「 京都 穴場桜スポット 」
京都の代表的な桜スポットはどこへ行ってもたくさんの観光客。
桜じゃなくて人を観に行っている状態のスポットも。
「人の多い桜スポットは嫌だ!!」という人に、京都の穴場桜スポットを紹介します。
私が何度も足を運んで観光客が少ないことを実感している穴場桜スポットです。
ただ、私が足を運んでいるのは平日。土・日曜日は観光客が増える可能性があることをご了承ください。
- 学生時代から京都大好き
- 20年以上京都・大阪で観光関係の仕事
- 今は家族の理由で大阪在住。
- その前は祇園祭の鉾町在住。
- 一児の父さん。
松ヶ崎浄水場 疎水沿いの桜
ここは京都でもとっておきの穴場桜スポット ! !
観光客が少ない ! !
ここまで来る人まずいないし, 周りが住宅街だから地元の人間しか歩いていません。
ゆったり落ち着いて桜並木を楽しむことができます。
ただ, 疎水沿いの道は, それほど広くはないから, 車の往来には気を付ける必要があり。 ※住宅街だからそれほど交通は激しくない。
1km以上にわたって桜並木が続いています。
疎水沿いを歩いてゆくと, 自然と北大路通に出るから, そのまま賀茂川まで行って, 河川敷に咲いている桜を見るのもオススメ。
ちなみに, 私は自転車で鴨川デルタ ⇒ 高野川沿いの桜 ⇒ 松ヶ崎浄水場 疎水 ⇒ 賀茂川沿いの桜 とめぐるのが毎年の桜ゴールデンコース。
もう, 京都の川沿いの桜を余すところなく満喫可能。
ここをめぐると, 「もう, 桜はええわ ! ! 」っていう気分になります (笑)
できればレンタサイクルの利用を強くお勧めします。
松ヶ崎浄水場 アクセス
京都市バス「 高野橋東詰 」バス停から徒歩約6分。
高野川を北上し洛北阪急スクエアを過ぎてすぐにある高野橋を渡り, 右岸を約200m行くとあるスロープを上がると松ヶ崎浄水場が見えてきます。
所在地 : 京都府京都市左京区松ケ崎中海道町9
鴨川・賀茂川・高野川
鴨川
丸太町大橋北側の鴨川右岸辺りの桜
140万都市 京都の中心部を, 悠々と流れる鴨川。
四条大橋~御池大橋辺りまでは観光客が多いけれど, もう少し北の二条大橋から北は京都の桜シーズンでも混雑とは無縁。
地元の京都人の憩いの場です。
いつもと違った人の少ない京都観光を実感できます。
ただ, 鴨川沿いで注意が必要なのは, 賀茂川と高野川が合流する「 鴨川デルタ 」辺り。
鴨川デルタだけは外しましょう。
丸太町大橋北側の鴨川右岸辺りの桜 アクセス
京阪「神宮丸太町駅」3番出入口からすぐ。
賀茂川
葵橋東詰の北辺りの賀茂川沿いの桜
鴨川デルタで合流する賀茂川と高野川も川沿いの桜並木がめっちゃ綺麗。
2つの桜を楽しむことが可能。
賀茂川沿いの植物園付近以外は観光客もそれほどおらず, ゆったり桜並木を楽しめます。
高野川
河合橋から高野川沿いの桜並木を望む
出町柳駅の近くは観光客もいるけれど, 上流へ歩いていくにつれて地元の人間しかいなくなります。
賀茂川・高野川沿いの桜 アクセス
- 葵橋東詰の北辺りの賀茂川沿いの桜へは徒歩約5分
- 高野川沿いの桜へはすぐ
清流亭 南禅寺そばの隠れ桜スポット
春, たくさんの人が行きかう南禅寺界隈。 岡崎の疎水沿い ⇒ 蹴上のインクライン ⇒ 南禅寺へはお定まりの桜コース。
だた, 南禅寺の少し先に細く曲がった道に隠された観光客少なめの桜スポットがあります。
その名も「 清流亭 」。
この辺りは, 明治維新後, 山縣有朋が無鄰菴を築くなどして多くの別荘 ・ 別邸が誕生。
「 清流亭 」もその一つで, 東郷平八郎が「 清流亭 」と命名。
庭園は, 近代日本庭園の先駆者とされる作庭家で, 庭師 小川治兵衛の作。 2010年, 清流亭は国の重要文化財に指定。
残念ながら, 中は非公開だけど, 外からでもその美しい紅枝垂れ桜は観賞することができます。
薄紅色の枝垂桜の花びらたちと早朝の青空の美しいコントラストは, 淡く清々しい気持ちにさせてくれます。
清流亭の桜を見るのは, いつも平日の早朝。 その後, 哲学の道へ行っています。
休日や平日の昼間は行ったことがないから人の多さは何とも言えないけど, 有名な桜スポットほどではないでしょう。
ちょっとわかりにくい場所にあるけど, 南禅寺から少し足を延ばして訪れてみてください。
哲学の道の近くにあるから, ついでに行くのも良いかも。
清流亭 アクセス
地下鉄東西線「 蹴上駅 」から徒歩約6分。
南禅寺から哲学の道へ進む人がほとんどだと思うけど, その人波みとは違う方向へ向かいます。 石川五右衛門が「 絶景かな, 絶景かな ! 」と言った有名な三門を右手に見ながら約60m行くと道が二つに分岐。
右へ行くと永観堂 → 哲学の道。 真っ直ぐ行くと「 清流亭の桜 」。
この細いほうの道を進む人はあまりいない。
人の流れと違う方向で不安に思うのと, 視界の先が壁で直角に曲がっているため先に何があるのかわからない。
ほとんどの人が哲学の道方面へ行くから, 真っ直ぐ行く人はごく少数。
ここを真っ直ぐ行くと一旦左に曲がってすぐに右折。
この曲がりくねりが 「 清流亭 」 を隠しています。
このお城の天守へ向かうような 「 曲がりくねり 」 を過ぎると「 清流亭 」の紅枝垂れ桜が見えてきます。
「 本当にこの先にそんなに綺麗な桜があるの ? 」って思ってしまうけど, 一度行ってみてください。
所在地 | 京都府 京都市 左京区 南禅寺 下河原町 43 |
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※ 清流亭は, 非公開のため見学は不可。清流亭ホームページ |
妙蓮寺
「 御会式桜 」という珍しい桜があるのが, 妙蓮寺。
10月に咲き始めて11月には満開になる。
そして, 冬には花の数を減らして寒さを堪え忍び, 春に再び満開になるという珍しい桜。
10月桜とも呼ばれています。
日蓮宗の宗祖 日蓮が亡くなったのが, 10月13日。 亡くなった10月に花を咲かせることと, 日蓮聖人の法要を “御会式” と呼ぶことから「 御会式桜 」と呼ばれるようになりました。
日蓮聖人を囲むように, 桜が咲き誇ります。
また, 妙蓮寺には赤穂義士遺髪の墓もあります。
妙蓮寺 アクセス
京都市バス「 堀川寺之内 」バス停下車, 徒歩約2分。
所在地 | 京都府 京都市 上京区 妙蓮寺前町 寺之内通大宮東入ル 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 075 - 451 - 3527 |
本法寺
京都市上京区小川通寺ノ内上ルにあります。
市内中心部から離れているのと, 市バス「 堀川寺之内 」からのアクセスが一番近い ( 地下鉄の駅からは遠い ) ことから, あまり観光客に知られていないよう。
平日の昼間に行ってもそんなに人はいませんね。
合わせて, 本法寺の前を通っている小川通で “茶の湯” の雰囲気も味わうこともできて, 一石二鳥 (^^)
本法寺 アクセス
京都市バス「 堀川寺之内 」バス停下車, 徒歩約3分。 小川通寺之内上ルにあります。
所在地 | 京都府 京都市 上京区 小川通寺ノ内上ル 本法寺前町 617番地 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 0 7 5 - 4 4 1 - 7 9 9 7 |
拝観受付時間 | 1 0 : 0 0 ~ 1 6 : 0 0 |
妙顕寺
元気の良い見事な枝垂れ桜が出迎えてくれるのが, 「妙顕寺」。
正式には四海唱導 ( しかいしょうどう ) 妙顕寺といい, 日蓮宗の大本山の一つ。
広い境内の本堂へ向かう参道の両側, 鐘楼周り, 本堂裏, 庫裡前と多くの桜が咲いています。
拝観料を払ってお庭の桜も見ることが可能だけど, 境内だけでも十分に楽しませてもらえます。
まだ若くそれほど大きくはないけど, 沸き立つような花つきや奔放なまでの枝ぶりを見ていると, めちゃめちゃ元気をもらえます。
オススメの桜です ! !
妙顕寺 アクセス
京都市バス「 堀川寺之内 」バス停下車, 徒歩約2分。 本法寺から徒歩約2分の寺之内通堀川東入ルにあります。
所在地 | 京都府 京都市 上京区 妙顕寺前町 514 上ル 下ル 西入 東入について |
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電話 | 0 7 5 - 4 1 4 - 0 8 0 8 |
拝観受付時間 | 1 0 : 0 0 ~ 1 6 : 0 0 |
京都 穴場桜スポット まとめ
本法寺・妙顕寺・妙蓮寺はわりと近い場所に固まってあるから, 3ヶ所同時に観て廻るのがオススメ。
私は平日しか上で紹介した桜スポットを訪れたことがありません。
土・日曜日は人が増える可能性があることをご了承ください。
平日・休日でも共通していることは人の少ないのが良いのなら, とにかく午前中に行くこと。
出来れば, 早朝が良いですね。
京都の桜シーズンの京都は混雑するから下記も参考にしてみてください。
※ 本法寺, 妙顕寺, 妙蓮寺は拝観料無しでも桜を楽しめるけど, 庭園等を観るためには拝観料が必要です。
拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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