総門をくぐって、
受付を済ませます。
本堂のある境内へと続く
緩やかな登坂にあるのが紅葉の馬場。
カエデが坂の両側から道を
覆い包むようになっていて、
まさに紅葉のトンネルです。
勅使門(唐門)辺りの紅葉も非常に美しく、
門とその向こうに広がる紅葉の光景は、
多くの人の心をひきつけてやみません。
常寂光寺の
美しい紅葉を見た後に
訪ねてしまったので、
比較してしまいますが、
二尊院の紅葉も
非常に上品できれいです。
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総門は、
角倉了以が伏見城の薬医門を
慶長十八年(1613)に移築したものです。
二尊院の紅葉ポイント
紅葉の馬場
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紅葉の馬場です。
綺麗な紅葉が迎えてくれます。
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この石段辺りの紅葉も
非常に綺麗です。
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石段を登り終えて、
後ろを振り返ると
”紅葉の馬場”という意味が
よくわかる美しさです。
勅使門辺りの紅葉
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勅使門へ続く道。
ここもめっちゃ綺麗です。
勅使門越しの紅葉
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二尊院の紅葉のハイライトです。
ほとんどの観光客は
勅使門(唐門)から入ってきますので、
なかなか人が映らない写真が撮れません。
みんな勅使門前に陣取り、
粘り強く人気がなくなるのを待っています。
私も何分か待ちました(笑)
それほど絵になる光景です。
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この勅使門の紅葉と
紅葉の馬場を見るためだけに来ても
値打ちがあります。
ただし、
土日は人の出入りが多く、
門の周りに誰も人がいない状況は
なかなか、ないかもしれません。
御薗亭辺りの紅葉
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御薗亭です。
本堂の南にあり、
お茶席があります。
御薗亭は、
元禄十年(1697)に
後水尾天皇の第五皇女(五女)の
賀子(よしこ)内親王のお化粧の間を
移築したものです。
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二尊院は、
天台宗のお寺で、
「百人一首」で
季語にもなっている
小倉山の麓にあり、
嵯峨天皇の祈願により
※慈覚(じかく)大師が、
承和年間(834~847)に
建立したといわれています。
※第三代比叡山延暦寺の住職
通常のお寺の本尊は、
一体だけですが、
二尊院はその名の通り
釈迦如来と阿弥陀如来の
二尊を祀っています。
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お寺の名前にもなった二尊とは、
極楽往生を目指す人を、
送り出す「発遣の釈迦」と、
彼岸へと迎える「来迎の弥陀」
の遣迎(けんごう)二尊です。
応仁の乱(1467~1477)により、
ほとんどが焼失してしまいましたが、
本堂は約30年後に再建されました。
本堂は、
京都御所の紫宸殿(ししんでん)を模しており、
本殿内側も内裏の御内仏(仏壇)と
同様に造られています。
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運よくめでたい場面に出合いました。
勅使門から出て
帰ろうと思っていたところ、
ちょうど新郎新婦の写真撮影に
出くわしました。
最近、神社仏閣周辺での結婚記念撮影が
ものすごく多いです。
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二尊院では
日本人でしたが、
台湾や東南アジアの人の
結婚記念撮影を紅葉の名所で
よく見かけました。
京都の紅葉の美しさを
結婚記念に加えたいんでしょうね。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 075-861-0687 二尊院ホームページ |
拝観時間 | 9:00~16:30 |
拝観料 | 500円 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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