【知恩院 除夜の鐘2025】参拝方法・時間・混雑・見どころ、アクセスなどを案内します
年の瀬を迎え、いよいよ新しい年への期待が高まるこの時期。
京都の大晦日の風物詩のひとつが、知恩院の「除夜の鐘」。
ゴォォーーンという重厚な響きが夜の京都にこだまする音と僧侶が鐘をつく光景は、まさに圧巻の一言。

荘厳な年越し体験です。
この記事では、迫力ある「知恩院 除夜の鐘」を参拝するための方法、知恩院の除夜の鐘の見どころから、さらには混雑やアクセス情報まで、初めて訪れる人でも安心して楽しめるよう案内します。
知恩院 除夜の鐘 参拝方法
「知恩院 除夜の鐘」を参拝するには事前の申込が必要です。
知恩院公式Web「知恩院 除夜の鐘参拝申込フォーム」
※受付が終了している場合あり(その他注意事項等は知恩院 除夜の鐘の詳細を参照)
受付が終了している場合は、「知恩院 除夜の鐘」ライブカメラ (YouTube 知恩院公式Web)
知恩院 除夜の鐘 概要
| 日程 | 2025年12月31日(水) |
| 時間 | 鐘き始め22:40頃~終了24:35頃 |
| 参拝 | 「知恩院 除夜の鐘」を参拝するには事前の申込が必要 知恩院公式Web「知恩院 除夜の鐘参拝申込フォーム」 ※受付が終了している場合あり |
| 問合せ | 075-531-2111 知恩院 |
知恩院 除夜の鐘 見どころ
知恩院の除夜の鐘が「日本一」と言われる理由
京都の年末行事の中でも、圧巻の迫力を誇る「知恩院の除夜の鐘」。
17人が力を合わせて突く大迫力の鐘は、テレビ中継でもおなじみで、大晦日の象徴ともいえる存在です。
世界最大級の梵鐘の迫力
知恩院の大梵鐘は、高さ約3.3m、直径約2.8m、重さはなんと約70トンもある巨大な鐘です。
これは、京都にある梵鐘の中でも最大級の大きさ。
そのスケール感から生まれる音の深みと余韻は、他の追随を許しません。



また、その鐘のつき方がダイナミックで独特なんです。
17人の僧侶による除夜の鐘
知恩院の鐘つきは、一般の除夜の鐘とは異なり、17人の僧侶が行う独特な方法。
親綱を握る1人と、子綱を握る16人が息を合わせ、親綱を握る1人が全身を使って鐘を撞く姿は、鐘撞とは思えないほどダイナミック。
特にメインの僧侶が鐘に背負向けて体全体を使い鐘をうつ姿は迫力満点で、「知恩院 除夜の鐘」参拝のハイライトとなっています。
このチームワークによって生み出される撞き方と重厚な響きが、「知恩院 除夜の鐘」が日本一といわれる所以です。
※独特の鐘つきだから一般の参加は不可
「知恩院 除夜の鐘」の様子 (YouTube 知恩院公式Web)
知恩院 除夜の鐘 混雑
「知恩院 除夜の鐘」の参拝は事前申し込み制だから、一般の参拝者はいません。
ただ、大鐘楼前の良いポジションは混雑が激しいから、「知恩院 除夜の鐘」の迫力のある光景を見たければ早めに知恩院へ行くことをオススメします。
少し離れた場所からも全体が見えるから、混雑が嫌な人や初めて「知恩院 除夜の鐘」を見る人には良いかもしれません。
知恩院 除夜の鐘 注意点
防寒対策(ホッカイロ、厚手のコート、帽子など)と、温かい飲み物を持参することをおすすめします。
足元が冷えないよう、靴下やインナーウェアにも気を配りましょう。
知恩院 除夜の鐘が終わった後は、
知恩院の三門から徒歩約4分にある「八坂神社」での初詣がオススメ。
また、大晦日から元旦早朝まで行われている「をけら詣り」も京都の大晦日の風物詩として有名です。
「知恩院 除夜の鐘」⇒八坂神社の「をけら詣り」&「初詣」で思い出に残る京都の年越し体験完了です。
知恩院について


浄土宗の総本山で、本尊は法然上人像。正式名称は華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら) 。



めっちゃ長い(笑)
浄土宗を開いた法然上人が承安五年(1175)に、この地に草庵を結んだことが起源。徳川幕府の庇護を受け壮大な伽藍が形成されました。
これは、二条城と共に御所に目を光らす役目もあったとされます。



実際、知恩院は東山にあって、御所を見下ろす位置にあります。三門からは御所が良く見えたことでしょう。
知恩院 アクセス
・市バス「祇園」バス停から知恩院 三門まで徒歩約7分
・京阪「祇園四条駅」6, 7番出口から知恩院 三門まで徒歩約12分
・阪急「京都河原町駅」1A, 1B出口から知恩院 三門まで徒歩約14分
・四条河原町交差点から知恩院 三門まで徒歩約16分
詳しいアクセスを見る
大阪方面から
京阪
京阪「淀屋橋駅」・「北浜駅」・「天満橋駅」・「京橋駅」で特急[出町柳 行き] に乗車、「祇園四条駅」下車
⇒京阪 「祇園四条駅」 6, 7番出入口から知恩院 三門まで徒歩約12分
JR+京阪
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、JR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒「祇園四条駅」下車、6, 7番出入口から知恩院 三門まで徒歩約12分
JR+市バス
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、京都駅前バスターミナル(京都タワー側)へ
| D2乗場 | 86号系統 清水寺・祇園・平安神宮 行き 206号系統 三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き |
|---|---|
| 下車 | 「祇園」バス停下車、知恩院 三門まで徒歩約7分 |
※ 京都市バスの掲載内容は経年と共に変更される可能性もありますので、京都市バス時刻表で確認してください。万一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
JR+地下鉄+阪急
JR「大阪駅」で新快速[京都方面 行き] に乗車
⇒「京都駅」下車後、地下鉄「京都駅」から [国際会館 行き] に乗車。
⇒「四条駅」下車後、阪急線に乗換
⇒阪急京都線「烏丸駅」から [京都河原町 行き] に乗車、1つ目の駅の終点「京都河原町駅」下車
⇒1A, 1B出入口から知恩院 三門まで徒歩約14分
阪急
阪急「大阪梅田駅」で特急[京都河原町 行き] に乗車
⇒終点の「京都河原町駅」下車、 1A, 1B出入口から知恩院 三門まで徒歩約14分
京都駅から
市バス
JR京都駅の中央口(京都タワー側)の前にあるのが京都駅前バスターミナル
| D2乗場 | 86号系統 清水寺・祇園・平安神宮 行き 206号系統 三十三間堂 清水寺 祇園・北大路バスターミナル行き |
|---|---|
| 下車 | 「祇園」バス停下車、知恩院 三門まで徒歩約7分 |
※ 京都市バスの掲載内容は経年と共に変更される可能性もありますので、京都市バス時刻表で確認してください。万一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
JR+京阪
JR「京都駅」でJR奈良線に乗車(JR京都駅が始発)
⇒ひと駅目の「東福寺駅」下車後、京阪本線に乗換、 [出町柳 行き] に乗車
⇒「祇園四条駅」下車、6, 7番出入口から知恩院 三門まで徒歩約12分
地下鉄 + 阪急
JR「京都駅」下車後、京都市営地下鉄 烏丸線「京都駅」で [国際会館] 行きに乗車
⇒「四条駅」下車、阪急京都線へ乗換。 [京都河原町] 行きに乗車
⇒ ひと駅目の「京都河原町駅」で下車。1A, 1B出入口から知恩院 三門まで徒歩約14分
四条河原町から
四条河原町交差点から知恩院 三門まで徒歩約16分
知恩院 近くの観光スポット
近くの観光スポットを見る
円山公園
知恩院 三門のすぐ南に広がるのが「円山公園」。
円山公園といえば『祇園枝垂桜』。左右に新しい枝垂桜も従えて一層華やかになりました。以前は祇園枝垂桜だけだったけど、左右に新しい枝垂桜が植えられたことで、いろんな角度から楽しめるようになりました。
八坂神社
知恩院の三門から徒歩約4分にあるのが「八坂神社」。
八坂神社という呼び名になったのは明治になってから。江戸時代まで八坂神社は比叡山延暦寺の末寺でもあったので「 祇園感神院(かんしんいん)」 という寺の名前でも呼ばれていました。つまり、神社でもありお寺でもありました。
青蓮院
知恩院 三門から徒歩約4分にあるのが「青蓮院」。
天台宗を開いた「最澄」が比叡山を開くときに造られた「青蓮坊」が起源。皇室とのかかわりが深い寺院で、別名を「粟田御所」ともいいます。
庭園は室町時代の相阿弥作と伝えられる「築山泉水庭」、江戸時代の小堀遠州作と伝えられる「霧島の庭」など、様々な庭を満喫でき、四季の彩りを楽しむことができます。
祇園 新橋
知恩院 三門から徒歩約8分にあるのが「祇園 新橋」。京都らしい街並みと白川、石畳が美しいエリアで、京都市の歴史的景観保全修景地区に指定。巽橋や辰巳神社も祇園 新橋に花を添えています。
花見小路通
知恩院 三門から徒歩約9分にあるのが祇園の真ん中に横たわる「花見小路通」。花見小路通の四条通から南は石畳風に整備され、道の両側には京風情溢れる街並みが続きます。
「祇園甲部」 と呼ばれる※京都 五花街の中でも一番舞妓さんの在籍数が多く、最大規模の花街の中を通り、お茶屋で有名な一力亭があるのも花見小路通。これぞ京都という知名度が高い通りです。
※京都 五花街:祇園甲部・祇園東・宮川町・先斗町・上七軒の五つ。
大和大路通・繩手通
知恩院 三門から徒歩約11分にあるのが「大和大路通・繩手通」。四条通~五条通からの間の大和大路通の周辺には神社仏閣や観光スポットもたくさんあって見所満載。
仲源寺 (めやみじぞう)
知恩院 三門から徒歩約11分にあるのが「仲源寺 目疾地蔵」。
本堂に安置されているとても大きな地蔵様の右目が、なぜか赤くなっています。人々の目の病を引き受けて赤くなっているのだといわれています。現在も、眼病治療にご利益があるとして広く信仰されています。
知恩院 除夜の鐘 まとめ
どうでしたか。知恩院の除夜の鐘。
17人もの僧侶たちが鐘をつく光景は、ダイナミックで大迫力。
知恩院の除夜の鐘は、京都の歴史と文化を感じる荘厳な体験です。



心に響く知恩院の除夜の鐘が、新年を力強くスタートさせてくれるはず。
「知恩院 除夜の鐘」の後に、近くの八坂神社で「をけら詣り」&「初詣」も体験すれば、忘れられない京都での思い出になるでしょう。




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