神護寺参道入口から
清滝川に沿って
約5分歩くと 西明寺 です。
清滝川沿いの紅葉も
とても美しいです。
ただ、
でも書きましたが、
訪れた11/6の時点では
まだ紅葉の最盛期ではありませんでした。
駐車場のおっちゃんによれば、
11/15位が見頃とのことです。
最盛期であれば、
この清滝川沿いの紅葉を
眺めながら歩くので、
西明寺 までの歩きは
苦にならないでしょう。
四季を通じて豊かな自然。
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撮影日2017年11月6日
清滝川に架かるこの橋を渡ると
ゆっくり歩いて3分で本堂です。
(実際はもっと早いです。)
橋の周りもカエデが多く
美しい風景が迎えてくれます。
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西明寺は、
真言宗大覚寺派の
準別格本山で、
紅葉の名所として有名です。
天長年間(824~834)に、
空海(弘法大師)の弟子智泉が、
神護寺の別院として創建し、
鎌倉時代の建治年間(1275~1278)
和泉国(現在の大阪府南西部)槇尾山の
自性上人が中興したと伝えられます。
その後、
正応三年(1290)に
後宇多天皇より名前を賜り、
神護寺から独立しました。
本堂
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現在の本堂は、
徳川五代将軍の生母、桂昌院が、
元禄十三年(1700)に
寄進したものと伝えられ、
正面の須弥壇に
本尊の釈迦如来立像(重要文化財)
が祀られています。
この像は、
高さ51センチの小像で、
清涼寺(嵯峨釈迦堂)の
釈迦如来像を模して、
鎌倉時代に、運慶によって
造られたものです。
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本堂に向かって右にある庭です。
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寺域はこじんまりしていますが、
紅葉の名所らしく、
見どころが多く、
存分に紅葉を楽しめます。
神護寺のように、参道入り口から
坂道を約10分も登らなくてOKで、
広い境内を移動する必要がありません。
ゆったり、のんびり過ごせます。
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神護寺ほど
観光客が多くなかったので、
歩き疲れて西明寺まで来ないのかな?
などと思ってしまいます。
私は、
先に苦労をしてから
後に楽をしたいタイプなので(笑)、
神護寺へ行ってから
西明寺へ行きましたが、
もし、
2つのお寺へ行きたいと
考えているのなら、
女性や足腰に不安のある方は、
西明寺へ行ってから
神護寺へ行った方が
良い気がします。
神護寺へ行くだけで、
疲れてしまうかもしれません。
神護寺は、
広い寺域の中、
開放的な雰囲気の中で
紅葉が楽しめます。
一方、西明寺は、
こじんまりとしていますが、
凝縮された紅葉を
楽しむことができます。
せっかく高雄に行くのなら
どちらも楽しんだ方がいいですもんね。
苔の緑
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西明寺は、
もちろん紅葉が素晴らしいんですが、
個人的には、
もう一つ楽しみがあります。
「苔」です。
私は緑が好きなので、
めちゃくちゃ気に入っています。
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まるで絨毯のようです。
写真奥の腰掛の足元は
苔が剥げて、
土が見えていますが、
写真手前の腰掛の足元は、
ほとんど苔が剥げていません。
みんな歩くのを
遠慮しているのではないでしょうか。
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お寺の方が
綺麗に手入れをされているので
とても美しい苔を
楽しむことができます。
苔好きの方は、
是非訪れてみてください。
見送りの紅葉
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最後に、
西明寺を訪れる人は、
私も含めて、ほとんど
清滝川に架かる橋から
入山します。
そして、
多くの人が再び橋を渡って
出ていきます。
もし、
余裕があれば、
裏門から出てみてください。
上の写真のような
見事で綺麗な紅葉が
見送ってくれます!!
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都府京都市右京区梅ケ畑槇尾町1 上ル 下ル 西入 東入について |
---|---|
電話 | 075-861-1770 |
拝観時間 | 9:00~17:00 西明寺ホームページ |
拝観料 | 大人500円, 中高生400円 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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