「 梅宮大社 」
京都の梅の名所といえば, やっぱり 北野天満宮 が有名ですが、梅宮神社もオススメです。阪急嵐山線「松尾大社」駅から、徒歩約15分のところにあります。
こじんまりとしていますが、観光客も少なく、ゆったり落ち着いて、梅を楽しむことができます。
境内の梅
紅白が並んで咲いています。めでたいですね。
楼門を入って、右側にある梅。
白い梅が、青空に映えますね。
梅の木の辺りは、甘い香りが漂います。
梅宮大社について
奈良時代に、橘氏の氏神として、現在の京都府綴喜郡井手町辺りに創建したのが始まりといわれています。
平安時代の初めに嵯峨天皇の皇后橘嘉智子(たちばなのかちこ)によって現在の地に移されました。
檀林皇后(橘嘉智子)
嵯峨野に、日本最初の禅院 檀林寺を創建したことから檀林皇后と呼ばれるようになりました。
檀林皇后は、すばらしい美貌の持ち主で、修行中の僧侶でさえ、目を奪われるほどであったそうです。仏教に深く帰依した檀林皇后は、自らの死に臨み、「自分の亡骸は、その辺の辻に捨て置きなさい。」と遺言したそうです。
形あるものは、すべて滅び、やがては、土に帰っていく。この世に、永遠のものなど無い。という「諸行無常」の教えを自分の死を持って実践しようと考えたのでしょうか。
帷子ノ辻
余談ですが、檀林皇后が捨て置かれた辻が、「帷子ノ辻」といわれています。
帷子とは、裏地のない衣服(一重の着物)で、檀林皇后がまとっていた死に装束と考えられます。浴衣も一重の着物で、本来は「湯帷子」といいます。
安産の神
祭神は、
酒解神(さかとけのかみ)、大若子神(おおわくこのかみ)、酒解子神(さかとけこのかみ)小若子神(こわくこのかみ)。
酒解神の子供の酒解子神が、大若子神との一夜の契りで、授かったのが、小若子神。
そのことが相当嬉しかったので、甘酒を造り、飲んだという神話から、安産と造酒の神として有名です。
またげ石
子供に恵まれなかった檀林皇后(橘嘉智子)が、本殿横にある「またげ石」をまたぎ、子供を授かったということから
この石をまたげば、子宝に恵まれると伝えられていて、その下の白砂は、安産のお守りとされています。
造酒の神
酒解神の子供の酒解子神が、大若子神との一夜の契りで、授かったのが、小若子神。
そのことに歓喜して、甘酒を造り、飲んだという神話から、造酒の神としても有名です。
楼門の上に、たくさんの酒樽が奉納されています。
梅宮大社の猫
人に大変慣れていて、子供に触られても嫌そうにしませんでした。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 ご利益 めぐり
所在地 | 京都府 京都市 右京区 梅津 フケノ川町 30 |
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電話 | 075 - 861 - 2730 梅宮大社ホームページ |
※ 参拝時間 ・ 受付時間等は変更されることがありますので, 神社にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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