「 貴船神社 2018 」
11月20日, 鞍馬寺の後に訪問しました。
貴船神社 2018 折畳自転車で貴船神社へ
鞍馬駅までは自転車を折りたたみ, 「展望列車 きらら」に積んで, 鞍馬駅に着くと自転車を組み立て, そのまま駅に置いときました。
そして鞍馬寺へ行き, 下山。 鞍馬駅へ帰ってきて, 駅に置いてあった自転車で鞍馬駅から貴船口へ。
坂道なので3分位で到着します。
貴船口

叡山電車 「貴船口駅」
鞍馬駅の一つ京都よりの駅が「 貴船口駅 」。
この辺りも紅葉が綺麗です。

道が貴船と鞍馬に分かれています。
貴船口は, 鞍馬と貴船に道が分かれているところ。
黒い車のように左折して橋を渡ると貴船。 まっすぐ行くと鞍馬へ。

橋から下流の眺め

橋を渡って線路をくぐると「 貴船口駅 」の入口があります。
電車+バスの場合は, ここから貴船行きのバスに乗車。
ここから自転車こいで, 約15分で貴船神社に到着です。

貴船神社までは100M
台風21号の被害がなければ, ここから鞍馬寺へ行けます。
貴船神社

貴船神社に到着。

石段の参道を登って, 本殿へ。

もう少し紅葉がほしいところ。

本殿裏の紅葉。 まだ少し色づきが足りません。
貴船神社の創建は, 不明。
ただ, 1300年前にはすでに社殿の造り替えの記録があり, 平安京の遷都前から歴史があります。

貴船神社の祭神は, 水神である高龗神 ( たかおかみのかみ ) 。 雨乞い, 雨止みの龍神様としても人々に崇められ, 雨乞いには黒馬, 雨止みには白または赤馬が献上されるのが通例で, 記録は数百回に及びます。
ご利益
貴船 ( きふね ) は, 古来「 氣生根 」と書かれ, 氣が生じる根源の地と考えられていていました。 氣が生じるところのため, 運氣が上がる『 運氣龍昇 』のご利益が期待できます。
また, 平安時代の歌人 和泉式部が, 夫の心が他の女性に移ったことを思い悩んでいるときに, 貴船神社に参拝し, 復縁を願ったところ叶えられたので, それ以来, 「 縁結びの神 」として, 崇められるようになりました。
他にも, 所願成就のご利益があります。
水占みくじ
貴船神社は, 水神の高龗神を祀っているので, 水占みくじ(200円)が有名。
この水占いと石段の参道を目当てに年々, インバウンド観光客が増加していると思います。
神社もそれを考慮して, おみくじにQRコードを記載し, 外国語で翻訳されたものが, スマホに表示される様にしています。
英語 ・ 簡体字(中国本土)・ 繁体字(台湾 ・ 香港等)・ 韓国語に対応しています。

私も水占いしようと思いましたが, あまりにも人が多いので今年はあきらめました。

おみくじを水に浮かべます。 すると, こんな風になります。
絵馬発祥の地

貴船神社には, 雨乞いには黒馬, 雨止みには白または赤馬が献上されていましたが、生きた馬の代わりに「 板立馬 」を奉納したこともあったそう。

この「 板立馬 」が, 現在の ” 絵馬 ” の原型とされています。
貴船神社 2018 紅葉のベストポイント
貴船川沿いから貴船神社を見上げるのが, 私が思う紅葉のベストポイントです。

貴船川
夏は川床( かわどこ )が設置されます。
ちなみに, 鴨川の床は, 川床( かわゆか )と読みます。
貴船神社 奥宮

奥院 神門
私は自転車で行きましたが, 徒歩なら貴船神社から約20分。

貴船神社から少し遠いので, 貴船神社にあれほどいた観光客はめっきり少なくなりました。
別世界のような静かな空気が漂います。

奥院 本殿
奥院は, 貴船神社がはじめ創建されたところで, 奥宮の祭神も高龗神 ( たかおかみのかみ )。
五世紀初頭に, 神武天皇の母が, 黄船に乗って浪速( 大阪 )から淀川, 鴨川, 貴船川をさかのぼり, この地に水神を祀ったのが始まりとされています。
載ってきた船が「 黄船 」だったので, 黄船( きふね )という地名になったという説もあります。
船形岩

船形岩
境内の本殿横には, 黄船の伝説にまつわる「 船形岩 」があります。
神武天皇の母が乗ってきた黄船を隠すために小石を積み上げていったそう。 この「 船形岩 」に載っている小石を持ち帰ると航海安全にご利益があるといわれています。
相生の杉
奥院の少し手前に「 相生の杉 」があります。
同じ根っこから伸びた2本の杉。 樹齢は約千年。 台風21号の暴風にも耐え抜きました。
貴船神社 アクセス

叡山電車「 貴船口 」下車。 ここから京都バスで, 貴船バス停 ( ※臨時バス停 ) まで約3分。 ここから貴船神社の鳥居までは, 徒歩約10分。
※本来, 貴船神社の鳥居まで徒歩約5分のところに, 貴船バス停があるんだけど, 途中の崖崩れ工事の関係で, さらに300m貴船神社から離れたところにある臨時バス停から歩く必要アリ ( 2021年11月17日現在 ) 。
貴船口から大原へ
2017年11月 撮影 時刻表&料金は必ず確認を !
実は, 貴船口から大原行きの京都バスが出ているんです。 そして, 意外と近い。
2017年に貴船神社へお詣りに行ったときに, 初めて知りました。 それまでは, 貴船から大原までバスで行くっていう発想は全くなし。

叡山電車「 貴船口 」から徒歩約2分。 貴船口バス停があります。
今までだったら, 鞍馬 ・ 貴船に1日使い, 大原観光に1日使っていたけど, 貴船口 大原間のバスを使えば効率的に観光が可能。
三千院のある大原も貴船口も京都中心部からは離れているけど, 貴船口と大原は, 思っているほどそんなに離れていません。 意外な発見でした (^^)
約25分のバス旅で大原に到着。
京都バスで, 約25分, 380円で行けてしまいます。 鞍馬, 貴船を観光してから貴船口~大原行のバスで大原に泊ったり, 逆に大原を観光してから大原~貴船口行のバスで貴船, 鞍馬に泊るというパターンも可能。
注意が必要なのは, 1日3便しかなく, 秋の観光シーズンしか運行していないかも。 秋以外に利用したいのなら京都バスへ問い合わせてください。
近くの観光スポット
鞍馬寺

本殿金堂前の階段辺りや境内からの紅葉が綺麗。
そして, 紅葉だけではなく, 本殿金堂前にある「 金剛床 」。 この場所が鞍馬山一帯で, 一番 「 氣 」 が集まるスポット。

本殿金堂前にある△マークが, 「 金剛床 」。
鞍馬寺に毎年来るのも, この場所に立つのが目的の一つ。 パワーをもらって帰ります (^^)
貴船神社から鞍馬寺へのアクセス

この橋を渡って, 山道を登っていきます。
・山道を徒歩 ( 約1時間 )
貴船神社から100m下ったところに, 鞍馬寺の本殿金堂 ( 金剛床 ) へ続く道があります。 ここは, 遮那王こと源義経が, 武道の達人 鬼一法眼 ( きいちほうげん ) と共に修行した場としても有名。 魔王殿, 義経堂, 木の根道などのスポットがあります。 特に木の根道は, 杉の木の根っこが地表を這うように伸びています。 めっちゃ奇怪な様子で, 天狗でも出てきそうな雰囲気 ! !
逆からの行程になるけど, 鞍馬寺 奥の院参道入口から上の写真の奥の院橋までは約47分。 貴船から鞍馬寺へはさらに時間がかかります。 実際に奥の院参道を歩いた感想では, 鞍馬寺 奥の院参道入口から貴船神社へ行く方が遥かに楽やと思います。 登りは, 「 背比べ石 」 辺りまでの10分位で, そこから鞍馬寺西門までは, だいたいが下り。

貴船 ( 鞍馬寺西門 ) からだと, 魔王殿までは, ただひたすら, 上の写真のような木で設えられた階段を, ずーっと登り。 そして, 背比べ石辺りまでは引き続きの登り坂。
私が魔王殿を過ぎてからすれ違った貴船から登って来る人は, みんな「 はー, はー, はー。 」と, めっちゃしんどそうだった。
もし奥の院参道を歩いて, 貴船神社から鞍馬寺へ行こうと考えている人がいるのなら, 山歩きに慣れていない人は, しんどいのを覚悟のうえで行きましょう (^^)
・バス & 電車
貴船口までバスで戻って, 貴船口で叡山電車かバスに乗り換えて鞍馬まで行くことも可能。 叡山電車「 鞍馬駅 」から鞍馬寺の本殿金堂までは, 徒歩約30分。
紅葉のトンネル
叡山電鉄の二ノ瀬駅と市原駅の間に横たわるのが,「 紅葉のトンネル 」。
この間では電車も速度を落としてゆっくり進んでくれます。 貴船口から出町柳へ向かう帰りの電車で撮影しました。 運良く電車が空いていて, 一番後ろのベストポジションで撮影に成功。

上の写真の車窓と平行に設置された景色が良く見える「 きらら 」という列車のシートから見てもいいんだけど, 紅葉が近すぎて, 紅葉の景色が流れるようになるからオススメできません。 ( めっちゃ速く車窓が流れ去るから )
遠くの景色を見るのはいいんだけど。 やっぱり, 一番前か後ろの窓からが綺麗に見えます。
京都 神社仏閣 関連リンク
京都 ご利益 めぐり
所在地 | 京都市 左京区 鞍馬貴船町 180 |
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電話 | 0 7 5 - 7 4 1 - 2 0 1 6 |
開門時間 | 6:00~18:00 ( 12/1~4/30 ) / 6:00~20:00 ( 5/1~11/30 ) ※年末年始は特別時間で開門 |
受付時間 | 9:00~17:00 貴船神社ホームページ |
※ 参拝時間 ・ 受付時間等は変更されることがありますので, 神社にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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