「 八坂神社 節分祭 」

毎年、八坂神社では節分に「節分祭」が行われます。

京都らしく舞妓さんの舞踊の奉納もあり。

節分の厄払いに一花添えます。

節分とは

節分とは暦 (こよみ) での季節の始まりの日 (立春・立夏・立秋・立冬 ) の前日のこと｡

京都でも「節分祭」は多くの神社で行われるけど、旧暦では2月の立春が新年だったから、立春の前日の節分は今の大晦日のようなもの｡

現在でも日本の伝統行事では旧暦を使う場合が多いから、その年の最後の日 (立春の前日の節分) に、厄除けなどでお詣りする習慣ができました。

八坂神社 節分祭 案内

八坂神社舞殿からの豆撒き、京都四花街の祇園甲部・祇園東・宮川町・先斗町の舞妓さんによる舞踊の奉納や日本今様謌舞楽会による舞踊の奉納などが行われます。

※内容は変更されることがあり

八坂神社 節分祭 祇園東歌舞会の奉納舞踊

・祇園東歌舞会の奉納舞踊1 (YouTube)
・祇園東歌舞会の奉納舞踊2 (YouTube)

祇園東について

四条通花見小路上ル東側一帯が祇園東。

明治14年 (1881) 、祇園甲部から分離・独立しました。始めは祇園甲部に対して”祇園乙部”といわれていましたが、戦後は名称を「祇園東」にしました｡

祇園東の一帯には、かつて膳所(ぜぜ)藩屋敷があったことから地元では「膳所裏」と呼ばれていました｡

今様奉納 (いまようほうのう)

・日本今様謌舞楽会の今様奉納1 (YouTube)
・日本今様謌舞楽会の今様奉納2 (YouTube)

今様とは平安時代に流行した歌曲｡

当世風・今風であったことから今様と呼ばれ、身分の上下を問わず広く流行しました。

※日本今様謌舞楽会ホームページより

今様を初めて見たけれど、平安の雰囲気が感じられる優美で雅な舞。

今様奉納は八坂神社だけではなく伊勢神宮や熊野本宮大社、厳島神社等でも行われたことがあります。

海外では、ハンガリーのブダペストやフランスのパリ、ポルトガルのリスボンなどでも公演。

「福は内 ! ! 」の掛け声とともに豆が撒かれます。

八坂神社 節分祭 福豆

普段、お守り等を販売している八坂神社の社務所で、福引付きの「福豆 (初穂料300円)」が購入できます。

節分で授与される福豆には古来より邪気を祓い、福をもたらす力があるとされました｡

本殿横にある福引所。

豪華商品の数々。

八坂神社について

八坂神社の歴史

飛鳥時代の656年に、高句麗からの渡来人が創建したといわれ、後にその子孫が「八坂」を名乗り、受け継いだといわれています｡

ただ、八坂神社という呼び名になったのは明治になってから。

江戸時代まで八坂神社は比叡山延暦寺の末寺でもあったので「祇園感神院 (かんしんいん)」という寺の名前でも呼ばれていました。

つまり神社でもありお寺でもありました｡ 

八坂神社のお祭なのに八坂祭じゃなくて『祇園祭』 といわれるのは明治以前の呼び名が関係しています。

八坂神社 ご利益

ご利益は、病気平癒・家内安全・試験合格・良縁成就・商売繁昌など｡

2,3滴を肌につけると、身も心も綺麗になるという御神水が湧き出ている神社もあり。

ところで何で八坂神社のお祭が祇園祭？

日本三大祭の「祇園祭」。八坂神社のお祭りです。

かつて、八坂神社は「祇園社」と呼ばれていました｡

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八坂神社 アクセス

八坂神社の地図

・市バス「祇園」バス停から八坂神社の西門まではすぐ
・京阪 「祇園四条駅」 6, 7番出入口から八坂神社の西門まで徒歩約5分
・阪急 「京都河原町駅」 1A, 1B出入口から八坂神社の西門まで徒歩約7分
・四条河原町交差点から八坂神社の西門まで徒歩約9分

八坂神社 節分祭 まとめ

八坂神社の節分祭にはたくさんの人がお詣りに来ます｡

京都四花街の舞妓や日本今様謌舞楽会による舞踏奉納もあるから、京都らしい節分祭。

なかなか本物の舞妓さんや日本今様謌舞楽会が踊るところを見る機会はない。

詳しい内容等は「八坂神社の節分ページ」参照

所在地：京都市東山区祇園町北側625番地
電話：075－561-6155　
社務所受付時間：9：00～17：00

※ 拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、神社に確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。

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