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木屋町 見どころや歴史&由来。 おすすめ店も

木屋町 / 京都ブログガイド

「 木屋町 ( きやまち ) 」といえば, やっぱり飲み屋街のイメージ。

特に四条通から三条通の間の木屋町には, 飲み屋がひしめき合っています。

鴨川を東へ渡った同じ飲み屋街の祇園とは違い, 学生の街 京都らしい手頃な値段の飲み屋が多く, 夜は多くの人で賑わっています。

とはいえ, 木屋町は飲み屋街というだけじゃなくて, 他にも見どころがあり。

今回は木屋町の見どころや歴史&名前の由来, そしてオススメのお店も紹介します。

目次

木屋町とは

正式には, 「 木屋町通 」。 木屋町通は, 横を流れる高瀬川沿いの, 北は二条通から南は七条通までの約2,8kmにわたる通り。

木屋町 見どころ その1【飲み屋

木屋町を一言でいうと, 「 飲み屋街 」。 

見どころというか, “呑みどころ” (笑)

三条から四条の間の木屋町沿いには, 特にリーズナブルな飲み屋が多い。

昔は私もよく飲みに行った (^^)

ちなみに, 学生の頃は, 四条木屋町から少し上がったところの飲み屋でバイトもしていました。

ただ, 同じ木屋町通でも, 三条から北 ( 上木屋町かみきやまち ) と木屋町通四条下ルの団栗橋から南 ( 下木屋町しもきやまち ) は雰囲気がガラッと変わります。

ちょっとお洒落して出掛けたくなる雰囲気の良いお店が集まっています。

木屋町のお店

鴨川納涼床

五条木屋町~団栗橋 ( 下木屋町 しもきやまち ) , 三条木屋町~二条木屋町 ( 上木屋町 かみきやまち ) のお店には, 5 / 1 ~ 9 / 30の期間中に, 京都の夏の風物詩 鴨川納涼床を出すところもあります。


木屋町 見どころ その2 【幕末の史跡】

木屋町の二条から四条の間には, 坂本龍馬の寓居跡をはじめとする幕末関係の史跡が数多く存在します。

写真は, 土佐藩邸跡。 木屋町通蛸薬師にあります。

坂本龍馬の寓居跡として有名な龍馬通木屋町西入ルにある 「 酢屋 」 は, 享保6年 ( 1721 ) に創業した300年以上続く材木関係のお店です。


木屋町 見どころ その3【桜】

木屋町 2021 / 京都ブログガイド

木屋町は夜の街だけど, 桜の時期だけは, 昼間も華やか。

木屋町二条下ルの一之船入辺りから五条通にわたって, 木屋町通と高瀬川の間に桜並木が続きます。

木屋町へは, 阪急 「 京都河原町駅 」 や京阪 「 祇園四条駅 」 からもすぐのアクセス。

桜のシーズン中は昼間もたくさんの人で賑わいます。 ※夜も一部区間でライトアップが実施。


木屋町の歴史

木屋町のすぐ横を流れているのが, 「 高瀬川 」。

今の高瀬川を見てもわかるように, 水深が浅いため, 底が平らな高瀬舟が使われていたから 「 高瀬川 」 という名前が付けられました。

嵐山 保津峡の開発などで有名な角倉了以 ( すみのくらりょうい ) と素庵 ( そあん ) 父子が, 慶長十九年 ( 1614 ) に開いた伏見まで続く物流用の運河でした。

そして, この高瀬川が開削されたことがキッカケでできたのが今の木屋町通です。

木屋町の由来

京都市中京区の木屋町通三条下ル, 材木町辺り ( 左が木屋町通, 右が西木屋町通 )

江戸時代, 高瀬川沿いの樵木町通 ( こりきちょうどおり 現在の木屋町通 ) には, 材木屋をはじめ多くの問屋が立ち並んでいました。

この材木屋がたくさんあったことが, 「 木屋町 」 という名前の由来になりました。

今でも, 実際に「 材木町 」 という町名が残っています。

なぜたくさんの材木屋があったかというと, 高瀬川は伏見まで続いていて, 伏見を中継点として大坂と物資のやり取りをしていたから。

※龍馬通 ( 三条通の1本南 ) から南車屋通の間と, 四条通から下がった辺りには西木屋町通が横たわる。

舟入

一の舟入 / 京都ブログガイド

木屋町通二条下ル辺りの高瀬川に, 京都と伏見の物資輸送に使われていた「 高瀬舟 」が再現されています。

春には, 桜で彩られます (^^)

※上の写真の中央が, 「 高瀬舟 」。

また, この辺りは「 一之船入 ( いちのふないり ) 」と呼ばれ, 物資の積み降ろしが行われる場所でした。

写真左の赤い柵の向こうに, 下記写真の 『 一之船入 』 があります。

りょーい / 京都 ブログ ガイド

舟入とは, 荷物の積み下ろしや, 舟の方向転換などを行う場所。

高瀬川の四条から二条の間の木屋町に9か所造られていました。

現在は 一之船入を除いて, すべて埋め立てられました。

木屋町 アクセス

詳しいアクセスを見る

五条木屋町へ

・京阪 「 清水五条駅 」 3番出入口から徒歩約2分。

四条木屋町へ

・阪急 「 京都河原町駅 」 1A, 1B出入口すぐ。
・京阪 「 祇園四条駅 」 3, 4番出口から徒歩約2分。

三条木屋町へ

・京阪 「 三条駅 」 6, 7番出入口から徒歩約2分。
・地下鉄 「 京都市役所前駅 」 1, 2番出口から徒歩約3分。

御池木屋町へ

・地下鉄 「 京都市役所前駅 」 1, 2番出口から徒歩約30秒。
・京阪 「 三条駅 」 12番出入口から徒歩約2分。

一之船入へ

・地下鉄 「 京都市役所前駅 」 1番出口から徒歩約2分。
・京阪 「 三条駅 」 12番出入口から徒歩約4分。

周辺の観光スポット

周辺の観光スポット

先斗町

先斗町( ぽんとちょう )という町名があるわけではなく, 鴨川と木屋町通の間にあって, 龍馬通 ( 三条通の1本南の通り ) から四条通までの南北約500メートルが「 先斗町通 」。

先斗町といえば, この先斗町通沿いのことか, 花街としての先斗町をさします。 京都らしい場所といえば, 花見小路通祇園 新橋と共にあげられるのが, 「 先斗町 」。 本物の舞妓さんも良く見かけます。

瑞泉寺 豊臣秀次の墓 悪人イメージは作り話 ? !

三条木屋町の交差点から南へすぐのところにあるのが, 豊臣秀次のお墓がある 「 瑞泉寺 」。 悪人のイメージが定着している豊臣秀次だけど, 本当は, ちょっと違うかも。

瑞泉寺 ( 木屋町通三条下ルすぐ )

三条大橋 3つの意外な歴史とは?!

木屋町三条の交差点から徒歩約1分にあるのが, 「 三条大橋 」。 そして, 新選組がその名を挙げた 「 池田屋事件 」 の時についたとされる刀傷もあります。

歌川広重の東海道五拾三次 「 京師三条大橋 ( Wikipedia ) 」は, 大変有名だけど, 歌川広重は実際には京都へ行っていないのではないか? と疑う説もあり。

周辺のグルメ

周辺のグルメをさらに見る

名前, 看板はございません

姉小路通木屋町西入にあるのが, 「 名前, 看板はございません 」。

本当に, 看板はございません (笑)

強めの煮干しの風味と鶏ガラを煮込んだスープが美味しいラーメン。 麺も旨いです。

京都ダイニング 正義

お手軽な料金でステーキが食べられるだけではなく, リノベーションされた築150年の数寄屋造りの京町家で食事ができるので, +αの雰囲気の良さを楽しめます。

京都ダイニング 正義 ( 龍馬通木屋町西入ル )

ラー麺ずんどう屋 京都三条店

龍馬通木屋町東入ルにあるのが, 「 ラー麺ずんどう屋 京都三条店 」。 姫路が発祥の豚骨ラーメン屋。

少しこってり感アリだけど, 非常にマイルドな味わい。 口の奥辺りに, まったりと, まとわりつくようなスープなのに, ひつこさや嫌らしさは, ほとんどなし。 美味しいです ! !

麺匠 一粒万倍 ( いちりゅうまんばい )

南大黒橋通木屋町西入にあるのが, 「 麺処 一粒万倍 」。 醤油の適度なコクとキレ, そして, 控えめに感じる油分が心地よいスープ。麺とメンマが美味しかったから, 「 つけ麺 」 や 「 まぜそば 」 の好きな人には特にオススメかも。

ラーメン大中 BAL横店 ( 臨時休業中 )

南車屋通木屋町西入にあるのが, 「 ラーメン大中 BAL横店 」。

特濃は, 「 こってり 」 好きには, 特にオススメ!! 豚骨と鶏ガラを24時間炊き続けてスープを取っているそうで, 2つの複雑なハーモニーを楽しめます。

アモーレ木屋町

木屋町通仏光寺下ルにあるのが, 「 アモーレ木屋町 」。

美味しいイタリアンのお店で, 毎年5~9月の間は, 鴨川納涼床が楽しめます。 私が行ったのは, 9月の昼床。 昼の鴨川納涼床の素晴らしさは, 何と言っても “心地よさ” 。 青空の下, すぐそばの鴨川から吹いてくる心地よい風を感じながら, 開放的な雰囲気の中で食事をいただけます。 オススメです ! !

木屋町 まとめ

写真は木屋町通五条上ル辺り

とにかく, 木屋町のイメージは, 「 飲み屋 」 。

ほとんど昼間の写真だけど (笑)

それと, 幕末と桜が見どころ。

木屋町の説明をしているけど, 正確に言うと, “木屋町通”。ただ, 京都人の会話の中では, “木屋町通” とはあまり使わず, 単に 「 木屋町 」 とだけ言っています。

「 先週, 木屋町に飲みに行ってきた。 」 っていうように。

上のような使い方だったら 「 木屋町 」 といえば, だいたい三条から四条の間にある飲み屋を指します。

もう少し細かく場所を言いたかったり, 「 ちょっと, ええとこ飲みに行ってきた。 」ってことを伝えたかったら, 下木屋町 ( 団栗通から南 ) 行ってきた。

とか, 上木屋町 ( 三条通から北 ) 行ってきた。 というような言い方もします。

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