「 常寂光寺 紅葉 2022 」
嵯峨野の小倉山の麓にひっそりと佇むのが,「常寂光寺」。
常寂光寺に着いたのは,15分前。 普段の年なら並んでいても10人位だけど, かつてないほど観光客が並んでいた。
コロナの規制がないのとインバウンドが回復してきたからやなー。
常寂光寺 紅葉 2022 案内
嵐山・嵯峨野の紅葉スポットでは個人的に一番だと思っているのが, 「常寂光寺」。
仁王門周辺と鐘楼周りの紅葉はダイナミックで圧倒的。
これでもか ! これでもか ! っていうくらい美しい紅葉が観られます。
仁王門辺り

撮影日2022年11月25日
常寂光寺の門をくぐって, 料金所を過ぎて, 最初に現れるのがこの光景。

いきなりのクライマックス (笑)


仁王門周りには特に紅葉が集中していて, 真紅・赤・黄の色の共演が堪能できます。



ホンマ圧倒されます。


2022年はちょうど紅葉最盛期に訪問できたから, 大満足。
ただ, 常寂光寺の紅葉はめちゃくちゃ凄いんだけど, このお寺の紅葉を観終わった後には,



もう, 紅葉は, エエわ。
というような, 紅葉疲れ (笑)
ちょっと, 時間を置かないと, 次に訪れる紅葉スポットが霞んでしまうくらい美しい紅葉の景色がみられるのが常寂光寺。
階段辺り


仁王門をくぐった先にある本堂へ向かう階段辺りの紅葉もめっちゃ見事。
そして, 階段の上からの見返りの紅葉がまた美しい ! !


男性目線で申し訳ないけど,
若い時に, 後ろ姿の印象的な女性を, 歩いて追い越し振り返ったときに, めちゃめちゃ綺麗だったときのよう。
「 ハッと 」心を刺されて動けなくなるような美しさ。
女性だったら, コンパで先に店に着いていて, 後から入ってきた男性がめちゃめちゃカッコよかったとき。かな ?
鐘楼周辺


階段を登りきって右手へゆくと鐘楼があります。
この辺りの紅葉もめちゃくちゃ綺麗。


2022年はちょうど紅葉の最盛期に訪れることができたから, 特に素晴らしかった。
本堂裏


今年は良い写真が撮れなかったから, 2019年の画像をどうぞ。
本堂の縁側に腰かけて, 目の前の池の周りと斜面の紅葉を楽しむことができます。
散った楓の紅い葉が池を多い尽くす光景は, まるで絵画のよう。



肉眼で見たら観たらもっと綺麗です。
多宝塔


本堂横から, さらに階段で登ったところにあるのが,「 多宝塔 」。 ここからは, 嵯峨野の風景が見渡せます。
常寂光寺について
常寂光寺は日蓮宗のお寺。
慶長元年(1596)に、本圀寺の十六世住職の日禛(にっしん)上人が創建。
常寂光寺があるのはあの人のおかげ ? !
文禄4年 ( 1595年 ) に豊臣秀吉が祖父母の供養のため、方広寺で※千僧供養を執り行うとして京都のほとんどの宗教に出仕が要請されました。
※千人の僧を招いて、食事を供し法要を行うこと。大きな功徳があるといわれています。
ただ、日蓮宗では千僧供養に出仕するのかしないのかで意見が割れてしまうことに。
日蓮宗を信仰しない者から施しを受けたり、逆に他の宗教の者に仏法を伝えたりしない不受不施(ふじゅふせ)の教義のため。
時の権力者の求めに応じて出仕するべきだとする者と、権力者からの求めとはいえ教義を曲げてはならないという者、 意見は真っ二つにに分かれました。
常寂光寺を創建した日禛上人は、後者の「教義を曲げない」派。
あくまでも、開祖日蓮の教義を守るべきであるとの立場を貫き、隠棲してしまうことに。
そして、その地に選んだのが小倉山。現在の常寂光寺の地でした。
常寂光寺 名前の由来
日禛上人は、隠棲した小倉山の地が上品で奥ゆかしく、もの静かで趣があり、ひっそりと落ち着いている。
そして、あたかも仏が住むような清らかな場所。
ということからこの地を「常寂光土」と感じたようです。
そのことから「常寂光寺」と名付けられました。
常寂光寺 アクセス
・嵐電「嵐山駅」から徒歩約15分
・JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
・阪急「嵐山駅」から徒歩約25分
近くの紅葉スポット
近くの紅葉スポット
二尊院
常寂光寺から徒歩約5分にあるのが「二尊院」。
総門くぐり、すぐの紅葉の馬場。参道に覆うような紅葉のトンネル。二尊院で一番印象深い勅使門の紅葉。本堂前から勅使門越しに見える紅葉はまさに門を額縁にした絵画のよう。
宝筐院
常寂光寺から徒歩約10分にあるのが「宝筐院」。
臨済宗のお寺。平安時代に白河天皇のよって創建され、当時は善入寺といいました。
境内に入ってすぐに訪れる光景は美しいの一言。宝筐院でしか感じることができない体験です。
清凉寺
常寂光寺から徒歩約10分にあるのが「清凉寺」。
清凉寺は嵯峨野・嵐山周辺で無料で紅葉を楽しめる数少ないお寺。(弁天堂拝観は有料)広い寺域内の所々に楓があります。
近くの観光スポット
近くの観光スポット
竹林の小径
「竹林の小径」 があるのが嵯峨野と呼ばれるエリア。平安時代初期、嵯峨天皇が離宮 嵯峨院を造ったことでも知られていいます。
真っ直ぐに伸びてゆく竹の先に青空がわずかに覗く様は清々しいの一言。
小径の両側にある茶色の竹の枝を束ねた「竹穂垣(たけほがき)」が、ずーと続いていく景色も雰囲気がいい。竹の緑をさらに引き立てています。
野宮神社(ののみやじんじゃ)
常寂光寺から徒歩約8分にあるのが「野宮神社」。縁結びや子宝安産にご利益があります。
訪れるまでに、竹林に囲まれた小径を歩いていくので、雰囲気の良さもオススメ。
常寂光寺 紅葉 2022 まとめ
天気もめっちゃ良く, 紅葉も最盛期に訪れることができました (^^)



嵐山・嵯峨野では常寂光寺だけは外せない。



京都でも5本の指に入る紅葉だと思います。
相変わらず, 仁王門辺りと鐘楼周りはダイナミックで圧倒されるような紅葉で見事だった。
京都 紅葉スポット
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都府 京都市 右京区 嵯峨小倉山小倉町 3 |
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電話 | 075 - 861-0435 |
拝観時間 | 9:00 ~ 17:00 ( 16:30最終受付 ) |
拝観料金 | 500円 常寂光寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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