「 花遊小路 」
京都で一番の繁華街といえば, 「 四条河原町 」。 京都高島屋や四条通 ( 東西の通 ) ・ 河原町通 ( 南北の通 ) 沿いにお店がひしめき合っています。
その四条河原町交差点の北西角から北側歩道を約1分西へ歩いたところに出入口があるのが, 「花遊小路」。 ちょうど, 四条河原町バス停の前です。
花遊小路 日本一短い ? 商店街。
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「花遊小路」の入口はもうひとつ。
四条河原町バス停前の花遊小路出入口から, 四条通の北側歩道を約50m西へ行くと, 右手に「 新京極商店街 」。
新京極商店街へ入り, 右手にある一筋目の細いアーケードの通りが,「花遊小路」。 私も知らなかったけど, ここは商店街らしい。 そして, おまけに, ※ 日本一短い商店街だそう (^^)
※ ちなみに, 大阪の肥後橋商店街も日本一短い商店街といわれていて, 長さ79メートル。 ここは, 花遊小路商店街にも正確な数字を出してもらって, 白黒つけてほしいですね (^^)
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確かに短い。 長さは, 7, 80m位かなー。 道の左右にお店や飲食店が軒を連ねています。
人通りの多い新京極商店街からの細い横道, おまけに入って一筋目だから, なかなか知らないと進みにくい雰囲気になっています。 通り自体は細いけど綺麗。 だけど, 新京極商店街よりは暗いから, 何か路地裏独特の少し怪しい感じもしますね (^^)
でも, この道の奥には, 「 よーじや 」もあります。
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私も何度も通っているけど, 四条通から入る花遊小路が, なんとも赴きがあって大好き。 四条河原町の繁華街にありながら, 昭和の雰囲気を醸し出しています (^^)
ただ, 四条通の北側の歩道を歩いていても, 入口が小さすぎて, 注意して歩いていないと気づかないかも (笑)
入口両側にお店があって, お店と一体化しているから, お店の中の通路みたいな感じ。 そもそも, ここを通って, 先へ行けるのかどうかもわからない不穏な雰囲気がプンプンしている (笑) 上の写真のように誰かが歩いていると行き易いけどね。
京都のどこにもない面白い通りです (^^) 是非, 一度体験してみて下さい。
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四条通の3筋北の通りからも花遊小路へ入れます。 真直ぐ進む ( 北から南へ ) と四条通。途中の右側にアーケード街があります。
上の写真から約15m進むと左側に「 鰻料理 江戸川 」。
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そのお店の前にあるのが, 「 ハレの水 」。 近所で働いている人や知っている人は, ペットボトルに湧き水を入れています。
蛇口式になっているから, 水道を飲むように美味しい水を飲むことができます。 ご丁寧に手ぬぐいまで掛けてあります。 もちろん私も飲みました。 美味しいですよ ! !
花遊小路について
花遊小路が誕生したのは, 大正元年の頃。 その前は, 広大な寺域を誇った金蓮寺がありました。 その金蓮寺の境内の一角にあった梅林庵の跡に, 明治時代になってから, 花遊軒という大きな精進料理のお店が商いをしていたそう。
今の花遊小路の礎となる商店街は, この花遊軒の周辺を再開発することで誕生しました。
昭和の初めから中頃にかけての花遊小路には, 当時の和装の最先端を行く品々がそろい, 役者や芝居の女優や芸妓もお得意さんでした。
そんな花遊小路は, 京都人や観光客にも愛され, いつもよりちょっと贅沢する時やお洒落する「 ハレの日 」に訪れる場所だったそう。
花遊小路のグルメ
たべのみ家くりぼん
「 たべのみ家くりぼん 」は, アーケードの中にあります。
めっちゃ食べたくなるネーミングの「 ひゃくにちカレー 」を食べました。
甘くはないけれど, それほど辛くなないので, 万人受けするカレー。 セットのサラダは定食メインのお店らしく味も量もカレー専門店のサラダを凌駕しています。 サラダがこれだけ美味しいので, 定食のおかずも美味しいんでは ? 次回試してみたいです。
麺処 蛇の目屋
ハレの水が飲める鰻料理 江戸川がある「 ハレの日 花遊小路 」という2階建ビルの2Fにあるのが, 『 麺処 蛇の目屋 』。
鶏と醤油にめっちゃこだわっていて, ほんと, あっさりしていて美味しいです !
なんてゆうか表現しにくい複雑な味。 普通の味噌汁で親しんでいる煮干の味のように主張が強くなく, 控えめであっさりした味わい。 普通の煮干と違うのか, それとも出汁の取り方が違うのか。 スープの味を説明するのも難しい (笑) とにかく, 何処にもない, オンリーワンの煮干そば ! !
花遊小路アクセス
市バス「 四条河原町 」北側 ( 東方向行き ) バス停の前。 阪急「 京都河原町駅 」9番出口すぐ。
花遊小路 近くの観光スポット
新京極商店街 ( 新京極通 )
花遊小路商店街の西端は「 新京極商店街 ( 新京極通 ) 」と交わっています。
新京極通は, 三条通 ~ 四条通までのごく短い通り。 新京極商店街として有名。
明治維新後, 京都から東京へ遷都したために京都の雰囲気は沈んでいましたが, それを打破するべく, 1872年に京都府参事 槇村正直が寺町通の賑わいに眼を着けて, その東側に「 新京極通 」を造りました。
寺町商店街 ( 寺町通 )
花遊小路商店街の西端から徒歩約30秒にあるのが, 「 寺町商店街 ( 寺町通 ) 」。 京都のショッピングエリアです。
豊臣秀吉の整備計画によって, 寺町通にお寺が移転してきたために, それぞれのお寺の境内が縁日などに利用され, 多くの人が集まるようになってきました。 寺町通の周辺には見世物小屋なども集まるようになり, 賑わいを見せるようになってきました。
柳小路
花遊小路商店街の北端から徒歩約40秒にあるのが, 「 柳小路 」。
四条河原町の裏エリアにあって, 入口に柳が植えられた細く短い通り ( 約70m ) で, はんなり小粋でお洒落な通り。 地面は, 石畳風に整備され, 細い道の両側にはお洒落なお店が軒を連ねています。
錦天満宮
豊臣秀吉の伏見桃山時代に, 現在の新京極商店街辺りに遷ってきました。 錦天満宮には, 現在も「 錦の水 」という地下水が湧き出ています。
錦天満宮 ( 花遊小路商店街の西端から徒歩約2分 )
錦市場
花遊小路商店街の西端から徒歩約2分30秒にあるのが, 京の台所といわれている 「 錦市場 」
インバウンドで外国人観光客が多い時には, 通りが狭いから歩くのにも苦労します。
江戸時代に活躍した絵師 “伊藤若冲 ( いとうじゃくちゅう )” の生家も錦市場にありました。 だから, 錦市場のいたるところに若冲の絵が見られます。
火除天満宮
花遊小路商店街の西端から徒歩約2分にあるのが, 「 火除天満宮 」。
天満宮なので「 学業上達 」だけじゃなく, 読んで字のごとく, “火を除ける” のにご利益があります。 火除天満宮があるのは, 寺町通四条下ルの繁華街のど真ん中。 よくこんな形で, ビルを建てたものだと, つくづく感心します。
そして, 火除天満宮の “御神水”。 飲んでみたけど, 美味しかったです。
花遊小路 まとめ
花遊小路は, 四条河原町の繁華街にある昭和の香りもする路地裏的な商店街。 普通の京都とはまた違った雰囲気を味わうことができます。
私も知らなかったけど, 花遊小路商店街のホームページには, 日本一短い商店街って書いてあります。 大阪の肥後橋商店街も日本一短い商店街といっているから, 花遊小路商店街にも正確な数字を出してもらって, 決着をつけてほしいですね (^^)
それはさておき, 四条通の入口から花遊小路へ入ってみてください。 「 ホントに,ここ通れるの ? 」っていう変なスリルを味わうことができますよ (笑)
京都市中京区新京極四条上ル中之町565
上ル下ル西入東入について
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