「 鞍馬寺 」
出町柳から叡山電車に乗って、鞍馬まで約30分です。
この時期には鞍馬に近づくにつれ紅葉が電車の窓からも楽しめます。
鞍馬寺 牛若丸と天狗伝説ゆかりの地
奈良の唐招提寺を開いた鑑真和上(がんじんわじょう)の高弟、鑑禎(がんちょう)上人が宝亀元年(770)に鞍を背負った白馬の導きでこの場所に来て、毘沙門天を祀ったのが始まりとされています。
延暦十五年(798)には、藤原伊勢人(いせんと)が平安京鎮護の道場として伽藍を造営して以降、人々の信仰を集めてきました。
現在は鞍馬弘教の総本山で、※尊天を本尊としています。
※毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊
昔から天狗の住む山としても有名で、貴船へと続く奥の院参道には、豊かな自然の中に「木の根道」や牛若丸ゆかりの「息次ぎの水」、「背比べ石」などがあります。
仁王門

仁王門から途中色々見ながら登って、大体25~30分で本殿金堂に着きます。
仁王門をくぐったところに愛山費を払う料金所。
ちなみに、料金所は8時からだけど、何時でも通過OK。
料金は下山時か、奥の院参道から貴船神社へ行く場合は鞍馬寺の西門にある料金所で愛山費を払います。
2022年までは300円だったけど、2023年からは500円に値上げされていた。

何でも上がっていくなー。


仁王門すぐの参道
朱色の灯籠と紅葉の景色が美しい眺め。
ここから本殿金堂まで上り坂。
ケーブルカー (普明殿)


仁王門をくぐってすぐにある上の階段を登りきった右側にある普明殿からケーブルカーが出ています。
多宝塔までケーブルカーで行くことも可能。
足の悪い人などはケーブルカーを使った方がいいかもしれません。
徒歩約10分の登りを, ケーブルカーだと2分で到着。
大人 ・ 片道200円, 小学生以下 ・ 片道100円
※料金は変更されている場合あり
普明殿を過ぎると, 舗装されていない山道が始まります。
吉鞍稲荷社


最初にあるのは「吉鞍稲荷社」。
鬼一法眼社


2017年撮影
登り始めてすぐのところに鬼一法眼社があります。
鬼一法眼は牛若丸に「※六韜三略」を教えた武芸の達人といわれています。
そのため、武道の上達を祈願する人も多くいます。
※古代中国の兵法書
ただし、2018年の台風で被害を受けて、現在は土台を残すのみとなっています。
川上地蔵堂


鬼一法眼社のあったところを少し登ったところにあるのが「川上地蔵堂」。
源義経の供養塔


川上地蔵堂のちょうど真ん前に源義経の供養塔があります。
この場所に牛若丸(義経)の住居があったそう。
九十九折(つづらおり)の参道


九十九折の参道が続きます。
清少納言が「枕草子」のなかで、「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と書いたことでも有名です。
中門


ここから本堂まで約12分。



もうひと踏ん張り!


中門からは石畳&石段に代わるので, 歩きやすくなります。
本殿金堂へと続く最後の石段辺り


本堂へと続く最後の石段。
この辺りは特に紅葉が綺麗です。
本殿金堂


鞍馬寺 本殿金堂と境内(YouTube)
紅葉時の本殿金堂辺りからの眺め (YouTube)
鞍馬駅から約30分で本殿金堂。
鞍馬山で一番のパワースポット


本殿金堂前にある△のマーク。
この場所が、鞍馬山一帯で一番「気」が集まるスポット。


この場所立ってパワーを頂くために多くの人が訪れます。
もちろん、私も鞍馬山の「気」を頂いてきました!!
鞍馬寺 アクセス
叡山電鉄「鞍馬駅」から鞍馬寺の仁王門まではすぐ。本殿金堂までは徒歩約30分。
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
京阪+叡山電鉄
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
⇒[鞍馬行]に乗車で終点「鞍馬駅」下車、本殿金堂までは徒歩約30分
JR+京阪+叡山電鉄
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
[鞍馬行]に乗車で終点「鞍馬駅」下車、本殿金堂までは徒歩約30分
阪急+京阪+叡山電鉄
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒終点の「京都河原町駅」下車後、1A・1B出入口から徒歩約2分の京阪へ
⇒京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
[鞍馬行]に乗車で終点「鞍馬駅」下車、本殿金堂までは徒歩約30分
四条河原町 (京阪「祇園四条駅」) から
京阪+叡山電鉄
京阪「祇園四条駅」で[出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
[鞍馬行]に乗車で終点「鞍馬駅」下車、本殿金堂までは徒歩約30分
JR京都駅から貴船神社への一例
JR+京阪+叡山電鉄
「JR京都駅」で、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒終点の「出町柳駅」下車後、叡山電鉄に乗換(出町柳駅が始発)
[鞍馬行]に乗車で終点「鞍馬駅」下車、本殿金堂までは徒歩約30分
その他の行き方は、鞍馬寺Web参照
鞍馬寺 周辺の観光スポット
奥の院参道
本殿金堂の境内の西にあるのが「奥の院参道」入口。
奥の院は、遮那王こと源義経も修行したとされる場所。
源義経所縁のスポットやいかにも天狗でも出てきそうな「木の根の道」、魔王殿等があります。


貴船神社



奥の院参道入口から約45分で「貴船神社」。
貴船神社のある貴船(きふね)は古来「氣生根」と書かれ、氣が生じる根源の地と考えられていていました。
氣が生じるところのため、 運氣が上がる『運氣龍昇』のご利益が期待できます。
また、平安時代の歌人 和泉式部が夫の心が他の女性に移ったことを思い悩んでいるときに、貴船神社に参拝し復縁を願ったところ叶えられました。
それ以来「縁結びの神様」としても崇められるようになりました。他にも所願成就のご利益があります。


由岐神社
「鬼一法眼社」のあったところを過ぎると見えてくるのが、立派な三本杉がそびえ立つ「由岐神社」。
鞍馬寺の仁王門からは徒歩約5分。
鳥居の先にそびえ立つ3本の杉が神聖な雰囲気を醸し出している。
火難除・子授安産・縁結び・病気平癒・厄除開運にご利益があるといわれています。
天慶三年(940)に天下泰平・万民守護・京都の都の北方の鎮めとして、朱雀天皇によって京都御所に祀られていた由岐大明神が今の由岐神社の場所に祀られました。
鞍馬の火祭
由岐大明神を京都御所から鞍馬へ遷すときの行列は松明が炊かれ、その行列が1キロにも及んだそう。その荘厳でゆかしい様子を後世に伝え残したいと、鞍馬の住民が始めたのが「鞍馬の火祭」の起源です。
毎年、10月22日に執り行われます。
牛若餅 多聞堂


下山の後のお楽しみ。
仁王門前の階段を降りてすぐのところにある多聞堂さん。
牛若餅が有名です。
一口サイズで、中は、こしあん。
なかなか美味しかったです。
山を登って降りて疲れているところに甘いものはちょうどいいですね。
叡山電鉄 紅葉のトンネル
鞍馬寺の最寄り駅「鞍馬駅」へ行くまでの叡山電鉄の市原駅と二ノ瀬駅と間に横たわるのが「紅葉のトンネル (YouTube)」。
叡山電車が紅葉の濃いエリアを通っています。



この間では電車も速度を落としてゆっくり進んでくれる。
※上の動画は鞍馬駅から出町柳駅へ帰るときに撮影したもの。「鞍馬駅」へ行くときは逆になります。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都市左京区鞍馬本町1074番地 |
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電話 | 075-741-2003 |
入山料 | 500円 鞍馬寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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