「 常寂光寺 紅葉 2024 」
嵯峨野の小倉山の麓に佇むのが「常寂光寺」。 紅葉の名所として知られています。
個人的には京都で5本の指に入ると思っています。
12月4日の朝8時35分に到着したけど、すでにたくさんの観光客。
並んでいる人が多いからか、拝観開始9時の10分前に中へ入れさせてくれた。
常寂光寺 紅葉 2024 訪問
嵐山・嵯峨野の紅葉スポットでは個人的に一番だと思っているのが「常寂光寺」。
見頃のど真ん中に訪問できた。
2024年は色づきが遅かったから、12月に常寂光寺へ訪問したのは初めてのこと。
仁王門辺りの紅葉
撮影日2024年12月4日
常寂光寺の紅葉のハイライトは入っていきなり訪れる。
仁王門を囲むような紅葉がめちゃくちゃ綺麗!!
仁王門が隠されて見えない位の紅葉に包まれている。
正面からが一番綺麗だけど、アングルを変えて見ても非常に美しい。
仁王門辺りの紅葉1(2023 YouTube)
仁王門から鐘楼付近の紅葉(2023 YouTube)
仁王門をくぐった先の階段辺りの紅葉
仁王門をくぐると現れる紅葉の大歓迎!!
真紅だけじゃなくて黄色に色づく楓があるところがいい。
自然が作り出す紅葉のグラデーションが、めちゃくちゃ綺麗!!
階段紅葉の横からの眺め。
紅葉の花火(笑)
人がいないときに撮影できた奇跡的な階段辺りの紅葉(2023 YouTube)
階段上からの見返りの紅葉
常寂光寺のお楽しみはまだまだ続く。
下からの眺めも美しいけど、階段上からの「見返りの紅葉」はさらに感動的。
言葉を失う。
鐘楼周辺の紅葉
階段を登りきって右へ行くと、すぐに鐘楼。
この辺りの紅葉も美しい!!
鐘楼越しの圧倒的な紅葉(YouTube)
同じ目線で鐘楼を彩る紅葉を観ても美しいけど、さらにオススメは下から眺める鐘楼辺り。
光を浴びた紅葉が鐘楼を包みこむ様が綺麗すぎる!!
本堂裏の紅葉
忘れてならないのが、本堂裏の庭。
光の加減で上手く撮れなかったけど、落ち葉が池に浮かぶ景色はホントに美しい。
2019年11月撮影
本堂裏の庭から多宝塔への階段を少し登った辺りからの眺め。
紅葉と竹林の緑のコントラストがめっちゃ綺麗!!
写真で見るより何倍も美しかった!!
多宝塔
本堂横から登っていくと「多宝塔」。
この辺りまで登ってくると、眼下に嵯峨野の景色も見渡せる。
常寂光寺 紅葉 見頃予想
7年間の常寂光寺の訪問日データから判断すると、例年の見頃は11月25日前後。
ただし2024年の常寂光寺の見頃は、10月・11月上旬までの気温が高かったから、例年より10日位(2024年12月4日訪問で見頃)遅くなった。
2025年の紅葉を待たないとわからないけど、2024年は例外的でしょう。
ちなみに、2020年のように紅葉の色づき自体は悪くはなっていなかった。
※2020年11月24日に常寂光寺まで行ったけど、猛暑の影響で色づきも悪く見頃を迎えるとすぐに散ってしまっていた。
常寂光寺について
常寂光寺は日蓮宗のお寺。
慶長元年(1596)に、本圀寺の十六世住職の日禛(にっしん)上人が創建。
常寂光寺があるのはあの人のおかげ ? !
文禄4年 ( 1595年 ) に豊臣秀吉が祖父母の供養のため、方広寺で※千僧供養を執り行うとして京都のほとんどの宗教に出仕が要請されました。
※千人の僧を招いて、食事を供し法要を行うこと。大きな功徳があるといわれています。
ただ、日蓮宗では千僧供養に出仕するのかしないのかで意見が割れてしまうことに。
日蓮宗を信仰しない者から施しを受けたり、逆に他の宗教の者に仏法を伝えたりしない不受不施(ふじゅふせ)の教義のため。
時の権力者の求めに応じて出仕するべきだとする者と、権力者からの求めとはいえ教義を曲げてはならないという者、 意見は真っ二つにに分かれました。
常寂光寺を創建した日禛上人は、後者の「教義を曲げない」派。
あくまでも、開祖日蓮の教義を守るべきであるとの立場を貫き、隠棲してしまうことに。
そして、その地に選んだのが小倉山。現在の常寂光寺の地でした。
常寂光寺 名前の由来
日禛上人は、隠棲した小倉山の地が上品で奥ゆかしく、もの静かで趣があり、ひっそりと落ち着いている。
そして、あたかも仏が住むような清らかな場所。
ということからこの地を「常寂光土」と感じたようです。
そのことから「常寂光寺」と名付けられました。
常寂光寺 アクセス
・嵐電「嵐山駅」から徒歩約15分
・JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分
・阪急「嵐山駅」から徒歩約25分
近くの紅葉スポット
近くの紅葉スポット
二尊院
常寂光寺から徒歩約5分にあるのが「二尊院」。
総門くぐり、すぐの紅葉の馬場。参道に覆うような紅葉のトンネル。二尊院で一番印象深い勅使門の紅葉。本堂前から勅使門越しに見える紅葉はまさに門を額縁にした絵画のよう。
宝筐院
常寂光寺から徒歩約10分にあるのが「宝筐院」。
臨済宗のお寺。平安時代に白河天皇のよって創建され、当時は善入寺といいました。
境内に入ってすぐに訪れる光景は美しいの一言。宝筐院でしか感じることができない体験です。
清凉寺
常寂光寺から徒歩約10分にあるのが「清凉寺」。
清凉寺は嵯峨野・嵐山周辺で無料で紅葉を楽しめる数少ないお寺。(弁天堂拝観は有料)広い寺域内の所々に楓があります。
近くの観光スポット
近くの観光スポット
竹林の小径
「竹林の小径」 があるのが嵯峨野と呼ばれるエリア。平安時代初期、嵯峨天皇が離宮 嵯峨院を造ったことでも知られていいます。
真っ直ぐに伸びてゆく竹の先に青空がわずかに覗く様は清々しいの一言。
小径の両側にある茶色の竹の枝を束ねた「竹穂垣(たけほがき)」が、ずーと続いていく景色も雰囲気がいい。竹の緑をさらに引き立てています。
野宮神社(ののみやじんじゃ)
常寂光寺から徒歩約8分にあるのが「野宮神社」。縁結びや子宝安産にご利益があります。
訪れるまでに、竹林に囲まれた小径を歩いていくので、雰囲気の良さもオススメ。
常寂光寺 紅葉訪問 2024 まとめ
ちょうど紅葉の見頃に訪れることができた。
常寂光寺の紅葉は相変わらず綺麗。
本当に去りがたい紅葉。嵐山・嵯峨野エリアでは一番魅力的。
だから常寂光寺の混雑を避ける方法はなし。
拝観開始直後に行っても混雑は覚悟しましょう。
今より数段円が強くなるか、人が多すぎるということで京都がインバウンドから敬遠されるようにならないと、京都の混雑は解消されないだろうな。
【常寂光寺アーカイブ】
【京都 紅葉スポット】
【京都 神社仏閣 関連リンク】
所在地 | 京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3 |
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電話 | 075-861-0435 |
拝観時間 | 9:00~17:00(16:30最終受付) |
拝観料金 | 500円 常寂光寺ホームページ |
※ 拝観時間・拝観料等は変更されることがありますので、寺院に確認してください。 万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
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