「 鞍馬寺 」
出町柳から叡山電車に乗って、鞍馬まで約30分です。
この時期には鞍馬に近づくにつれ紅葉が電車の窓からも楽しめます。
牛若丸と天狗伝説ゆかりの地
叡山電車 紅葉のトンネル
市原駅~二ノ瀬駅間には「もみじのトンネル」と呼ばれるところがあり、特に綺麗な紅葉が見られます。
撮影日2017年11月16日
鞍馬駅に到着です。
やはり京都市中心部より少し肌寒いです。
巨大な天狗が出迎えてくれます。
あまりに長い鼻なので、一度折れてしまったらしいです。
奈良の唐招提寺を開いた鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟、鑑禎(がんちょう)上人が宝亀元年(770)に鞍を背負った白馬の導きでこの場所に来て、毘沙門天を祀ったのが始まりとされています。
延暦十五年(798)には、藤原伊勢人(いせんと)が平安京鎮護の道場として伽藍を造営して以降、人々の信仰を集めてきました。
現在は、鞍馬弘教の総本山で、※尊天を本尊としています。
※毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊
昔から天狗の住む山としても有名で、貴船へと続く参道には、豊かな大自然の中に牛若丸ゆかりの「息次ぎの水」や「背比べ石」などがあります。
多宝塔までケーブルカーで行くこともできます。足の悪い方や高齢の方はケーブルカーを使った方がいいかもしれません。
私は、歩いて登ることにします。
山門をくぐったこの場所から本堂までは、約30分です。
鬼一法眼社
登り始めてすぐのところに鬼一法眼社があります。
鬼一法眼は牛若丸に「※六韜三略」を教えた武芸の達人といわれています。
そのため、武道の上達を祈願する人も多くいます。
※古代中国の兵法書
鬼一法眼社の横には、「魔王の滝」があります。
水が流れ落ちてくる崖の上の祠には護法魔王尊がお祀りされています。
牛若丸住居跡
鬼一法眼社のちょうど真ん前に源義経の供養塔があります。
この場所に牛若丸(義経)の住居があったそうです。
九十九折(つづらおり)の参道
九十九折の参道が続きます。
清少納言が「枕草子」のなかで、「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と書いたことでも有名です。
中門
ここから本堂まで約12分です。もうひと踏ん張り!
中門を過ぎると参道が石畳と石段になり、傾斜はきつくなってきますが、歩きやすくなります。
本堂へと続く石段
本堂へと続く最後の石段です。この辺りは特に紅葉が綺麗です。
綺麗な紅葉を楽しみながら、あと一息です。
やっと本堂のあるところへたどり着きました。
本堂
境内からの眺め
鞍馬山で一番のパワースポット
本堂前にある△のマーク。
この場所が、鞍馬山一帯で一番「気」が集まるスポットだそうです。
この場所立ってパワーを頂くために多くの人が訪れます。
もちろん、私も鞍馬山の「気」を頂いてきました!!
奥の院参道
ここから山道になり貴船まで行くことができます。
途中には、木の根道や牛若丸ゆかりの「息次ぎの水」や「背比べ石」などがあります。
ただし、今年(2017)は、台風21号の影響で入山できません。
貴船神社 1300年以上の歴史でも写真を掲載しましたが、木が台風でなぎ倒されていました。残念ですが、ここから先へは行けません。下山することにしました。
牛若餅 多聞堂
山門前の階段を降りてすぐのところにある多聞堂さん。
牛若餅が有名です。
一口サイズで、中は、こしあんです。
なかなか美味しかったです。山を登って降りて疲れているところに甘いものはちょうどいいですね。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都市左京区鞍馬本町1074番地 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 075-741-2003 |
入山料 | 300円 鞍馬寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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