「 貴船神社 紅葉 2023 」
2023年は鞍馬寺の奥の院参道から貴船神社へ向かいました。
鞍馬寺の本殿金堂の境内端に奥の院参道入口があります。
奥の院参道を歩きだす8時位から雨が降りだし最悪のコンディションに。
鞍馬寺 奥の院参道入口から貴船神社までは、奥の院の名所を色々見て歩いて約45分で到着します。
貴船神社 紅葉 2023 案内
表門への石段
撮影日2023年11月20日
貴船神社といえば、この表門への石段。
紅葉シーズンは観光客が多いけど、運よく無人の石段を撮影。
雨が降っていたから、石段がしっとり濡れて、さらに風情があった。
石段を登り終えた表門前から眺め。
表門から休憩所前の紅葉を望む。
休憩所越しの紅葉
表門をくぐると前方右手にせり出した舞台のような形で休憩所があります。
ここからの紅葉が貴船神社の紅葉ハイライト。
額縁のように見るのも良し、乗り出して見るのも良し。
雨が降る中、しっとり濡れた紅葉が美しかった。
本殿上の紅葉
本殿の上の山は赤く紅葉するわけではなく、黄金色に輝くような色づきを見せてくれます。
2023年は今一つだったけど、2021年11月の訪問時は下記。
この時は朝日を浴びて黄金色に輝く様を目にすることができました。
めっちゃ神々しい。
貴船神社について
貴船神社のある貴船 ( きふね ) は, 古来「 氣生根 」と書かれ, 氣が生じる根源の地と考えられていていました。
氣が生じるところのため, 運氣が上がる『 運氣龍昇 』のご利益が期待できます。
また, 平安時代の歌人 和泉式部が夫の心が他の女性に移ったことを思い悩んでいるときに, 貴船神社に参拝し, 復縁を願ったところ叶えられました。
それ以来, 「 縁結びの神様 」としても崇められるようになりました。
他にも所願成就のご利益があります。
貴船神社の創建は, 不明。
ただ, 1300年前にはすでに社殿の造り替えの記録があり, 平安京の遷都前から歴史があります。
貴船神社の祭神は, 水神である高龗神 ( たかおかみのかみ ) 。
雨乞い, 雨止みの龍神様としても人々に崇められ, 雨乞いには黒馬, 雨止みには白または赤馬が献上されるのが通例で, 記録は数百回に及びます。
絵馬発祥の神社
上に書いた通り, 貴船神社は水の神様。
貴船神社には, 昔から雨乞いには黒馬, 雨止みには白または赤馬が献上されていましたが, 生きた馬の代わりに「 板立馬 」を奉納したこともあったそう。
この「 板立馬 」が, 現在の “絵馬” の原型とされています。
水みくじ
貴船神社は, 水神の高龗神を祀っているので, 水占みくじ(200円)が有名。
何も書かれていないおみくじを水に浮かべます。
すると, しばらくして文字が浮かび上がってきます。
写真は2020年にした水占い。
「 末吉 」やった (笑)
ちなみに, おみくじにはQRコードが記載され, 外国語で翻訳されたものが, スマホに表示される様になっています。
英語 ・ 簡体字 ( 中国本土 ) ・ 繁体字 ( 台湾 ・ 香港等 ) ・ 韓国語に対応しています。
御神木 桂
樹齢約400年で, 高さは約30m。
根元からいくつも枝が天に向かって伸び, 八方へ広がっている様子が, 貴船神社の地から御神氣が龍のごとく勢いよく立ち昇っている姿に重ね合わせることができます。
まさに貴船神社の御神木。
貴船神社の運気昇龍のご利益と合わせて、ご神木の桂のパワーもいただいて帰れば怖いものなし!!
奥宮
2017年11月 撮影
ここまで来ると人も少なくなり厳かな雰囲気が漂います。
元々この地は, 貴船神社がはじめ創建されたところで, 奥宮の祭神も高龗神 ( たかおかみのかみ ) 。
言伝えによると五世紀初頭に, 神武天皇の母が, 黄船に乗って浪速 ( 大阪 ) から淀川, 鴨川, 貴船川をさかのぼり, この地に上陸し, 祠を営んで, 水神を祀ったのが始まりとされています。
載ってきた船が「 黄船 」だったので, 黄船 ( きふね ) という地名になったという説もあります。
船形岩
境内の本殿横には, この伝説にまつわる「 船形岩 」があります。 神武天皇の母が乗ってきた黄船を隠すために小石を積み上げていったそう。
この「 船形岩 」に載っている小石を持ち帰ると, 航海安全にご利益があるといわれています。
貴船神社 アクセス
叡山電車「貴船口」下車。 ここから京都バスで, 貴船バス停 ( ※臨時バス停 ) まで約3分。 貴船バス停から貴船神社の鳥居までは徒歩約10分。
※本来, 貴船神社の鳥居まで徒歩約5分のところに, 貴船バス停があるんだけど, さらに300m貴船神社から離れたところにある臨時バス停から歩く必要アリ ( 2023年11月20日現在 ) 。
貴船の川床 ( かわどこ )
貴船神社の前を流れる貴船川の真上に床を設置し、5月~9月の期間中に貴船の川床として営業しています。
鴨川納涼床 ( かもがわのうりょうゆか ) とは違い、貴船の川床 ( かわどこ ) と呼ばれています。
京都市北部の山あいにある貴船辺りは、ただでさえ京都市内中心部より5℃位は気温が低いのに、貴船川のせせらぎの真上に床が設置されます。
体感温度は更に低く感じる。 めっちゃ涼しい ! !
貴船口から大原へ
実は貴船口から大原行きの京都バスが出ているんです。
叡山電車「貴船口」から徒歩約2分。 貴船口バス停があります。
京都バスで約25分, 380円で行けてしまいます。
鞍馬, 貴船を観光してから貴船口~大原行のバスで大原に泊ったり, 逆に大原を観光してから大原~貴船口行のバスで貴船, 鞍馬に泊るというパターンも可能。
注意が必要なのは, 1日3便しかなく, 秋の観光シーズンしか運行していないかも。
近くの観光スポット
鞍馬寺
本殿金堂前の階段辺りや境内からの紅葉が綺麗。
そして, 紅葉だけではなく, 本殿金堂前にある「 金剛床 」。 この場所が鞍馬山一帯で, 一番 「 氣 」 が集まるスポット。
貴船神社から鞍馬寺へのアクセス
山道を徒歩 ( 約1時間 )
貴船神社から100m下ったところに, 鞍馬寺の本殿金堂 ( 金剛床 ) へ続く道があります。
ここは, 遮那王こと源義経が, 武道の達人 鬼一法眼 ( きいちほうげん ) と共に修行した場としても有名。
魔王殿, 義経堂, 木の根道などのスポットがあります。
逆からの行程になるけど, 鞍馬寺 奥の院参道入口から上の写真の奥の院橋までは約47分。
貴船から鞍馬寺へはさらに時間がかかります。
実際に奥の院参道を歩いた感想では, 鞍馬寺 奥の院参道入口から貴船神社へ行く方が遥かに楽やと思います。
登りは, 「 背比べ石 」 辺りまでの10分位で, そこから鞍馬寺西門までは, だいたいが下り。
貴船 ( 鞍馬寺西門 ) からだと, 魔王殿までは, ただひたすら, 上の写真のような木で設えられた階段を, ずーっと登り。
そして, 背比べ石辺りまでは引き続きの登り坂。
私が魔王殿を過ぎてからすれ違った貴船から登って来る人は, みんな「 はー, はー, はー。 」と, めっちゃしんどそうだった。
もし奥の院参道を歩いて, 貴船神社から鞍馬寺へ行こうと考えている人がいるのなら, 山歩きに慣れていない人は, しんどいのを覚悟のうえで行きましょう (^^)
【バス & 電車】
貴船口までバスで戻って, 貴船口で叡山電車かバスに乗り換えて鞍馬まで行くことも可能。
叡山電車「 鞍馬駅 」から鞍馬寺の本殿金堂までは, 徒歩約30分。
紅葉のトンネル
叡山電鉄の二ノ瀬駅と市原駅の間に横たわるのが「紅葉のトンネル ( You tube ) 」。
この間では電車も速度を落としてゆっくり進んでくれます。
貴船神社 紅葉 2023 まとめ
2023年の貴船神社の紅葉はちょうど見頃に訪問。
天気が雨模様だったから、しっとり濡れた紅葉を楽しむことができた。
晴とはまた違った風情がある。
ちなみに、貴船神社からバス⇒叡山電車「貴船口駅」に着く頃にはめっちゃいい天気になっていた。
京都 神社仏閣 関連リンク
所在地 | 京都市 左京区 鞍馬貴船町 180 |
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電話 | 0 7 5 - 7 4 1 - 2 0 1 6 |
開門時間 | 6:00~18:00 ( 12/1~4/30 ) / 6:00~20:00 ( 5/1~11/30 ) ※年末年始は特別時間で開門 |
受付時間 | 9:00~17:00 |
※ 参拝時間 ・ 受付時間等は変更されることがありますので, 神社にご確認ください。 万が一, 間違っていたとしても, 責任は負いかねます。 予めご了承ください。
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