「 西明寺 紅葉 2021 」
神護寺の次は, 西明寺 ( さいみょうじ ) 。 神護寺の参道下から, 徒歩約5分です。 向かう途中にも清滝川沿いに, 紅葉がいっぱい。 道すがら川の流れと紅葉を楽しみながら西明寺を目指します。
今年は本当に良い天気に恵まれたがら, 神護寺参拝での足の疲れも, しばし忘れるくらいの心地よさでした。
清滝川 ( きよたきがわ ) 沿いの紅葉
2021年11月15日 撮影
神護寺参道前にある高雄橋を渡って, 清滝川沿いを上流へ。
清滝川の流れや紅葉を観ながら, 徒歩約5分で西明寺の表参道。
効率よく廻りたいなら, 裏参道からの入場がオススメ。 逆から見ていくことになるけど, 神護寺参道の登りで疲れているなら, 歩く距離は少なめですみます。 西明寺の表参道入口へは, ここから徒歩約3分。
西明寺 2021 紅葉
指月橋 ( 料金所への橋 )
向こうに見えているのが, 料金所。 ここからの眺めもめっちゃ綺麗です。
指月橋から上流の眺め。
指月橋から下流の眺め。
鐘楼付近の紅葉
表門をくぐって左手にあるのが, 鐘楼。
鐘楼を囲むような紅葉が, とても美しい ! !
苔庭 ( 本堂西側庭園 )
本堂の西側にある苔の緑と紅葉のコントラストが美しい庭園。 朝日を浴びて輝く紅葉がさらに彩を引き立てる。
本堂内部の撮影はできないけど, 内部から庭を撮るのはOK。
客殿
本堂と客殿の間から鐘楼辺りの紅葉を眺めるのも, また格別なひととき。
客殿前の紅葉。
水面に映る紅葉に心が和みます。
裏門辺り
裏参道から来るとこの裏門から入場。
裏門から本堂へと進むと現れる眺め。 期待が膨らむ光景。
裏参道の紅葉。 参道に沿って紅葉がいっぱい。
西明寺の拝観後に神護寺へ向かうには, 裏門から出た方が便利。 ここから約15~20分で神護寺の楼門。
逆に, 神護寺から西明寺へ来るときも, 裏門から入って, 表門から出るのが効率的。
苔エリア
西明寺は, 紅葉だけではなくて 「 苔 」も一緒に楽しめるのがありがたいところ。
境内のところどころで, 苔の緑が目を和ませてくれます。 私は苔の緑が大好きだから, 毎年紅葉と共に楽しませてもらっています。
表門前の苔庭
表門の前に広がる苔庭。 やや広め。
表門くぐって左側
連なる螳螂を包み込むように苔の大地が拡がっています。 大好きな場所。
表門くぐって右側
ここも目立たないけど, こじんまりとした落ち着いた雰囲気。
苔庭 ( 本堂西側庭園 ) へ向かう小径
本堂と聖天堂の間にある小径で, 本堂西側庭園へ続いています。 石段の先に見えているのは本堂西側庭園。
ここから先へは進めません。
鐘楼横
毎年, 気になっているのが, 「 鐘楼横の苔 」。 楓の木と石のベンチを囲むように苔が拡がるエリア。 ベンチがあるから, 疲れた人が一休みできる場所というのが少し心配なんです。
というのは, インバウンド全盛の2019年頃には, あまりにも多くの人が訪れて, 苔が踏まれて可哀そうな状態になってしまいました。
コロナで観光客が減少したおかげで, 傷ついた状態から少しづつ回復しているのは嬉しい限り。 でもまた人が増えて苔が減っていくのを考えると寂しくなってきます。
2021年11月15日 撮影
2019年11月18日 撮影 インバウンド全盛時
2年でかなり回復した ! !
2020年11月13日 撮影
2021年11月15日 撮影
2021年は, 去年よりもボリュームが増えている。
2018年11月 撮影
2017年11月 撮影
この時は, めっちゃ綺麗やった。 まるで絨毯のよう。
西明寺について
西明寺は, 真言宗大覚寺派の準別格本山。
天長年間 ( 824 ~ 834 ) に, 空海 ( 弘法大師 ) の弟子智泉が, 神護寺の別院として創建し, 鎌倉時代の建治年間 ( 1275 ~ 1278 ) 和泉国 ( 現在の大阪府南西部 ) 槇尾山の自性上人が中興したと伝えられます。
その後, 正応三年 ( 1290 ) に, 後宇多天皇より名前を賜り, 神護寺から独立しました。
本堂
現在の本堂は, 徳川五代将軍の生母 桂昌院が, 元禄十三年 ( 1700 ) に寄進したものと伝えられ, 正面の須弥壇に本尊の釈迦如来立像 ( 重要文化財 ) が祀られています。
この像は, 高さ51センチの小像で, 清涼寺 ( 嵯峨釈迦堂 ) の釈迦如来像を模して, 鎌倉時代に運慶によって造られたもの。
西明寺 アクセス
西明寺は神護寺の参道登り口から徒歩約5分。 高雄バス停からは徒歩約10分。 京都市中心部から高雄のバス停までは神護寺と同じ道のり。
私はいつも神護寺へ行ってから西明寺へ行くけど, 先に西明寺へ行くのなら「 槙ノ尾 ( まきのお ) 」バス停で降りた方が近い。 「 槙ノ尾 」バス停からは, 徒歩5分で西明寺。
京都市バス
四条烏丸バス停から, 8号系統 「 高雄行き 」に乗車。 約45分で高雄に到着 ( 交通事情で変化 ) 片道 230円 ( 2021年11月現在 )
2020年までは, 530円やったけど, めっちゃ安くなってた ! ! ! 均一区間の拡大で, ほぼ半額や ! !
四条烏丸バス停は, 地下鉄「 四条駅 」, 阪急「 烏丸駅 」からすぐ。 四条烏丸交差点の南側を西へいったところ, SUINA室町の前にあります。 四条烏丸バス停の高雄行きは, “始発” だから, 高い確率で座ることができます。
8系統 「 高雄行き 」四条烏丸バス停の時刻表 (2021年11月現在)
バスの本数が少ないから, 高雄到着後に “帰りのバスの時間” をチェックしておくことをオススメします。
JRバス
JR京都駅を利用する場合や, 神護寺 ・ 西明寺へ行った後に, 仁和寺や龍安寺等を観光したいときは, JRバスの方が便利。
JR京都駅へ行きたいなら, 市バスで終点の四条烏丸下車, 地下鉄でJR京都駅へ行くっていう方法もあります。 また, 途中の地下鉄「 太秦天神川駅 」からJR京都駅へ行くのもあり。
なにせ, 高雄からJR京都駅へは1時間以上かかると思います。 座れなかったら, かなりしんどい。 座れる方のバスで帰った方がいいですよね。
駐車場
駐車可能台数は少ないけど, 料金所へ渡る橋の前に駐車場あり。 1日1000円/台 ( 2021年11月現在 )
西明寺前の駐車場に停められなかったら, 西明寺から徒歩約10分の高雄バス停辺りと徒歩約5分の清滝川沿いにも駐車場があります。
ただ, 高雄バス停辺りに停めると, 西明寺まで降りていかないといけません。 帰りの駐車場までの登りが嫌な人は, 清滝川沿いの駐車場に停めた方がいいでしょう。 どちらの駐車場も, 1日1000円/台 ( 2021年11月現在 )
近くの観光スポット
神護寺
西明寺から神護寺の参道登り口まで徒歩約5分。
広大な寺域で雄大な紅葉を楽しむことができるのが,「 神護寺 」。 特にオススメは, 金堂への石段。 広い石段の両側にカエデがあり,そこを金堂へと登って行くと, まるで両側の紅葉に祝福されているような感じ (^^) 石段を登りきったところからの「 見返りの紅葉 」もめっちゃ綺麗 ! !
神護寺のある高雄は京都の北の山間部にあり, 市内中心部より色づきが早いです。
西明寺 紅葉 2021 まとめ
2021年11月15日 撮影
2021年は, 本当に良い天気に恵まれました ! ! 今まで来た中で一番かも。
西明寺の紅葉は見頃で, もちろん綺麗だったんだけど, それ以上に, 鐘楼横のベンチの周りの苔が, かなり回復していたのが, 本当に嬉しかった。 苔好きとしては, この状態が, ずーと続くことを願っています。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都府 京都市 右京区 梅ケ畑槇尾町 1 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 0 7 5 - 8 6 1 - 1 7 7 0 |
拝観時間 | 9 : 0 0 ~ 1 7 : 0 0 |
拝観料 | 大人 : 500円 西明寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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