「 京都 十二支 神社仏閣 」
お正月のイベントといえば「初詣」。
誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
いつも決まった神社仏閣へお詣りしている人も、その年の干支に関係するところへ行くのもいいんじゃないでしょうか。
そして、自分の干支にゆかりのある神社仏閣に一度は行っておくのもオススメ(^^)
今回は京都にある十二支とゆかりのある神社仏閣を紹介します。
神社、それとも、お寺 ?
関西では、伏見稲荷大社 (京都) や住吉大社 (大阪) 、春日大社 (奈良) 、多賀大社 (滋賀) 、清荒神清澄寺 (兵庫 きよしこうじんせいちょうじ) 、紀三井寺 (きみいでら 和歌山) が有名。
おそらく神社へ行っている人が圧倒的に多いのではないでしょうか ?
でも清荒神清澄寺や紀三井寺のように、お寺へ初詣に行っている人もいるのでは。
皆さんは初詣にはどっちに行っていますか ?
神社、それともお寺 ?
何か決まりでもあるの ?
結論から言えば、神社でもお寺でもどちらでもOK!特に決まりはありません(^^)
子 ねずみ
大国社 (大豊神社 おおとよじんじゃ)
哲学の道の南端から、程近いところにあるのが「大豊神社」。
その大豊神社の本殿から、2つ左側にある末社が『大国社』。
ねずみの社として有名で、ねずみ年生まれの守護神社。
古事記では、祭神の大国主命 (おおくにぬしのみこと) が素戔嗚尊 (すさのおのみこと) の娘で須勢理毘売命 (すせりびめのみこと) と結婚するために、素戔嗚尊から与えられた試練を乗り越える必要がありました。
その試練の中、絶体絶命の危機の時に, 大国主命を助けたのが「ねずみ」なんです!!
だから、社殿前には「狛ねずみ」があるんですね(^^)
大豊神社
本殿の前には狛巳。
大豊神社は、少彦名命 (すくなひこなのみこと)・応神天皇 (おうじんてんのう)・菅原道真を祀っています。
社伝によると、仁和三年 (887) 、宇多天皇の病気平癒のために建立されました。
大豊神社には、狛ねずみ (子) だけじゃなくて、狛へび (巳) 、狛鳶 (酉) 、狛猿 (申) まで揃っています(^^)
十二支の内の4つもある!!
だから12年の内、4年は大豊神社の初詣でOK!!
丑 うし
北野天満宮
菅原道真 (すがわらのみちざね) を祀る神社。
学業成就・合格祈願のご利益といえば「北野天満宮」。日本中に約12000社ある菅原道真を祀る天満宮の総本社です。
牛は北野天満宮では神の使い。
それは菅原道真が丑年生まれであったから。
そして、道真が太宰府で亡くなった後、遺体を運ぶ牛が途中で座り込んで動かなくなったことから、境内にあるのは全て座った牛。
ちなみに、今は学問の神様の菅原道真。平安時代に祀られたときは違います。
寅 とら
鞍馬寺
遮那王こと源義経が天狗とされる鬼一法眼(きいちほうげん)という武芸の達人に稽古をつけてもらったことで有名な鞍馬山にあるのが、平安京遷都以前からある鞍馬寺。
奈良の唐招提寺 (とうしょううだいじ) を開いた鑑真和上 (がんじんわじょう) の高弟 鑑禎 (がんちょう) 上人が宝亀元年 (770) に、鞍を背負った白馬の導きでこの場所に来て、毘沙門天を祀ったのが始まりとされています。
本殿金堂まえにある阿吽の虎。
毘沙門天の使いだけあってめっちゃ強そう!!
※仁王門から途中色々見ながら登って、大体25~30分で本殿金堂。
卯 うさぎ
岡崎神社
平安神宮の北西 丸太町通岡崎の交差点から徒歩約3分のところにあるのが「岡崎神社」。
岡崎神社は古くから、多産のうさぎが氏神の使いとされていました。
そして、祭神の速素盞鳴尊 (すさのをのみこと) と奇稲田姫命 (くしいなだひめのみこと) が同じく祭神の八柱御子神 (やはしらのみこがみ) の三女五男を授かったこともあり、子授けの神様として祈願信仰されています。
境内には本殿や本殿前の狛うさぎ、手水舎にうさぎの像があります。
延暦十三年(794) 、桓武天皇の平安遷都の際に王城守護のために、平安京の四方に建立された社のひとつとされています。
都の東方に鎮座することから「東天王」といわれました。
今でも岡崎神社のあるところは「東天王町」 と呼ばれています。
辰 たつ
貴船神社
貴船神社の創建は不明、ただ、1300年前にはすでに社殿の造り替えの記録があり、平安京の遷都前から歴史があります。
貴船神社の祭神は水神である高龗神 (たかおかみのかみ) 。
雨乞い、雨止みの龍神様としても人々に崇められてきました。
また、貴船 (きふね) は古来「氣生根」と書かれ、氣が生じる根源の地と考えられていていました。
氣が生じるところのため、運氣が上がる『運氣龍昇』のご利益が期待できます。
氣が生じるところにある貴船神社で、龍神でもある高龗神 (たかおかみのかみ) にお詣りをして、+ご神木の桂のパワーももらったら辰年の人はめっちゃ心強い(笑)
巳 へび
辰巳神社
現在の辰巳大明神のある祇園 新橋に建っていた旧家には屋敷神として祠に白蛇が祀られていました。
旧家の移転に伴いその祠が巽橋の北詰に祀られた後も、祇園の料理人が白蛇のために卵をお供えし、変わらず信仰していました。
戦後になってから、祠は巽橋の改修に伴い、現在の辰巳大明神のある場所に鎮座されることに。
白蛇は芸能の神である弁天様の使いとされており、地元の飲食店だけではなく、祇園の芸妓・舞妓が信仰するようになっていきました。
その後は、技芸上達に加えて、無病息災・商売繁盛の氏神様として地元で信仰されています。
辰巳神社
・京阪 「祇園四条駅」 7番出口から徒歩約3分。
・阪急 「京都河原町駅」 1A出口から徒歩約5分。
午 うま
藤森神社
平安京遷都以前の約1800年前に建立された歴史のある社。
毎年5月5日に行われる 「駈馬神事」 から、馬の神社としても信仰されています。
また、藤森神社は「菖蒲の節句」発祥の神社として知られ、菖蒲 (しょうぶ) が”勝負”と発音が一緒の為「勝運」 の神社として信仰されています。
未 ひつじ
虚空蔵法輪寺
渡月橋の東詰から南へ徒歩約6分行くと「虚空蔵 法輪寺」があります。
知恵を授ける虚空蔵菩薩が本尊で、十三まいりと嵯峨野の清々しい景色が見られることで知られています。
なかなか羊とゆかりのある神社仏閣はないんだけど、虚空蔵菩薩のお使いが「ひつじ」ということで、参道の階段を登り終わった右側に羊が鎮座しています。
申 さる
新日吉神宮
東山の麓 フォーシーズンズホテル京都や京都女子大学のすぐそばにあるのが「新日吉神宮」。
これで「いまひえじんぐう」と読みます。
絶対に読めへん(笑)
永暦 (えいりゃく)元年 (1160) に、後白河上皇が院政を行うため新たに造った法住寺殿内に、比叡山の東にある滋賀県大津市 坂本の日吉山王七社 (日吉大社) の分霊を祀ったのが新日吉神宮の始まり。
日吉大社のお使いがお猿さんだから、新日吉神宮もお猿さんが神様のお使い。
いろんなところにお猿さんが鎮座しています。
酉 とり
石清水八幡宮
ちょうど桂川・宇治川・木津川が合流して淀川になる辺りにあるのが「男山」。京都府八幡市にあります。
この標高143mの男山の山上にあるのが石清水八幡宮。
京都の南西 裏鬼門に位置し、平安京の守護を司っていた歴史ある神社です。
ご利益は必勝・厄除開運・国家鎮護・交通安全・安産・病気平癒、男山の中腹から湧き出てい “石清水”が名前の由来。 ※諸説あり
そして「鳩」は石清水八幡宮のお使いとされています。
一の鳥居など、いたるところに神鳩が。
麓を走る京阪電車の先頭エンブレムの鳩マークも石清水八幡宮の神鳩が由来です。
戌 いぬ
阿弥陀寺
京都御所の北、京都市上京区にあるのが『阿弥陀寺』。
お寺の名前の通り、本尊は戌年と亥年生まれの守護神 阿弥陀如来。
阿弥陀寺は天文年間 (1532~1554) に清玉上人によって創建されました。
また、清玉上人は織田家とも深い親交があり、天正十年 (1582) 六月二日の本能寺の変の時、本能寺へ駆けつけ、織田信長・信忠父子及び家臣百有余名の遺骸を阿弥陀寺に埋葬したといわれています。
本堂には織田信長・信忠父子の木像等が安置されています。
そして、阿弥陀寺の墓地には織田信長・信忠のお墓があります。
亥 いのしし
護王神社
御所の蛤御門の南西, 烏丸下長者町にあります。
いのししの神社として有名。
護王神社の境内には、いたるところにイノシシがいっぱい(^^)
また、祭神の和気清麻呂 (わけのきよまろ) は平安京の遷都に深くかかわっています。
京都 十二支 まとめ
どうでしたか。京都にも十二支に関係する神社仏閣がたくさんありますね。
中でも、大豊神社には境内の中に、子・巳・申・酉の十二支の内4つもあります。
12年の内, 4年は大豊神社の初詣でOK(^^)
※ 参拝・拝観時間・受付時間等は変更されることがありますので、神社にご確認ください。万が一、間違っていたとしても責任は負いかねます。予めご了承ください。
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