することができます。
清流亭アクセス
地下鉄東西線「 蹴上駅 」から徒歩約6分。
近くの桜スポット
哲学の道
若王子橋から銀閣寺橋の2km以上にわたり, 琵琶湖疎水の分線沿いに遊歩道が整備され沢山の桜が植えられています。 大正時代, 哲学者の西田幾多郎 ( きたろう ) が好んで散策したことから, 「 哲学の道 」と呼ばれるように。
実は, 哲学の道にたくさんの桜が植えられているのには, 理由があります。
哲学の道 ( 清流亭から徒歩約7分 )
平安神宮
本当に美しい ! ! ! !
特に入ってすぐの南神苑は ” 桜だらけ ” 。 八重紅枝垂桜の数と美しさに圧倒されました !! そして, 東神苑。 泰平閣 ( 橋殿 ) から見る尚美館 ( 貴賓館 ) の景色は、まさに ’’ 一幅の絵画 ’’ 。
平安神宮 ( 清流亭から徒歩約10分 )
岡崎疎水沿いの桜
琵琶湖疎水沿いに桜並木が続いています。 水辺の美しい桜が楽しめるスポット。
京都国立近代美術館 ~ 動物園西端までは疎水沿いに遊歩道もあり, 桜を見ながら散策できます。 見終わった後は, 平安神宮や, 美術館巡り, 動物園へ。 沢山選択肢があります。
岡崎疎水沿いの桜 ( 清流亭から徒歩約7分 )
ちょっと, 寄り道。
南禅寺
石川五右衛門も登ったとされる三門。
三門の南東にあるのが 「 水道橋 」。 赤レンガのアーチが美しい橋。 上には琵琶湖疏水が流れ, 現在は上水道として利用中。 南禅寺のひっそりと静かな雰囲気に溶け込む美術品を思わせます。
もちろん, 拝観料を払ってお寺の中を見学できますが, 無料でも十分楽しめるのが南禅寺。
南禅寺 ( 清流亭から徒歩約2分 )
清流亭 桜 2020 まとめ
平日の9時だったけど, 相変わらず人は少ない。 3人しか見かけませんでした。 新型コロナウイルスの影響かもしれないけど, 観光客は少なくオススメの桜スポット !
若干花つきが良くないような気がするけど, それでも綺麗なピンク色で, 美しい光景を見せてもらいました。
「 本当にこの先に桜があるの ? 」って思ってしまうけど, 是非, 一度行ってみてください。
所在地 : 京都府 京都市 左京区 南禅寺 下河原町 43
※ 清流亭は, 非公開のため見学は不可。
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