「 金戒光明寺 紅葉 2023 」
真如堂の本堂裏から繋がっているのが「金戒光明寺」。
地元では “黒谷さん” の愛称で親しまれ、新選組が誕生したことでも知られています。
金戒光明寺 紅葉 2023 案内
三重塔 辺り
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2023年11月24日 撮影
いつも真如堂の本堂裏から金戒光明寺の三重塔へ。 途中に「会津藩殉難者墓地」があります。
それを過ぎるとお墓になるから、皆この先にまさか金戒光明寺の三重塔があるとは思えない雰囲気になっています。
私が金戒光明寺と真如堂が裏で繋がっているのを知ったのも、金戒光明寺の三重塔から墓地を抜けて歩いていると、紅葉に彩られた真如堂の本堂裏がたまたま見えたから。
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上の画像が真如堂の本堂裏の紅葉。
三重塔から墓地を抜けて歩いていくと見えてきます。
真如堂の本堂裏からだったら「会津藩殉難者墓地」から先へは進んでいなかったと思います。
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三重塔 ( 文殊塔 ) は寛永十年 ( 1633 ) に, 徳川二代将軍秀忠の菩提を弔うために建立されました。
塔の内部には, 文殊菩薩が祀られていましたが, 平成二十年四月に御影堂に移されました。
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金戒光明寺の境内からさらに高いところにあるのが三重塔。
紅葉だけじゃなくて三重塔のオススメは, この辺りから見る京都市内の眺め。
この日は曇りだったからあんまり綺麗じゃなかったけれど, 晴れていたら下の画像。
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2020年11月8時ごろにほぼ同じ場所から撮影したもの。
遠く西山まで綺麗に見渡せます。
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雪景色はこんな感じ。
三重塔へと続く石段辺り
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三重塔へは蓮池を渡って階段を登っていきます。
蓮池辺りの紅葉も綺麗です。
下の画像は2022年11月撮影。
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社務所へと続く石畳辺り
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この辺りには, やや大きな楓があり, 毎年綺麗な紅葉を見せてくれます。
山門
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金戒光明寺といえば, この山門が有名。
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画像は山門の後ろ側にある見事な紅葉。
紅葉に彩られて威風堂々、壮麗な山門が美しく着飾っているかのよう。
現在の山門は江戸幕府の命令によって, 文政十一年 ( 1828 ) に再建に取りかかり, 萬延元年 ( 1860 ) に完成しました。
山門楼内には, 等身座像の釈迦三尊 ( 釈迦 ・ 文殊 ・ 普賢 ) と十六羅漢の像が安置されています。
ちなみに、桜の時期の山門はさらに華やかになります。
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2020年4月 撮影
春の山門は秋以上に華やか。
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金戒光明寺について
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地元の人には「 黒谷 」さんと呼ばれて親しまれています。
幕末に京都守護職 会津藩 松平容保 ( かたもり ) の本陣が置かれていました。
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そして, 京都守護職御預かりだった「 新選組 」の生まれたのも, ここ金戒光明寺。
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金戒光明寺には知恩院と共に徳川幕府に何かあったときに, 軍事的な役割を持った要塞としての役目もありました。
上の写真の高麗門は, お寺で使うようなものではなく, お城で使用するもの。 扉は分厚く頑丈に造られています。
そして, 高麗門をくぐり, 山門までは城のように石垣が整然と続いています。
御影堂大殿 ( みえいどうだいでん )
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山門をくぐり抜けて, 石畳の階段を登ると正面に見えてくるのが, 御影堂。
熊谷直実 鎧掛けの松
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御影堂の横にあるのが, 「 鎧掛けの松 」。
熊谷直実(くまがいなおざね)は, 平安時代末期から鎌倉時代初期の武将。
始めは平家に仕えていましたが, 後に源氏の源頼朝と共に戦いました。
建久四年 ( 1193 ) に光明寺の法然を訪ね, 方丈裏の池で鎧を洗い, この松に鎧をかけて出家しました。
阿弥陀堂
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金戒光明寺の中で一番古い建物で, 慶長十年 ( 1605 ) に豊臣秀頼によって再建。
本尊は, ※恵心僧都源信の最終作と伝えられている阿弥陀像がお祀りされています。
源信が, 仏像彫刻をやめるときにのみを納めたことから「 のみおさめの如来 」とか,「 お止めの如来 」といわれています。
※ 平安時代中期の天台宗の僧。 恵心僧都 ( えしんそうず ) と尊称される。
納骨堂
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五劫思惟阿弥陀仏 ( ごこうしゆいあみだぶつ )
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三重塔へ続く石段の始まり辺りにあるのが,「 五劫思惟阿弥陀仏 」。
赤い矢印の横におられます。
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アフロのようなヘアスタイルで, 一躍有名になりました。
五劫思惟阿弥陀仏は, 人々の救済を願い気の遠くなるような長い時間修業を続けていたために, 髪の毛が伸びてこのようなお姿になったといわれています。
会津藩殉難者墓地
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三重塔から北へ徒歩約1分のところにあるのが, 「 会津藩殉難者墓地 」。
幕末に亡くなった会津藩士だけではなく, 会津藩に協力した人や婦人も同様に祀られています。
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京都守護職 会津藩 松平容保 ( かたもり ) 像
長束正家の墓
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三重塔から北へ少し歩いたところにお墓があります。
長束正家
戦国時代から安土桃山時代にかけての武将, 大名。 豊臣政権の五奉行の一人。
高い算術能力を買われて豊臣財政を一手に担い, 太閤検地の実施に当たった。 ( Wikipedia )
金戒光明寺と真如堂はつながってる ? !
三重塔から北へお墓の中を小径が続いています。
墓地だから先は何もないんだろうと皆思うんだけれど, 実は, 真如堂の本堂裏と繋がっているんです ! !
そして, その道の途中には長束正家のお墓や会津藩殉難者墓地があります。
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奥に見えているのが, 真如堂 本堂裏の紅葉。
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私も初めて金戒光明寺と真如堂の本堂裏がつながっているのを知った時, めっちゃ嬉しかったのを覚えています ! !
金戒光明寺 アクセス
金戒光明寺は市バスでのアクセスしか恵まれていません。
「 岡崎道 ( 青マーク ) 」バス停下車だと, 金戒光明寺の高麗門まで徒歩約3分。
「 東天王町 ( 緑マーク ) 」バス停下車だと, 金戒光明寺の山門まで徒歩約9分。
金戒光明寺へは, どちらのバス停からも行けるけど, 近いのが, 「 岡崎道 」バス停。 ただ, 「 岡崎道 」バス停へはJR「 京都駅 」& 地下鉄烏丸線「 京都駅 」からはバスが出ていない。
もしJR「 京都駅 」& 地下鉄烏丸線「 京都駅 」から金戒光明寺へ行きたいのなら, 「 東天王町 」バス停に停まる5号系統に乗車してください。
詳しいアクセスを見る
市バス「 岡崎道 」バス停下車, 金戒光明寺の高麗門へ
四条河原町から
四条河原町バス停 ( pdf ) は, A~Hの合計8か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 / H乗場 : 黒 |
四条烏丸 ( 地下鉄四条駅 ) から
四条烏丸バス停は, A~Gの合計7か所あります。 行先によって乗車する停留所は違います。
A乗場 : 青 / B乗場 : 緑 / C乗場 : 赤 / D乗場 : 紫 / E乗場 : 橙 / F乗場 : 茶 / G乗場 : 黄 |
市バス「 東天王町 」バス停下車, 金戒光明寺の山門へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが, 京都駅前バスターミナル ( pdf )。
赤マーク乗場 | 左からA1, A2, A3 |
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緑マーク乗場 | 左からB1, B2, B3 |
橙マーク乗場 | 左からC4, C1, C5, C6 |
紫マーク乗場 | 下からD2, D3 |
※ 京都市バスの掲載内容は, 京都市バス時刻表でご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
金戒光明寺 近くの観光スポット
近くの観光スポット
真如堂
三重塔をはじめ見所がいっぱいの紅葉スポット。
拝観料無しでいっぱいの紅葉を楽しめるのもありがたいところ。 ( ※書院や庭園の拝観には, 拝観料が必要。 ) 最盛期の時期が違う箇所もあるので, 長い間紅葉を楽しむことが可能。
文殊塔 ( 三重塔 ) ⇒ 会津藩殉難者墓地と進むと, 真如堂の本堂裏へ出ます。
真如堂 ( 金戒光明寺の文殊塔から真如堂の本堂裏まで徒歩約3分 )
岡崎神社
金戒光明寺から徒歩約3分にある岡崎神社は古くから, 多産のうさぎが氏神の使いとされていました。 だから, 境内には, 本殿や本殿前の狛うさぎ, 手水舎など, いたるところにウサギがいっぱい !
延暦十三年 ( 794 ) , 桓武天皇の 平安京遷都の際に王城守護のために, 平安京の四方に建立された社のひとつとされています ) 都の東方に鎮座することから「 東天王 」といわれました。
今でも, 岡崎神社のあるところは, 「 東天王町 」 と呼ばれています。
竹中稲荷社
金戒光明寺から徒歩約8分, ひっそり静かに佇んでいるのが, 「竹中稲荷神社」。
観光客はほぼ皆無。 平日しか行ったことはないけど, 休日でもおそらく少ないでしょう。 人混みを忘れて, 風の音や鳥のさえずりを聞きながら紅葉を満喫。 毎年, ここで心癒されています (^^) 春には鳥居周辺の桜が, めっちゃ美しい ! !
金戒光明寺 紅葉 2023 まとめ
真如堂の紅葉を観た後で金戒光明寺へ訪れた。
金戒光明寺の紅葉もバッチリ見頃で大満足 ! !
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三重塔辺りからの京都市内の眺めが少し霞がかっていたのがちょっと残念だったなー。
長所 | 1. 文殊塔 ( 三重塔 ) からの眺めは最高。 2. 山門の紅葉が綺麗 3. 真如堂と隣合わせだから, 合わせて紅葉を楽しめる。 4. 五劫思惟阿弥陀仏 ( ごこうしゆいあみだぶつ ) 。 通称, アフロ地蔵。 |
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短所 | アクセスが悪い。 電車の駅からは遠く, 市バスのアクセスしか恵まれていない。 |
京都 紅葉スポット
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都市左京区黒谷町121 |
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電話 | 0 7 5 - 7 7 1 - 2 2 0 4 金戒光明寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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