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花見小路通 見どころや歴史, おすすめのお店も紹介

花見小路通 / 京都 ブログガイド

「 花見小路通 」

「 あなたが最も”京都”を感じる通りはどこですか ? 」 という質問をしたら、

四条通や三条通、河原町通などと共に上位にランクインするのが『花見小路通』ではないでしょうか。

花見小路通を歩く舞妓さんのイメージが頭の中に思い浮かびます。

目次

花見小路通 2つの夜の街

花見小路通 / 京都 ブログ ガイド

花見小路通の南を望む

花見小路通とは北は三条通と交わるところから、南は建仁寺の北門までの約1kmの南北の通り。

祇園のど真ん中を通っています。

四条通を境として

・南は京町家と石畳風の道が続き京情緒が溢れます。
・北は祇園の飲み屋街。 大人の社交場。

花見小路通はどちらも夜の街だけど、四条通の北と南では雰囲気は全く違います。

花見小路通 見どころ ~祇園町南側~

花見小路通 / 京都 ブログ ガイド

お茶屋で有名な一力亭があるのも祇園町南側。

四条から南の花見小路通の両側に拡がるエリアは,「祇園町南側」と呼ばれています。

やっぱり、花見小路の見どころはここ。

花見小路通の見どころは通りの両側に続く京町家の街並み。 お茶屋さんやオシャレな飲食店が軒を連ねています。

これぞ京都という知名度が高いエリア。

この見どころがあるから一度は花見小路へ足をはこぶのではないでしょうか。

そして、祇園町南側には「祇園甲部」 と呼ばれる※京都 五花街の中でも一番舞妓さんの在籍数が多く、最大規模の花街があります。

京都 五花街 : 祇園甲部、祇園東宮川町先斗町上七軒の五つ。

お茶屋さんも数多くあります。

祇園甲部歌舞練場 / 京都ブログガイド

花見小路通の南端辺りには祇園甲部歌舞練場もあります。

真直ぐ進むと祇園甲部歌舞練場。

ちなみに、画像左側の歴史的な建造物「弥栄会館」の一部を保存活用して、2026年春には帝国ホテルがオープンします。

舞妓さん

祇園町南側は花街でもあるから、本物の舞妓さんが見かけられるのも見どころのひとつ。

お座敷に上がる夕方位に舞妓さんを見かけることができます。

でも、オススメは休憩時間の舞妓さん。

舞妓さんの1日のスケジュールは午前はお稽古。 午後は3時位まで休憩。 それから, お化粧や着付けをします。

だから、午後1時~2時位にお出かけする舞妓さんが良く見かけられます。

舞妓さんの迷惑にならないように、最低限のマナーを守って楽しみましょう。

先斗町 / 京都 ブログ ガイド

上の写真は花見小路じゃなけど、午後2時位に先斗町で撮ったもの。

ばっちり決めた舞妓さんもいいけれど、普段の着物姿や夏の浴衣姿もめっちゃ魅力的 ! !

一味違う舞妓さんが見かけられるかも (^^)

祇園町南側について

花見小路通の四条通より南側のエリアは, 『祇園町南側』という住所。

ちなみに、花見小路通の四条通より北側は『祇園町北側』です。

通常、京都の住所は「花見小路通四条下ル○○町」という風に『上ル下ル西入ル東入ル』と通り名の後に町名が来るんだけど、祇園町南側は中心部では例外ですね。 通り名が入らず、京都市東山区祇園町南側〇△□番地という住所になっています。

“祇園町南側”という名前を前面に出して特別感を出そうとしているんでしょうね (^^)

ただ、京都でもあまり浸透しているとは思わへんけど。 私も最近まで知りませんでした (笑)

そんなことしなくても花見小路といえば、四条より南側のイメージ。 わざわざ祇園町南側って会話の中で使ったことがない (笑)

同じように、祇園町北側とも言いませんね。 花見小路の四条通から北側に飲みに行けば「祇園へ行ってきた。」って言います (^^)

花見小路通 ちょっと脇道へ

花見小路通の見どころは、その街並みにあるんだけれど、めっちゃ知名度があるから観光客が多い ! !

花見小路通が人で混んでいたら、少し脇道に入るだけで雰囲気はそのままで観光客がグッと少なくなります。

花見小路通 / 京都 ブログ ガイド

オススメは花見小路通の1本西の「西花見小路通」。

道幅は狭いけど, 同じように石畳風の道と京町家の街並みが続いています。

路地と辻子

路地と辻子 祇園路地2/京都 ブログガイド

このエリアのもう一つの見どころは「路地 ( ろーじ )」。

上の画像は花見小路通を横道に入ったとある路地。 表札がかかっています。

めっちゃ京都らしい雰囲気 ! !

上で書いたように花見小路通と交わる横道へそれると観光客は少なくなります。

そして、京都らしい「路地 ( ろーじ ) と辻子 ( ずし )」 の宝庫 (^^)

“路地”とは隣の通りまで行けない小道で突き当りが袋小路になっています。 

一つの目安として、その路地の入口に奥に住んでいる人の表札があげられている場合が多いですね。

人が住んでいるところだから、路地の奥に入らないようにしましょう。

路地と辻子 祇園路地1/京都 ブログガイド

こちらも横道に入ったとある路地。

めっちゃ雰囲気がいい!!

路地と辻子 祇園辻子1/京都 ブログガイド

こっちは, 辻子 ( ずし ) 。

路地 ( ろーじ ) のように先が袋小路じゃなくて、隣の通りまで行けるのが”辻子”。

祇園にあるちょっと変則的な辻子。 隣の通りとつながっています。

京町家と京町家をつなぐ通路を屋根代わりにしています。

人が住んでいるところだから、路地の奥に入らないようにしましょう。


花見小路通の歴史

ところで, 祇園を通る花見小路通は明治以降にできた新しい通り。

江戸時代までは四条通まで建仁寺の寺域でした。

京都でも四条河原町のように。たくさんのビルが建つ街並みになったところもあるけど、花見小路の四条通より南側の京都らしい街並みが変わらなかったのには理由があります。

実は、この辺りの土地を所有しているのは祇園の花街組合。

だから個人で勝手に土地を売買することが出来ません。

そのため雰囲気を損なうような建築物は建てられてきませんでした。

現在は祇園町南側地区協議会が業種の規制をしています。

ちなみに、祇園町南側エリアにはアダルト系はもちろん、コンビニやファストフードも出店できません。

これからも歴史的な京都らしい街並みを護っていってほしいですね。

花見小路通が通っている祇園花街の形成

花見小路通 / 京都 ブログ ガイド

花見小路通が通っているのは祇園のど真ん中。

では、祇園はどのようにできてきたのでしょうか?

江戸時代の初めごろ、祇園社 ( 八坂神社 ) の門前にあった茶店が参拝客や花見客にお茶や団子を提供し始めました。 それが、お茶屋の発祥とされます。

そして、提供するのがお茶だけではなく、お酒も出すようになり、お酒を運ぶ女性が歌舞伎芝居を真似て踊りや三味線を披露するようになりました。 それが、舞妓・芸妓の始まりと言われています。

やがて、舞妓・芸妓をかかえる置屋 ( おきや ) や舞妓・芸妓が派遣されていくお茶屋が拡がってゆき、祇園の花街を形成していきました。

祇園とは

祇園の中心部を通っている花見小路通。

実は「祇園」という地名があるわけではありません。

「祇園」とは、京都市上京区の「西陣」のように、ある特定の地域を示す単なる呼び名なんです。

西は鴨川辺り、東は今の八坂神社の南門辺り、北は古門前通辺り、南は建仁寺辺りまで。

だいたい下の地図の範囲が祇園と考えられています。

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