哲学の道 桜 2022
「 哲学の道 桜 2022 」
東山の麓に横たわり, 秋には紅葉が映える永観堂から徒歩約5分のところにあるのが, 「哲学の道」。
南は若王子橋辺りから北は白川今出川辺りまで, 2km以上にわたって, 琵琶湖疎水の分線沿いに桜が咲き誇ります。
6月には, この疎水で蛍の舞いもみられます (^^)
哲学の道 桜 2022 案内
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti1.jpg)
「哲学の道」の南端の若王子橋辺り。 ここから白川今出川へ向けて哲学の道を北上していきます。
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti2.jpg)
多少途切れるところもあるけど, 琵琶湖疎水の分水沿いに趣のある石畳の小道が続いていきます。 桜並木を挟んだ横には, 自転車や歩行者が通れる道。
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti3.jpg)
琵琶湖疎水の分水に架けられた小さな橋の上からの眺め。 疎水に覆いかぶさるような桜が楽しめます。
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti4.jpg)
このような風景がずーっと続いていきます。 岡崎の琵琶湖疎水のような川幅が広い水辺の桜も美しいけど, 哲学の道のような小川のそばに咲き誇る桜も京都らしくて趣がある。
小さい川だからこそ, 満開が過ぎて散った花びらが桜色に染める風景も見られます。
![](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2019/04/2013tutugaku5.jpg)
2013年4月撮影
琵琶湖疎水の分水は, 銀閣寺の参道辺りから西へ流れを変えていきます。
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti9.jpg)
写真は, 銀閣寺西橋からの眺め。 この辺りは特に桜の濃いところ。
![白川今出川の交差点 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti8.jpg)
哲学の道は, 白川今出川の交差点の手前辺りで終わりだけど, 上の写真のように桜並木は白川通を過ぎても住宅街の中をまだまだ続いていきます。
![疎水沿いの桜 / 京都 ブログ ガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2018/04/20180407tetsugaku6.jpg)
2018年 撮影
観光客は白川通を渡ってまで桜を見に来ないから, 人出はかなり減少。 哲学の道のような趣はないけど, 桜は同じように美しく咲いているから心配なし。 ゆったり歩きながら楽しむことができます。
哲学の道の由来
大正時代, 哲学者の西田幾多郎 ( きたろう ) が好んで散策したことから「 哲学の道 」と呼ばれるようになりました。
哲学の道に桜が植えられている理由
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti6.jpg)
西田幾多郎が散歩していた時には, 今のような桜並木はまだありませんでした。 実は, 「哲学の道」に桜が植えられているのには理由があります。
明治時代後半から昭和20年まで数多くの名作を残した近代日本画の巨匠 橋本関雪 ( 1883 ~ 1945 ) 。 ただ, 橋本関雪が画家として大成するまで, かなり苦労をしました。
そのため妻の “よね” が少しずつ「 へそくり 」をしていたそう。 但し思っていたよりも早く橋本関雪が画家として身を立てられるようになってきたから, 貯めていた「 へそくり 」が必要なくなってきたんです。
こうゆうのは, めっちゃ嬉しいですね。 例えはささやかだけど, 久しぶりに穿いたデニムのポケットの中から500円が出て来たみたいな感じ(笑) すごく得した気分 ! !
2人で「 へそくり 」の使い道を考えていたところ, 「 何かの記念に使うべきでは。 」 ということに。 そして, そのへそくりで哲学の道に桜を植えようということになりました。
へそくりは結構な額だんたんでは (笑)
その後も, 関東大震災の慰霊のためや妻の “よね” が亡くなり, その慰霊のためになど, ことあるごとに哲学の道に桜を植えていくことになったそうです。
夫婦の思いが詰まった哲学の道の桜は, いつの頃からか地元では「 関雪桜 」と呼ばれるようになりました。
今, こうして私たちが哲学の道で桜を楽しめるのも, 橋本関雪と妻の “よね” のお陰 (^^)
哲学の道 アクセス
白川今出川辺りから南下する場合
市バス
JR「 京都駅 」& 地下鉄烏丸線「 京都駅 」から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。
赤マーク乗場 | 左からA1, A2, A3 |
---|---|
緑マーク乗場 | 左からB1, B2, B3 |
橙マーク乗場 | 左からC4, C1, C5, C6 |
紫マーク乗場 | 下からD2, D3 |
A1乗場(赤の左) | 5号系統 四条烏丸・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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A2乗場(赤の真ん中) | 17号系統 四条河原町・銀閣寺 行き |
下車 | 銀閣寺道バス停下車, 徒歩約2分で, 「 哲学の道 」 |
四条河原町から
四条河原町バス停 ( pdf ) は, A~Hの合計8か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 / H乗場 : 黒 |
C乗場(赤) | 17号系統 出町柳駅・百万遍・銀閣寺 行き |
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E乗場(橙) | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
H乗場(黒) | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き, 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き |
下車 | 銀閣寺道バス停下車, 徒歩約2分で, 「 哲学の道 」 |
四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から
四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 |
C乗場(赤) | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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F乗場(茶) | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き, 203号系統 四条河原町・祇園・熊野・銀閣寺 行き |
下車 | 銀閣寺道バス停下車, 徒歩約2分で, 「 哲学の道 」 |
若王子橋から北上する場合
市バス
JR「 京都駅 」& 地下鉄烏丸線「 京都駅 」から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。
赤マーク乗場 | 左からA1, A2, A3 |
---|---|
緑マーク乗場 | 左からB1, B2, B3 |
橙マーク乗場 | 左からC4, C1, C5, C6 |
紫マーク乗場 | 下からD2, D3 |
A1乗場(赤の左) | 5号系統 四条烏丸・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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下車 | 東天王町バス停下車, 徒歩約10分で「 哲学の道 」 |
四条河原町から
四条河原町バス停 ( pdf ) は, A~Hの合計8か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 / H乗場 : 黒 |
E乗場(橙) | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
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H乗場(黒) | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き, 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き |
下車 | 東天王町バス停下車, 徒歩約10分で「 哲学の道 」 |
四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から
四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 |
C乗場(赤) | 5号系統 岡崎公園・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
---|---|
F乗場(茶) | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き, 203号系統 四条河原町・祇園・熊野・銀閣寺 行き |
下車 | 東天王町バス停下車, 徒歩約10分で「 哲学の道 」 |
※ 京都市バスの掲載内容は, 京都市バス時刻表でご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
近くの観光スポット
銀閣寺
正式名称を 「 東山慈照寺 」 といい, 相国寺の塔頭寺院の一つ。 室町幕府八代将軍 足利義政によって造営されました。 銀閣 ・ 銀沙灘 ( ぎんしゃだん ) などの造形物も確かに良いものだけれど, それ以上に印象的だったのは, 庭園。素晴らしく手入れの行き届いた美しい庭園に包み込まれて, 造形物が一層輝きを増し, 見るものを感動させてくれます。
銀閣寺 ( 哲学の道の北端付近にある銀閣寺橋から徒歩約3分 )
永観堂
京都の紅葉スポットとしては指折りなのが, 永観堂。 放生池の周辺に紅葉が散りばめられ, 見るものを魅了させてくれます。 紅葉だけが注目されがちだけど, 山の斜面を利用した境内の建物も, ゆっくり時間をかけてみる価値ありです。
永観堂 ( 哲学の道の南端にあるから若王子橋から徒歩約5分 )
近くのグルメ
ローストチキンダイニング 吉田チキン
鶏の旨味を満喫できます。 皮は薄く柔らかで, “しっとり” 。 皮独特の香ばしい味わいとスパイス感がたまりません。 肉も薄く塩味がして, そのままでも美味しくいただけます。
普段なかなかお目にかかれない鶏の丸焼きに違和感を感じながらも, 美味しくいただけました。
ローストチキンダイニング 吉田チキン ( 白川今出川交差点から徒歩約7分 )
近くのラーメン屋
中華そば ますたに
白川今出川交差点から徒歩約1分にあるのが, 「 中華そば ますたに 」。
創業が昭和23年( 1948 )。 背油ちゃっちゃの京都ラーメンといえば「 中華そば ますたに 」。 昔から変わらず美味しい京都ラーメン ( 中華そば ) を提供してくれています。「 中華そば ますたに 」の前も疎水が流れていて, 綺麗な桜並木が続いています。
哲学の道 桜 2022 まとめ
![哲学の道 桜 2022 / 京都ブログガイド](https://blog.kanko.jp/wp-content/uploads/2022/04/20220414tetsugakunomiti5.jpg)
毎年, 岡崎の琵琶湖疎水沿いの桜からの流れで, 哲学の道の桜 ( 関雪桜 ) を観ています。
これだけ長い距離に, たくさんの桜を植えることができたということは, 結構な額のへそくりだったんでしょうね (笑) そのお陰で, 今, 綺麗な桜を観ることができます。 ありがたいなー。
哲学の道 散策ポイント
私は自転車で南の若王子橋から北上していくけど, 2km以上歩くのはしんどいから, 全行程を歩く必要もないです。 どちらかといえば北の方が桜の密度が濃いから, 「 銀閣寺道 」バス停で下車して, 散策するのが良いと思います。 銀閣寺や橋本関雪記念館も近くだし。
人混みをなるべく避けたいのなら, 南の若王子橋から進むのが良いでしょう。 秋は永観堂から流れてくる人が多いけど, 春は南禅寺から歩いてくる人は少ないから。
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