京都湧き水マップをチェックして無料で飲める京都の名水めぐり
「 京都 名水 」
京都は周りの山々から流れ来る水や降水が京都盆地に集められ、豊富な地下水が蓄えられる地形。
実は京都の地下には、なんと琵琶湖の水量に匹敵する位の地下水が貯えられているそう。
その豊富な地下水を『京都の名水』として「無料」で飲めるところが、京都市のあっちこっちにあるんです (^^)
ということで、京都の無料で飲める湧き水を地域別に分類し、GoogleMapで「京都 湧き水マップ」も掲載しました。
特に京都では神社の境内で無料の湧き水があり京都の名水として親しまれています。
神社の名水を飲んでご利益をさらにパワーアップ!!
京都の湧き水マップをチェックして、是非無料で飲める京都の名水を訪れてみてください。
京都 湧き水マップ
御所の周辺と京都市の中心部にも多くの名水が湧き出ています。
特に京都で一番の繁華街 四条河原町近くの新京極商店街や寺町通にも「無料」で飲める湧き水( 名水 )があり。
京都の湧き水について
水には二種類あって、軟水と硬水。
日本は軟水が多く、口当たりがなめらか & まろやか。
お茶やコーヒーが美味しくなりますね。
ミネラル分が多くないため、素材本来の味わいを引き立てるための良きパートナーとなっています。
一方、硬水はミネラル分を多く含んでいるため, 水を飲むだけで栄養分を取ることも可能。
ヨーロッパの水が代表例。
個人的には、硬水のボルビックを飲むと、ちょっと味に違和感が。
その分、肉料理などの味を引き立てるのに適しています。
ヨーロッパの人が日本のミネラルウォーターを飲むと、物足りなく感じるでしょうね。
京都の地下水は、もちろん軟水。その上鉄分が少なく他の地域よりさらに柔らかいのが特徴。
この水を使って四季折々の素材本来の旨味を活かした「京料理」が発展してきたのにも納得がいきます。
そして、この京都の水は京都の上品な豆腐作りには欠かせない水。
京都市中心部
錦天満宮「錦の水」
多くの観光客や買い物客が行きかう新京極商店街の中にあります。
すぐそばには錦市場も。
地下30数メートルから湧き出ています。年中 17, 8度の水温で、検査の結果、無味・無臭・無菌の良質な湧水。もちろん、無料で飲めます。
天満宮だから、錦の水を飲めば合格祈願や学業成就のご利益が強化されるかも!?
火除天満宮 「御神水」
火除天満宮の御神水。
飲んでみたけど、美味しかったです。
こんな街中にあると、ありがたいですね。上で紹介した錦天満宮からも徒歩約4分という近さ。
水源が同じかどうかはわからないけど、2つの名水の飲み比べをしてみてもいいですね (^^)
もちろん、火除天満宮 の「御神水」も無料で、水質検査もしているので安心。
火除天満宮も学問の神様 菅原道真をお祀りしているから、御神水を飲めば合格祈願や学業成就のご利益が強化されるかも!?
花遊小路 江戸川 ハレの水
穴場中の穴場の名水が、うなぎ料理の花遊小路 江戸川の店横にある湧き水「ハレの水」。
花遊小路 ( かゆうこうじ ) 自体が河原町と新京極の間の裏のわかりにくい場所にあるから、偶然か知っていなければ見つけにくい。
もし見つけたとしても、「本当に、この水は飲めるんだろうか?」という一抹の不安も (笑)
でも大丈夫!!私も飲んだし、近所の人もペットボトルに入れて持帰っています。
説明が書いてあるわけじゃないけど、大正時代にできた花遊小路がいつもよりちょっと贅沢する時や記念日などの「ハレの日」に訪れるオシャレな場所だったことから『ハレの水』と名付けたんでしょう。
蛇口式になっているから、水道で飲むように美味しい湧き水を無料で飲むことができます。
ご丁寧に手ぬぐいまで掛けてあります (^^)
京都 湧き水マップ ハレの水
亀屋良長 本店「醒ヶ井」
四条烏丸から徒歩約8分の四条通醒ヶ井にあるのが「亀屋良長 本店」。
享和三年 ( 1803 ) に亀屋良長 初代店主が和菓子作りに適した水を求めて、この地に店を構えたそう。
昭和38年 ( 1963 ) に、阪急電車が大宮駅から「京都河原町駅」まで地下の延伸工事をしたときに一旦枯れてしまったそう。その後, 地下80m位まで掘ったら再び湧き出してきました。
街の真ん中にあるからめっちゃ便利。無料だから近所の人が醒ヶ井水を汲みに来ています。
この辺りに住んでいる人は、ミネラルウォーターを買う必要なし!!
京都 湧き水マップ 醒ヶ井
市比賣神社 ( いちひめじんじゃ ) 「天之真名井 ( あめのまない )」
清和天皇から後鳥羽天皇までの27代の間は皇室 公家の崇敬が厚く、皇子や子女の誕生ごとに市比賣神社の「天之真名井」のご神水を産湯に加えられたそう。
「天之真名井」を飲むと、めっちゃご利益がありそう!!
御所周辺
梨木神社 「染井」
京都の湧き水の中でも、一番有名なのが梨木神社の「染井」だと思います。
無料だし、機会があれば是非一度飲んでみてください。
梨木神社の「染井」は京の三名水の一つで、現存する唯一の三名水として知られています。
その味は、甘くまろやか。
宮中御用の染所として梨木神社にある「染井」の水が用いられたといわれています。
梨木神社は萩の名所としても知られ、毎年9月の第3または第4日曜日前後には「 萩まつり 」が開催され、俳句大会や狂言・舞・居合抜刀術などが奉納されます。
下御霊神社 御霊水 ( ごりょうすい )
江戸時代の明和七年 ( 1770 ) の秋、京都は干ばつに見舞われました。
その時当時の下御霊神社 神主の出雲路定直が夢のお告げで境内の一か所を掘らせたところ、なんと、清らかな水が湧き出て、万人を救うことができました。そしてその水は「感応水」と名付けられたそう。
菅原院天満宮神社「菅公御産湯の井」
菅原院天満宮神社は御所のすぐ西、烏丸通下立売下ルにあります。
この地に菅原家の邸宅があり、菅原道真の生まれた場所と言われています。※諸説あり
門をくぐって右へ進むと「菅公御産湯の井」 があります。
毎日飲んでいたら、頭がよくなりそうですね (笑)
「 美しや 紅の色なる 梅の花 阿呼が顔にも つけたくぞある 」
菅原院の庭に咲き誇る梅の花を見て、五歳の時に菅原道真が読んだ詩。
京都 名水「新 滋野井」
かつては、京都御所のすぐ西、西洞院椹木 ( さわらぎ ) 町上ル辺りにあったといわれています。
その枯れてしまった滋野井。
かつて存在していたといわれる付近にある麩嘉 ( ふうか お麩の店 ) の主人が、良質で豊富な水脈を掘り当て、これを「新 滋野井」と命名。
今では誰でも無料で飲める京の名水として親しまれています。
東山周辺
清水寺 「音羽の瀧」
清水寺の境内にあるから無料ではないけど、有名なので。
清水寺の「清水」は、この音羽の瀧のこと。奈良時代に観音様を祀る霊地を求めて奈良から訪れていた延鎮上人 ( えんちんしょうにん ) 。たどり着いたのがこの音羽の瀧だったといわれています。
美御前 ( うつくしごぜんしゃ ) 「美容水」
飲める名水ではないけれど、ある意味名水。
その前に湧き出ているのが「美容水」。
京都市北部
上賀茂神社「神山湧水」
手水舎の水が「神山湧水」。
祭神の賀茂別雷大神が降臨した上賀茂神社の背後にある神山の水を汲み上げて使用しています。飲料用水基準にも適合。
手水舎が京都の名水とは、なんとも贅沢でご利益がありそう。
下鴨神社 ( みたらし祭 ) 「 神水 」
7月の土用の丑の日の前後5日間で行われるのが「みたらし祭」。
下賀茂神社にある井上社の井戸から湧き出る水が井上社の前にある御手洗池 ( みたらしいけ ) を満たしていきます。その水に膝まで浸し、無病息災を祈ります。
お祈りの後は神水をいただきます。
ペットボトルなどに入れて無料で持ち帰れます (^^)
松井酒造株式会社「鴨川蔵 仕込み水」
京阪「出町柳駅」から徒歩約7分の東一条通川端東入ルにある「松井酒造株式会社」。
蛇口式なのでめっちゃ便利。
京都 湧き水マップ 鴨川蔵 仕込み水
京都 名水 まとめ
伏見のように、ひとつのところに名水がかたまっていないけど、京都市内中心部の錦天満宮と火除天満宮、ハレの水、そして御所付近にはややかたまっています。
全てまわる必要もないから、買い物や観光の途中で寄ってみるのもあり。
京都の湧き水マップでチェックして訪れてみてください。
おいしい湧き水が無料で飲めるなんて、めっちゃ有難い!!
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