祇園祭の山鉾巡行は四条通や河原町通、御池通が有名。
テレビで放送されるのも四条通や四条河原町・河原町御池で山鉾の辻回しですよね。
でも実際に四条烏丸近くの鉾町に住んでいる住民の多くは人が溢れる四条通や河原町通、御池通などで祇園祭の山鉾巡行は見ません。
じゃあどこで見るのか?
祇園祭の山鉾巡行の穴場は?
地元の鉾町住民が祇園祭の山鉾巡行を見るのは、ずばり「新町通 」。穴場です。
※新町通は烏丸通から西へ2つ目の通り(烏丸通⇒室町通⇒新町通)
もちろん私も四条河原町辺りや四条通・御池通で祇園祭の山鉾巡行を見たことがあるけど、四条河原町などは阪急「京都河原町駅」の改札を出たところから混み合っています。
地下の駅から地上に出ても身動きが取れず、四条河原町交差点での辻回しなど満足に見ることは望み薄。
山鉾巡行の始まるかなり前から場所取りをしておく必要があります。
だから、私は祇園祭の山鉾巡行を見るのは、穴場の新町通。
京都・大阪で観光旅行関係の仕事を20年以上していて、京都好きが高じて2013年から5年間、四条烏丸近くの祇園祭の鉾町 ( 新町通と室町通に面したマンション ) に住んでいました。今は家族の事情とコロナ後の影響で大阪住まいだけど、家族の事情がなければ今でも京都に住んでると思います。
実際に新町通に住んでいた人間が言うから間違いありません (^^)
ところで、新町通が祇園祭の山鉾巡行を見る穴場と言ってるけど、ある程度の観光客はいます。でも、四条烏丸辺りや四条通・河原町通・御池通に比べたら遥かに遥かに人は少ないんです。
祇園祭の山鉾巡行を見るだけじゃなくて、南観音山の曳き手も4回やったことがあるから全山鉾巡行ルートのどの辺りが穴場かこの目で確認済み。
祇園祭の山鉾巡行で新町通より空いている穴場はありません。
新町通 もう一つの良いところ
新町通は四条通や河原町通、御池通と比べると狭い通りだけど、前祭 ( さきまつり ) では長刀鉾など全ての山鉾が巡行します。狭い通りならではの大きい通りより山鉾をまじかで見られるというメリットもあり。
新町通を巡行する長刀鉾 ( YouTube )。迫力満点!!
スタート地点へ新町通を巡行する南観音山( YouTube )
鉾が揺れてきしむ音も聞こえてくるから、臨場感が半端ない!!
これぞ新町通で祇園祭の山鉾巡行を見る醍醐味!!
祇園祭 山鉾巡行のルート
ネットでの祇園祭 山鉾巡行のルート画像等では新町通を省略してある場合もあるけど、ほとんどの山鉾は穴場の新町通を巡行します。
・前祭の山鉾は全て穴場の新町通を巡行
・後祭の南観音山・北観音山・八幡山・大船鉾 ( スタート地点へ向かうとき ) が穴場の新町通を巡行
前祭 ( さきまつり ) 山鉾巡行のルート
※祇園祭の山鉾巡行は前祭と後祭に分かれて行われます。
7月17日、青マークの四条烏丸を9:00にスタート、四条通 ( 東西の通り ) を東へ。河原町通 ( 南北の通り ) ⇒御池通 ( 東西の通り ) を巡行し、紫マークの御池新町交差点で辻回しをした後、穴場の新町通を南の四条通に向けて巡行します。
四条新町交差点で長刀鉾の辻回し ( YouTube 12時30分頃 ) も見られます。
後祭 山鉾巡行のルート
※祇園祭の山鉾巡行は前祭と後祭に分かれて行われます。
7月24日、青マークの四条御池を9:30にスタート、御池通 ( 東西の通り ) を東へ。河原町通 ( 南北の通り ) ⇒四条通 ( 東西の通り ) を巡行し、紫マークの四条烏丸交差点へ向かいます。
上の祇園祭 後祭の山鉾巡行ルートに穴場の新町通は含まれていない。但し、新町通に建つ大船鉾・南観音山・北観音山・八幡山はスタート地点の四条御池交差点へ向かうために穴場の新町通を巡行します。
そして、新町通に建つ大船鉾・南観音山・北観音山・八幡山は紫マークの四条烏丸交差点を過ぎた後に四条新町交差点で最後の辻回しをして、それぞれの鉾町へ穴場の新町通を通って帰還します。
殿の大船鉾が四条新町交差点に帰ってくるのが12:10位。※時間は前後あり。
紫マークの四条烏丸交差点を過ぎて、四条新町交差点へ最後の辻回しをするために巡行する大船鉾 ( YouTube )
四条新町交差点で最後の辻回しをする大船鉾 ( YouTube )。この後新町通を通って帰還します。
祇園祭 山鉾巡行 穴場の新町通の穴場
祇園祭の山鉾巡行を見る穴場の新町通でも、特におすすめな穴場中の穴場が「三条新町」。
前祭の山鉾が巡行する四条通 ( 東西の通り )~御池通 ( 東西の通り ) の間の新町通 ( 南北の通り ) には東西に交わる通りが5つあります。
穴場の新町通と交わるその5つの東西の通りは、北から姉小路通・三条通・六角通・蛸薬師通・錦小路通があるけどみんな狭いんです。
ただ、その中でも、三条通 ( 東西の通り ) は他の東西の通りより若干道幅が広い。
そして、新町通と交わる「三条新町」の北西角にはファミリーマート。
他の東西の通りの新町通との交差点は狭くて建物に遮られるけど、ファミリーマートは平屋だから鉾の巡行が良く見える。
下が「三条新町」交差点西側からみた長刀鉾の巡行 ( YouTube )。
穴場中の穴場の「三条新町」でも西側から祇園祭の山鉾巡行を見るのが特にオススメなんです。
「三条新町」もう一つのオススメ理由
もう一つ「三条新町」おすすめの理由は、『御池新町』に近いということ。
御池新町交差点では、山鉾巡行の【辻回し】が行われるから、目当ての山鉾の辻回しの時は『御池新町』交差点へ行けばOK。
「三条新町」から『御池新町』へは西隣の釜座通 ( 南北の通り ) や東隣の衣棚通 ( 南北の通り ) を通って徒歩約6分です。
※新町通は山鉾が巡行するから新町通を北へ行くのは危険だし混んでいるからやめた方がいい。
御池新町で辻回しを見てから、三条新町へ行ってもOK。
私も下の御池新町交差点で長刀鉾の辻回しを撮影してから、三条新町へ移動して長刀鉾の動画を撮影しました。
長刀鉾【御池新町での辻回し ( YouTube ) 】
もし祇園祭 山鉾巡行の穴場「新町通」でも観光客でごった返しているときはどうするのか?
潔く、諦めてください。
祇園祭 山鉾巡行の穴場の新町通でダメなら、他の場所はもっと人が多いはずだから。
祇園祭 山鉾巡行を楽しみまくる裏技
それはホテルのレイトチェックアウトプランを利用すること。
レイトチェックアウトプランとは通常10:00や11:00チェックアウトがさらに遅くなるプランのこと。
14:00以降のレイトチェックアウトプランもあるんです。
レイトチェックアウトプランを利用すると祇園祭 山鉾巡行の早朝の準備からそれぞれの鉾町への帰還まで余すところなく楽しめます。
ホテルの客室が京都の自分の部屋のようになるということ。
祇園祭の山鉾巡行は前祭 ( 9:00スタート ) 、後祭 ( 9:30スタート ) だけど、山鉾は6時位から巡行の準備をしています。
下の画像のように巡行の前に懸装品などが装着されていくところを見るのも面白いですよ。
準備を見た後、山鉾巡行のスタート地点へ向かう山鉾の巡行を見てから、一旦ホテルの客室へ帰って一休み。
そして、最後は帰還してくる山鉾の巡行も見ましょう。
祇園祭の山鉾巡行を見終わったら、ホテルへ帰ってチェックアウト。
レイトチェックアウトプランを利用すると祇園祭 山鉾巡行を楽しみまくることができるんです。
但し、この手のプランは宿泊施設の都合で出し入れする場合があるし、祇園祭の山鉾巡行は人気があるから見たときに掲載されていたとしても1週間後には掲載されていないこともあり。
レイトチェックアウトプランが出ているときに「とりあえず」予約しておくことをお勧めします。
新町通近くのホテル
リッチモンドホテルプレミア京都四条
20時チェックアウトだから、祇園祭の山鉾巡行を見た後で別の観光も余裕で出来る(笑)
【Breakfast Included】〜最大30時間滞在!レイトアウト〜
【Room Only】〜最大30時間滞在!レイトアウト〜
※プランの多い場合は2ページ目以降に掲載されている場合があり
※宿泊施設の都合で販売しなくなる場合あり
※予約サイトでプラン名が異なる場合あり
イビススタイルズ京都四条
15時チェックアウトでも祇園祭の山鉾巡行を楽しみまくり可能。
【カップルおすすめ】15時アウトで最大28時間のロングステイ&乾杯ドリンク付☆京都カップルステイ
※プランの多い場合は2ページ目以降に掲載されている場合があり
※宿泊施設の都合で販売しなくなる場合あり
※予約サイトでプラン名が異なる場合あり
その他の京都 レイトチェックアウトプランを販売しているホテル
祇園祭 山鉾巡行 穴場 まとめ
祇園祭の山鉾巡行を見るときの穴場はズバリ、「新町通」。
そして、祇園祭 山鉾巡行の穴場「新町通」の中でも穴場中の穴場が『三条新町』の西側。
観光客が恐ろしく多い場所は嫌だ!!という人は是非試してみてください。
ある程度の観光客はいるけど、四条河原町辺りや四条通・御池通に比べたら遥かに人は少ないです。
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