「 鞍馬寺 紅葉 2021 」
ここ数年は, 秋の台風の影響で, 奥の院参道は通行禁止。 今年は幸運にも京都には大きな台風や大雨がなかったから, 今年は, 久しぶりに本殿金堂へ参拝した後に, 奥の院参道から貴船神社へと歩いて行くことにしました。
鞍馬寺 紅葉 2021
仁王門
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2021年11月17日 撮影
紅葉を従えた堂々たる仁王門。 仁王門から, 途中色々見ながら登って, 大体25~30分で本殿金堂に着きます。
鞍馬寺は拝観料ということではなく, ”愛山費” として300円を仁王門のところで払って, 鞍馬山に入ります。 料金所は8時からだけど, 何時でも通過OK。 入山時にスルーしたら, 下山時に愛山費を払います。
仁王門すぐの参道
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朱色の灯籠と紅葉の景色が美しい眺め。
普明殿
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石段を登ったところにあるのが,「 普明殿 」。
ここの2階からケーブルカーが出ています。徒歩約10分の登りを, ケーブルカーだと2分で到着。
大人 ・ 片道200円, 小学生以下 ・ 片道100円
普明殿を過ぎると, 舗装されていない山道が始まります。
吉鞍稲荷社
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最初にあるのは,「 吉鞍稲荷社 」。
鬼一法眼社 ( きいちほうげんしゃ )
吉鞍稲荷社の左にある階段を登った先にあったのが,「 鬼一法眼社 」。 2018年の台風21号で被災し, 参拝できない状態が続いていたけど,
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なんと, 社殿がきれいさっぱり無くなっていました ! ! ! ! 再建されるだろうとは思うけど, なんとも驚きました。
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鬼一法眼社 2017年 撮影
鬼一法眼は, 牛若丸に「 ※六韜三略 」を教えた武芸の達人といわれています。
そのため, 武道の上達を願う人に篤く信仰されています。 早く再建されてほしいですね。
※古代中国の兵法書
由岐神社
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「 鬼一法眼社 」のあったところを過ぎると見えてくるのが, 立派な三本杉を従えた「由岐神社」。 仁王門から徒歩約5分です。
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火難除 ・ 子授安産 ・ 縁結び ・病気平癒 ・ 厄除開運にご利益があるといわれています。
天慶三年( 940 )に天下泰平 ・ 万民守護 ・ 京都の都の北方の鎮めとして, 朱雀天皇によって京都御所に祀られていた由岐大明神が今の由岐神社の場所に祀られました。
鞍馬の火祭
由岐大明神を, 京都御所から鞍馬へ遷すときの行列は, 松明が炊かれ, その行列が1キロにも及んだそう。 その荘厳でゆかしい様子を後世に伝え残したいと, 鞍馬の住民が始めたのが「 鞍馬の火祭 」の起源です。
毎年, 10月22日に執り行われます。
川上地蔵堂
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由岐神社のすぐ横に佇むのが, 「 川上地蔵堂 」。
源義経供養塔
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川上地蔵堂の前にあるのが, 「 源義経供養塔 」。
源義経 ( 牛若丸 ・ 遮那王 ) は, 11歳の時に鞍馬寺に預けられ, ここで兵法 ・ 武術の修業をしたといわれています。 そして, 16歳頃, 鞍馬寺を出奔して, 奥州平泉へ向かいました。
九十九折 ( つづらおり ) の参道
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源義経供養塔を過ぎると, 九十九折 ( つづらおり ) の参道が続きます。
中門
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仁王門から約20分で中門に到着。
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中門から本殿金堂までは, 徒歩約10分。 中門からは石畳 & 石段に代わるので, 歩きやすくなります。
本殿金堂前の階段辺り
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本殿金堂まであと少しのところにある階段辺り。
この辺が鞍馬寺で一番のオススメ紅葉スポット。 天気も良くて, 青空と紅葉のコントラストが美しい。 そして, 朱色の燈篭が何とも良いアクセントになっています。
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上の紅葉ポイントを過ぎても, まだまだ美しい光景が続きます。 ここもめっちゃ綺麗 ! !
階段の両側にある朱色の燈篭が, ずーっと続いているのも非常に雰囲気がいい。
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階段の途中にある洗心亭の紅葉も綺麗です。
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本殿金堂の直前の階段踊り場辺りの紅葉。
本殿金堂
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叡山電鉄鞍馬駅から約30分で,「 本殿金堂 」に到着。
本殿金堂前には広いスペースがあり, 春には桜が咲き誇ります。
境内からの眺め
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この日はめっちゃいい天気 ! ! 天気が良すぎて, 逆光だったから全体を映すことができず。 下の動画は2018年に撮影したもの。
ここからの眺めは, かなり綺麗 ! !
金剛床 鞍馬山最強のパワースポット
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本殿金堂前にある△マーク。 この場所が鞍馬山一帯で, 一番 「 氣 」 が集まるスポット。
鞍馬寺に毎年来るのも, この場所に立つのが目的の一つ。 パワーをもらって帰ります (^^)
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2018年11月 撮影
こんな感じで, みんなパワーを貰っています (^^)
奥の院参道入り口
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ここからは, 義経が修行した昔さながらの場所もある山道が続きます。 ちなみに, この道を通って,「 貴船神社 」へ行くこともできます。
ここ数年は, 台風や大雨で通行禁止だった。 2021年は通行可能だったから, 久しぶりに歩いてみました。
鞍馬寺について
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本殿金堂まえにある阿吽の虎。 めっちゃ強そう ! ! 2022年の干支は寅。 来年こそは, 何卒, 阪神にご利益がありますように ! ! ! !
奈良の唐招提寺を開いた鑑真和上 ( がんじんわじょう ) の高弟 鑑禎 ( がんちょう ) 上人が宝亀元年 ( 770 ) に, 鞍を背負った白馬の導きでこの場所に来て, 毘沙門天を祀ったのが始まりとされています。
延暦十五年 ( 798 ) には, 藤原伊勢人 ( いせんと ) が平安京鎮護の道場として伽藍を造営して以降, 人々の信仰を集めてきました。現在は, 鞍馬弘教の総本山で, ※尊天を本尊としています。
※ 毘沙門天王 ・ 千手観世音菩薩 ・ 護法魔王尊の三身一体の本尊
鞍馬寺 アクセス
叡山電鉄「 鞍馬駅 」から鞍馬寺の仁王門まではすぐ。 本殿金堂までは徒歩約30分。
JR京都駅から叡山電鉄「鞍馬駅」へ ( 所要時間 : 約60分 )
「 JR京都駅 」で, JR奈良線に乗車 ( JR京都駅が始発 )
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ひと駅目の「 東福寺駅 」下車後, 京阪本線に乗換, [ 出町柳 行き ] に乗車
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終点の「 出町柳駅 」下車後, 叡山電鉄鞍馬線に乗換 ( 出町柳駅が始発 )
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「 鞍馬駅 」下車, 徒歩約30分で, 『本殿金堂』
鞍馬寺 紅葉 2021 まとめ
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2021年も去年と同様良い天気に恵まれて, 見頃の紅葉がさらに美しく感じられました。
それと, 長らく不通だった叡山電鉄の市原駅~鞍馬駅間が, 9月に運転を再開したから, 2021年はスムーズに鞍馬駅までたどり着くことができました。 2020年は市原駅で降りて, 折畳自転車で行っていたから大違い。 やっぱり楽 ! !
いつもは, 本殿金堂へ参拝して, 金剛床でパワーをいただき, 境内からの眺めと紅葉を楽しんだら下山するけど, 今年は久しぶりに, 奥の院参道から貴船神社へと歩いてみることにしました。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 紅葉スポット
所在地 | 京都市 左京区 鞍馬本町 1074番地 |
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電話 | 0 7 5 - 7 4 1 - 2 0 0 3 鞍馬寺ホームページ |
愛山費 | 300円 ※ 仁王門のところと西門に料金所 |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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