「 智積院 紫陽花 」
京阪「 七条駅 」2番出入口を出て, なだらかな坂道を東山へ向かって徒歩約8分, 東大路通と交わるところにあるのが,「智積院」。
2021年の秋に, 初めて智積院の紅葉を観に行った時に, 紫陽花も綺麗だということを知って, 智積院の紫陽花には, 必ず来ようと思っていました。
智積院 紫陽花 案内
智積院の紫陽花が咲いているのは, ちょうど, 智積院の金堂裏から墓地へと続く階段辺り。
智積院の紫陽花

智積院の紫陽花 ( YouTube ) は, それほど広範囲に咲いているわけではないけれど, 無料でこれだけ楽しめれば十分 ! ! というレベル。
智積院 金堂裏の紫陽花の眺め。 2022年6月27日撮影

小道を歩きながら, 智積院の紫陽花を楽しむことができます。
訪問したのは平日の午前中, とにかく観光客が少なくて, ゆったり智積院の紫陽花を楽しめた。

智積院の墓地へと向かう階段の横にも, 紫陽花が咲いています。
智積院の青紅葉

秋は綺麗な紅葉が楽しめる智積院の「 紅葉の小道 」。
当然のことながら, 青紅葉も綺麗です (^^)
智積院の「 紅葉の小道 」は, 上の緑色で囲まれたエリア。 金堂へと向かう参道の隣にあって, 鐘楼を通って, 迂回しながら金堂へと続いていきます。

鐘楼と参道に挟まれた辺りの青紅葉が特に綺麗。
紅葉時は, めちゃくちゃ美しい ! ! ! !

鐘楼の周りの青紅葉。
智積院は真言宗智山派の総本山だから, 全国から修行僧が集まってきます。
修業のひとつとして, “植物の世話” があるんだそう。 だから, 紫陽花をはじめ, この「 紅葉の小道 」も綺麗に手入れされています。
ちなみに, 秋になって「 紅葉の小道 」の色づきが悪いと, 「 修業が足りん ! ! 」ということで, 次の年に地元へ帰ることができないらしい。
めっちゃ厳しい ! !
智積院の桔梗

智積院の金堂へと続く参道の両側に, 桔梗がしめやかに咲いています。
智積院について
正式名称は, 五百佛山根来寺智積院 ( いおぶさん ねごろじ ちしゃくいん ) といいます。
全国にある真言宗智山派三千ヵ寺の総本山。
元々は, 紀州 ( 今の和歌山県 ) 根来山 ( ねごろやま ) にあった学頭寺智積院。
豊臣秀吉の焼き討ちに遭ってしまい, 当時の住職が難を逃れて京都にいるとき, 徳川家康によって, 豊国神社境内に土地を与えられ智積院を再興しました。
その後, 隣にあった祥雲禅寺も与えられて現在に至っています。 祥雲禅寺は, 秀吉が長男の鶴丸の菩提を弔いために建立したお寺。
智積院 アクセス
市バス「東山七条」バス停下車
・A乗場(青マーク)すぐ
・B乗場(緑マーク)から徒歩約2分
・C乗場(紫マーク)から徒歩約3分
※市バス「東山七条」バス停は3か所。 乗車する市バスの系統で停車する場所が変わります。
京阪「七条駅」2番出入口(赤マーク)から約8分
詳しいアクセスを見る
市バス「東山七条」バス停へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが京都駅前バスターミナル
D2乗場 | 86号系統 清水寺・祇園・平安神宮 行き(東大路通の北行のバス停C乗場に停車) 206号系統 三十三間堂・清水寺・祇園・百万遍 行き(東大路通の北行のバス停C乗場に停車) |
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下車 | 「東山七条」バス停C乗場下車、徒歩約3分で「智積院」 |
四条河原町から
四条河原町バス停は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 | 86号系統 東山通 清水寺・京都駅・鉄道博物館 行き(七条通の西行のバス停B乗場に停車) |
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E乗場 | 58・207号系統 清水寺・東福寺 行き(東大路通の南行のバス停A乗場に停車) |
下車 | 「東山七条」バス停A乗場からすぐ、B乗場から徒歩約2分で「智積院」 |
※ 京都市バスの掲載内容は京都市バス時刻表で確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
智積院 近くの観光スポット
近くの観光スポットを見る
三十三間堂
京都のほとんどを戦渦に巻き込んだ応仁の乱にあって、千本釈迦堂 の本堂と共に焼失を免れたのが「三十三間堂」。その後も幾度となく難を逃れました。
お堂の内部の千手観音や中尊、風神雷神立像、二十八部衆立像に圧倒・感嘆させられました。
三十三間堂 ( 智積院から徒歩約4分 )
京都国立博物館
智積院から徒歩約4分にあるのが「京都国立博物館」。
1897年5月に開館。主に平安時代から江戸時代にかけての京都の文化を中心とした文化財を収集・保管・展示するとともに、文化財に関する研究, 普及活動を行っている。( Wikipedia )
法住寺殿跡
智積院から徒歩約6分にあるのが「法住寺殿跡」。法住寺というお寺の門前にあります。
平安から鎌倉、平氏から源氏へと移りゆく中で、激動の時代を生き抜いた主人公の一人、それが後白河法皇(ごしらかわほうおう) 。
保元三年 ( 1158 ) 、子供の二条天皇に天皇の位を譲り、後白河上皇となり、院政のために造営した御所が「法住寺殿」。北は現在の六条通を延長した辺り、南は大谷高校辺り、東は東大路辺り、西は鴨川辺りの広大な地域に造営されました。ちなみに、蓮華王院の本堂(三十三間堂)も法住寺殿の一部でした。
豊国神社
智積院から徒歩約8分にあるのが「豊国神社」。
豊臣家の滅亡後、その廟社は徳川幕府により取り壊されましたが、明治十三年(1880)、旧方広寺大仏殿跡にあたる現在地に豊国神社が再建され、別格官幣社として復興されました。
方広寺
豊国神社境内のすぐ北にあるのが「方広寺」。
文禄4年(1595)に方広寺大仏殿がほぼ完成すると、東大寺の大仏(16m)を超える高さ18mの木製金漆塗の大仏坐像が安置されました。ところが、翌年の大地震で大仏が大破し、慶長3年(1598)には秀吉もこの世を去ってしまいます。その後、秀吉の子である秀頼が慶長17年(1612)に大仏を事実上完成させました。
しかし、徳川が梵鐘に刻まれた「国家安康君臣豊楽」(こっかあんこうくんしんほうらく)という銘文に言いがかりをつけ、豊臣家と戦を起こす「きっかけ」としたことは有名。
豊国廟
智積院から徒歩約25分にあるのが「豊国廟」。
豊臣秀吉の遺体は、生前に「京都を眺められるところに葬ってほしい。」との願いから、東山にある阿弥陀ケ峰(標高196,4m)の頂上に埋葬されました。阿弥陀ケ峰の頂上に巨大な五輪塔がひっそりと佇んでいます。
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智積院 紫陽花 まとめ
平日の午前中に訪問したけれど, 私がいた間に見かけた人は, 5人。
智積院の紫陽花は, それほど広くはないけれど, 無料で綺麗な紫陽花が観られるから, 紅葉と同じく京都の穴場紫陽花スポットですね。
紅葉の小道は, 秋も綺麗だったから, もちろん, 青紅葉もオススメ。 暑い日だったけれど, 緑の木陰に入ると, 涼しさと青紅葉の美しさを感じられるひとときでした。
この時期の智積院は, 紫陽花と共に, 青紅葉, そして桔梗も楽しめるスポットとして, 訪問の価値ありです ! !
観光客も少ないしね。
※収蔵庫及び名勝庭園には拝観料が必要
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都府 京都市 東山区 東瓦町 964番地 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 0 7 5 - 5 4 1 - 5 3 6 1 智積院ホームページ |
拝観時間 | 収蔵庫 ・ 名勝庭園 : 9 : 0 0 ~ 1 6 : 0 0 |
拝観料金 | 収蔵庫 ・ 名勝庭園 : 大学生以上500円, 中高校生300円, 小学生200円 |
※拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、寺院にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
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