「 金戒光明寺 桜 2021 」
平安神宮の北東にある真如堂の桜が想像以上に良かった。 じっくり桜を堪能した後で, 真如堂の裏手から自然な流れで光明寺へ。
桜は初めてだけど, 秋にに訪れた時に, 「 山門辺りに桜の木があったなー。 」って思い出しながら, 期待に胸をふくらませて歩いていました。
金戒光明寺 桜 2021
山門

やっぱり凄かった ! ! 来てよかった。 何でもっと早く春の金戒光明寺へ来なかったのか後悔したくらい綺麗かった。

この山門は, 江戸幕府の命令によって, 文政十一年 ( 1828 ) に再建に取りかかり, 萬延元年 ( 1860 ) に完成しました。 山門楼内には, 等身座像の釈迦三尊 ( 釈迦 ・ 文殊 ・ 普賢 ) と十六羅漢の像が安置されています。
参道の階段

階段上から山門を望む。

鐘楼下の階段横にも染井吉野。

ちょうど空を見上げると, 白い二筋の線。
青空と桜と飛行機雲。 最高に好きな組み合わせ。 めっちゃ得した気持ちになる ! !
御影堂

山門をくぐり抜けて, 石畳の階段を昇ると正面に見えてくるのが, 御影堂。
阿弥陀堂

阿弥陀堂の左右にも染井吉野が植えられています。
光明寺の中で一番古い建物で, 慶長十年 ( 1605 ) に豊臣秀頼によって再建。
本尊は, ※恵心僧都源信の最終作と伝えられている阿弥陀像がお祀りされています。 源信が, 仏像彫刻をやめるときにのみを納めたことから「 のみおさめの如来 」とか,「 お止めの如来 」といわれています。
※ 平安時代中期の天台宗の僧。 恵心僧都 ( えしんそうず ) と尊称される。
文殊塔 ( 三重塔 ) へと続く階段
この階段の登り口辺りの両側にも染井吉野が植えられています。 この辺りも綺麗です。

そこには, その髪型で一躍有名になった五劫思惟阿弥陀仏 ( ごこうしゆいあみだぶつ ) が鎮座。 通称は, アフロ地蔵 ( アフロ阿弥陀 ) 。

んー, ホントに見事な髪型ですね (^^) めっちゃ重たそう (笑)

文殊塔 ( 三重塔 ) の手前辺りからの眺め。 手前に見えるのが, 金戒光明寺の山門。 ここまで登ってきたご褒美の景色。 京都市街地が一望できる絶景です。 春は桜があって綺麗だけど, ちょっとかすみががってる。
秋の眺めはさらに絶景。 写真では伝わりにくいけど, めちゃめちゃ爽やかで綺麗です ! ! ! !
金戒光明寺について
地元の人には「黒谷」さんと呼ばれて親しまれています。
幕末に京都守護職 会津藩 松平容保 ( かたもり ) の本陣が置かれていました。
京都守護職御預かりだった「新選組」が生まれたのも, ここ金戒光明寺。

金戒光明寺は知恩院と共に, 徳川幕府に何かあったときに, 軍事的な役割を持った要塞としての役目もありました。
高麗門はお寺で使うようなものではなく、お城で使用するもの。
扉は分厚く頑丈に造られています。
そして, 高麗門をくぐり, 山門までは城のように石垣が整然と続いています。
金戒光明寺と真如堂はつながってる ? !

そうなんです。 つながってます !!
自然な流れで金戒光明寺の桜を楽しみながら真如堂の本堂裏へと廻れます。
もちろん, 金戒光明寺の桜を観終えた後で, 御影堂の前から真如堂の総門へと通常のルートをたどっていってもOK。



知る人ぞ知るルートで行ってみてはどうでしょう (^^)
三重塔の先にはお墓しかないから, ここまで来たとしても, なかなか先へは行きにくい雰囲気になっているんです。
途中にある「会津藩殉難者墓地」を過ぎると, 真如堂の本堂裏へ出ます。
地図の左下 高麗門からピンクのラインをたどっていきます。
金戒光明寺の桜を楽しみながら気が付けば真如堂の本堂裏についていることでしょう。
途中, 上で紹介した三重塔辺りから眺める光景は, めっちゃ綺麗。



京都市街地が一望できます。
オススメの桜めぐりコース
吉田山の南東側にある桜スポットは, 金戒光明寺を含めて, めっちゃオススメ ! ! ! !
・もちろん桜が綺麗だし, 同じエリアに固まってあるから廻り易い
・ひとつを観て, さあ次へ電車やバスで移動ってことがない



他の有名どころよりも観光客が少なめなのも嬉しいポイントですね。



ただ, 坂道等もあるから, 足に自信がある人向け。
全行程は, 約1.8kmで, 歩くだけなら25~35分。
桜を観ながらだから, 1時間30分もあれば十分廻れると思います。



ちょっとしたハイキング程度がOKの人は, 是非試してみてください (^^)


金戒光明寺 アクセス
金戒光明寺は市バスでのアクセスしか恵まれていません。
「岡崎道(青マーク)」バス停下車だと、金戒光明寺の高麗門まで徒歩約3分。
「東天王町(緑マーク)」バス停下車だと、金戒光明寺の山門まで徒歩約9分。
金戒光明寺へは、どちらのバス停からも行けるけど、近いのが「岡崎道」バス停。ただ「岡崎道」バス停へはJR「京都駅」からはバスが出ていない。
もしJR「京都駅」から金戒光明寺へ行きたいのなら「東天王町」バス停に停まる5号系統に乗車してください。
詳しいアクセスを見る
市バス「岡崎道」バス停下車, 金戒光明寺の高麗門へ
四条河原町から
四条河原町バス停は、A~Hの合計8か所。 行先によって乗車する停留所は違います。
E乗場 | 203号系統 祇園・熊野・銀閣寺 行き |
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H乗場 | 32号系統 平安神宮・銀閣寺 行き |
下車 | 岡崎道バス停下車、徒歩約3分で「 金戒光明寺の高麗門 」 |
市バス「東天王町」バス停下車, 金戒光明寺の山門へ
京都駅前バスターミナル ( JR中央口前 ) から
JR京都駅の中央口 ( 京都タワー側 ) の前にあるのが京都駅前バスターミナル
A1乗場 | 5号系統 四条烏丸・平安神宮・銀閣寺・岩倉 行き |
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下車 | 東天王町バス停下車, 徒歩約9分で「 金戒光明寺の山門 」 |
※ 京都市バスの掲載内容は、京都市バス時刻表でご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
金戒光明寺 近くの観光スポット
近くの観光スポット
真如堂
三重塔をはじめ見所がいっぱいの紅葉スポット。
拝観料無しでいっぱいの紅葉を楽しめるのもありがたいところ。 ( ※書院や庭園の拝観には, 拝観料が必要。 ) 最盛期の時期が違う箇所もあるので、長い間紅葉を楽しむことが可能。
三重塔⇒会津藩殉難者墓地と進むと、真如堂の本堂裏へ出ます。
真如堂(金戒光明寺の文殊塔から真如堂の本堂裏まで徒歩約3分)
岡崎神社
金戒光明寺から徒歩約3分にある岡崎神社は古くから、多産のうさぎが氏神の使いとされていました。だから、境内には本殿や本殿前の狛うさぎ、手水舎など、いたるところにウサギがいっぱい !
延暦十三年(794)、桓武天皇の平安京遷都の際に王城守護のために、平安京の四方に建立された社のひとつとされています。都の東方に鎮座することから「東天王」といわれました。
今でも、岡崎神社のあるところは「東天王町」 と呼ばれています。
竹中稲荷社
金戒光明寺から徒歩約8分、ひっそり静かに佇んでいるのが「竹中稲荷神社」。
観光客はほぼ皆無。平日しか行ったことはないけど、休日でもおそらく少ないでしょう。人混みを忘れて、風の音や鳥のさえずりを聞きながら紅葉を満喫。毎年、ここで心癒されています(^^) 春には鳥居周辺の桜が、めっちゃ美しい ! !
金戒光明寺 桜 まとめ
金戒光明寺の桜も想像以上。 真如堂よりも !
秋は何度も来たことがあったけど, これ程, 桜が綺麗だったとは。 紅葉よりも桜。 今回来て本当に良かった (^^)
秋は, 紅葉が素晴らしい真如堂と一緒に観て廻ることが多いから, 光明寺も観光客多め。 桜は他にもいっぱい綺麗なスポットがあるから, 私のようにノーマークの人間が観に行かなかったり, 公共交通機関は市バスの停留所が最寄りで, 少しアクセスが良くないために, 他の桜スポットに比べて人が少ないのかも。
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都市 左京区 黒谷町 121 |
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電話 | 0 7 5 - 7 7 1 - 2 2 0 4 金戒光明寺ホームページ |
※ 拝観時間 ・ 拝観料等は変更されることがありますので, 寺院にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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