「 智積院 紅葉 2023 」

七条通の東の突き当たりにあるのが「智積院」｡

京都市の街中にあって、拝観料も要らず、美しい紅葉を楽しむことができます｡

智積院の紅葉が美しい理由

2021年、タクシーに乗った時に教えてもらったのが智積院の紅葉｡

アドバイス通りに智積院へ行ってみると、運転手の言う通り綺麗な紅葉だった。

それ以来、毎年紅葉の時期に智積院へ訪問しています。

ただ、実は智積院の紅葉が綺麗なのには意外な理由があります｡

その運転手さんによると, 智積院は, 真言宗智山派三千ヵ寺の総本山だから, 全国から修行僧が集結するんだそう｡

そして, 修行の内のひとつに境内の植物の世話があるということ｡

そのため, 紅葉の見栄えや色づきが悪いと, 「 修行が足りん ! ! 」 ということで, 次の年に地元へ帰ることが出来ないそうです｡

ともかく, 修行僧は必死で紅葉の世話をするから京都でも指折りの美しい紅葉なんだそう｡

その運転手さんも智積院の紅葉を桜の標本木みたいに考えていて, その年の京都の紅葉の目安にしているんだって｡

智積院 紅葉 2023 案内

金堂へと続く参道の横に「紅葉の小道」があります。

紅葉の時期には、この「紅葉の小道」を通って、少し遠回りして金堂へお参りに行くのがおすすめ。

紅葉の小道

入口辺り

「紅葉の小道」は距離にすると100M位だけど、手入れが行き届いた美しい紅葉を観ることができます。

鐘楼堂辺り

「紅葉の小道」は智積院の修行僧が丹念に世話をした綺麗な紅葉を眺めながら金堂へと向かうことができる。

「紅葉の小道」の入口から鐘楼辺りまで、背丈があまり高くない楓の紅葉を楽しめます。

鐘楼堂辺りの紅葉(YouTube)

鐘楼辺り

向こうに見えるのが鐘楼堂。紅葉の小道のハイライトは鐘楼周り｡

鐘楼を中心として溢れんばかりの紅葉を観ることができます。

鐘楼堂と金堂参道の間

小道を覆うように楓が植えられています。

智積院 金堂参道

紅葉の小道とうって変わり, 背丈の高い銀杏が加わり, 金堂をバックに堂々とした紅葉の眺め｡

智積院について

正式名称は, 五百佛山根来寺智積院 ( いおぶさん ねごろじ ちしゃくいん ) といいます。

全国にある真言宗智山派三千ヵ寺の総本山｡

元々は, 紀州 ( 今の和歌山県 ) 根来山 ( ねごろやま ) にあった学頭寺智積院。

豊臣秀吉の焼き討ちに遭ってしまい, 当時の住職が難を逃れて京都にいるとき, 徳川家康によって, 豊国神社境内に土地を与えられ智積院を再興しました｡

その後, 隣にあった祥雲禅寺も与えられて現在に至っています｡

祥雲禅寺は, 秀吉が長男の鶴丸の菩提を弔いために建立したお寺｡

智積院 アクセス

・市バス「東山七条」バス停は3か所あります｡ 乗車する市バスの系統で停車する場所が変わります。
A乗場(青マーク)下車すぐで
B乗場(緑マーク)下車徒歩約2分
C乗場(紫マーク)下車徒歩約3分

・京阪「七条駅」2番出入口(赤マーク)から約8分

智積院 紅葉 2023 まとめ

2023年は智積院もちょうど見頃に訪れることができた。満足、満足｡

夏が猛烈に暑かったから今年の紅葉はどうなることかと思っていたけど、今年の修行僧は合格でしょうね (^^)

智積院は駅からも近く拝観料もなく綺麗な紅葉を観ることができるから、めっちゃオススメです。

是非一度訪れてみてください｡

※名勝庭園 ( 大書院、講堂 ) 、宝物館には拝観料が必要

京都 紅葉スポット

所在地	京都市東山区東瓦町964
電話	075－541-5361　智積院ホームページ
拝観時間	収蔵庫・名勝庭園 9：00～16：00
拝観料金	収蔵庫・名勝庭園：大学生以上500円、中高校生300円、小学生200円

※ 拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、寺院に確認してください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。